『中学生の貯金の平均は？おこづかいの平均は？みるみる貯まるコツ』

カテゴリー :: お悩み解決

タグ :: #友だち #将来

: 2022.11.02

: 2024.08.19

キミはおこづかいを毎月貯金しているかな？
小学生のころから毎月コツコツ貯金して、すでにけっこう貯（た）まっている人もいれば、まったく貯金をしたことがない人もいるはず。
この記事では、「中学生がおこづかいをいくらぐらいもらっているか」と、中学生のキミにおすすめの、みるみる貯まる貯金術を紹介するよ。
これまで貯金したいけどできなかったキミにぜひ読んでほしいな！

中学生のおこづかいの平均は

さてキミはおこづかいを毎月いくらもらっている？
友達とあまりそういう話をしないかもしれないけど、ほかの人がどのくらいもらっているか、ちょっと気になるよね。
そこでまずはアンケートの調査結果をもとに、中学生のおこづかい事情を紹介。
中学生の１カ月のおこづかいの平均額や、おもな使い道TOP３を見てみよう！

中学生のおこづかいの平均は

下のアンケート調査では、おこづかいをもらっている中学生のひと月分は1000円以上～3000円未満の人が最も多いことがわかった。
ひと月のおこづかいの金額
＜中学生＞
1000円未満　15.6％
1000～3000円未満　58.4％
3000円～5000円未満　17.1％
5000円～7000円未満　4.3％
7000円～10000円未満　0.9％
10000円～15000円未満　1.8％
出典：TesTee（テスティー）実施「2021年　中学生・高校生のおこづかい事情に関する調査より」
キミのおこづかいも同じぐらい？　
もし平均より少なくても、貯金するのには問題がない。
意外かもしれないけど、貯金はおこづかいの多い人ほど多く貯まるわけではないからだ。
せっかくたくさんもらっていても全部使ってしまう人は、貯金がゼロ円のままだし、おこづかいが少なくても毎月コツコツ貯める人は、半年、1年後、2年後と月日がたつにつれて貯金額が大きくなっていくんだ。
それが貯金のおもしろいところだし、希望がわいてこない？
ちなみに同じ調査の結果では、おこづかいをもらっていない人の割合は中学生全体の24.1％という結果になっている。
中学生におこづかいを毎月与えるか与えないかは、家庭によってさまざまなんだ。

家庭別「必要な時にあげる」制度

さてひと月の中学生のおこづかいの額は家庭によって違うけど、だいたい1000円から3000円未満の人が最も多いことがわかったね。
でもおこづかいの範囲内ですべてやりくりするルールなのか、これ以外に必要なときにいつももらえるルールなのかなど、家庭によって違いがありそうだ。
たとえば2000円毎月のおこづかいとしてもらったお金は、自分の好きなことに使っていいお金で、そのほかに学校で使う必要なものにはお金を出してくれる家庭もあるだろう。
そうした必要なときに追加でもらう金額は、アンケートのデータには含まれていない。

中学生のおこづかい　なににつかっている？

次は中学生のおこづかいの使い道ランキングを紹介。
キミはおこづかいをなにに使っているかな？
【おこづかいの使いみち】（複数回答）＜中学生＞　第1位　友達と遊ぶための交際代　　　　　　　　　　　　65.7% 　第2位　ゲームやマンガなどの娯楽品（ごらくひん）購入代　54.7% 　第3位　貯金　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　52.9% 　出典：TesTee（テスティー）調べ
「2021年　中学生・高校生のおこづかい事情に関する調査」より
アンケートの調査結果で1位だったのが、友達と遊ぶための交際費。
これはキミも納得しただよね。
友達といっしょに遊ぶと交通費や食事代やお茶代などいろいろお金がかかるよね。
2位はゲームやマンガなどのお楽しみ関連の出費。
キミはゲームや漫画、音楽、推し活など自分の楽しみのためにいくらぐらいお金を使っているかな？
そして3位が貯金。
おこづかいをもらっている中学生の52.9％がおこづかいを貯金していることがわかった。
半数以上の中学生が貯金をしているとは、お金への意識が高い中学生がけっこう多いと言える。

キミが貯金できない理由

さて次は貯金ができない理由を紹介していくよ。
貯金ができない理由は、「意志が弱いから」とかそういうことでもないんだ。
意志が弱い人でも、お金を貯められる方法はあるからね。
じゃあなぜ貯金できないかというと、現在お金を貯める目的がなかったり、お金を貯めておく場所を決めてなかったりなど、わりと単純な理由の人が多いんだよ。
ここから貯められない理由をひとつずつ解説していくよ。

貯める目的がない

一般的に貯める目的がはっきりしていない人は、お金が貯まりづらい。
「なんとなく貯金しようかな」
「親に言われたから貯金しなくちゃなあ」
といった、強い目的のない貯金は途中で失敗しやすい。
とくに目標もなくテスト勉強する人は、はっきりとした目標のある人に比べて成績があがりづらいのと同じなんだ。
人が貯金をする目的は、大きく２つある。
1つ目は月々のおこづかい（収入）では買えないような、大きな額の本当に欲しいものを買うため。
２つ目は将来の急な出費に備えるため。急な出費というのは、たとえば突然の入院とか、友達の結婚式のお祝いをあげるなどのイベントのこと。
キミはまだ中学生だから、急な出費に備えるのは保護者がしてくれている可能性が高いし、友達もまだ急に結婚しない年ごろだよね(笑。
だから１つめの「大きな額の本当に欲しいものを買うため」という貯金の目的を意識してみよう。
「大きな額の本当に欲しいもの」というのは物に限らず、旅行やコンサートに行くなどお金を払うとできる体験も含まれるよ。

貯金箱を持っていない

せっかく「ほしいものがあるから貯金しよう！」と思い立っても、貯金箱がないために挫折（ざせつ）してしまう人も意外と多い。
お金はおさいふに入れっぱなしにしておくと、全部使ってしまうことが多い。
だから貯金箱など、貯金するお金をきちんと分けておく所を決めていない人は、貯金に失敗しやすいんだ。

その結果ムダ遣いが多い

貯金を貯める目的がない。そして貯金箱もない。
こんなキミは、ついついムダづかいをしがち。
だって貯める目的がとくにないと貯金のやる気がおきないし、友達とのつきあいや、楽しみのためのお金や、お菓子や飲み物代など、お金を使いたいシーンはたくさんあるしね。
だから貯金できるようになりたければ、次のことをやってみよう！

貯金するコツは目的と貯金箱

貯金する目的がなく、貯金箱もないキミが貯金できるようになるコツは簡単！
１つめは目的をもつことと。
２つめは貯金箱を用意すること。
ほかにもコツがある。
さっそく一つひとつコツを紹介していくからぜひやってみよう！

貯金する目的を持とう

まずは貯金のはっきりした目的を持とう。
キミはひと月のおこづかいのなかで買える値段のモノ・コトじゃなく、もっと高くて本当に欲しいもの、やってみたいコトがあるかな？
具体的に○○を買うぞ！
という個人的に強い目的がある人ほど、貯金は成功しやすいよ。
たとえば「カッコいいワイヤレスイヤフォンを買おう」「あこがれのあの選手と同じラケットを買おう」、曲作りが趣味なら「あのボーカロイドの音源を買おう」とか。
それをコツコツ貯めたお金で手にいれる、将来の自分を想像してみよう！
どうかな。貯金が楽しくなって続けられそうじゃない？

いつまでにいくら貯める？

○○を買うぞ、と目的を決めたら貯金が成功しやすくなる。
それは間違いない。
でももっと早く確実に貯めるには、その欲しいものの価格（だいたいでOK）をネットで調べて、「いつまでに」「何円」貯めるかまで、セットで決めるとさらに効果的。
そうすれば毎月、いくらぐらいずつ貯めたら実現できるのかも自然にわかって貯金がしやすくなる。

貯金箱を目立つところにおこう

貯金箱を用意しよう。
貯金箱は100円ショップなどでさまざまなものが売っているし、好きなキャラクターの貯金箱を買ってモチベーションアップをしてみるのもいいね。
見た目にとくにこだわらなければ、空き箱やじょうぶな紙の封筒で代用してもOK！
貯金箱を用意したら、いつのまにか存在を忘れてしまわないために、ドーンと目につく場所におこう。

おこづかいをもらったら一定額を貯金

おこづかいをもらったら毎月、一定の金額を貯金していこう。
無理のないおすすめ金額の目安は、おこづかいの２割か３割。
おこづかいが2000円なら、その2割で400円、3割で600円を毎月貯金していくことになる。
2割、3割の割合は目安で、本当は自由に決めてよいけれど、定期的に同じ額を確実に貯金するくせをつけることが大事だよ。

おこづかいは先に貯金する

おこづかいは、もらったらお財布にいれる前に、とっとと貯金するお金を貯金箱に入れてしまおう。
そうして残ったお金でやりくりしたほうが確実に貯まるよ。
え～⁉　先に貯金しなくても、あとで毎月余った分を貯金すればいいんじゃない？
とキミは思ったかもしれない。
おこづかいを先に貯金してしまう理由は、後で貯金しようと思っても実際は使ってしまって「今月は貯金できなかった」となりやすいからだよ。
だからおこづかいをもらったら、まっ先に貯金してしまうのがコツ。
そのうえでさらにおこづかいが余ったときは、余った分を10円でも100円でも追加で貯金していこう。

500円玉は貯金箱へなどマイルールを作ろう

「500円玉が手元に入ったら貯金する」という特別ルールを決めるのも貯金が増えるコツ。
ただし先におこづかいを貯金してしまったのに、追加で500円玉貯金なんかしたら赤字になっちゃうよ～！いうキミは無理しないで。
臨時（りんじ）収入が入ったときに実行してみよう！

臨時収入は必ず貯金する

毎月のおこづかいのほかに、なにかお手伝いをしてお金をもらったときや、親せきや保護者からお年玉などをもらったときなど、臨時収入は貯金のチャンス。
臨時収入はなかったことにしてまるごと貯金したり、必ず何割か貯金したりするマイルールを作っておこう。
こうして臨時収入もふくめて貯金する頻度（ひんど）を高くしていくことも、お金が貯まるコツだよ。

貯金のために節約してみよう

貯金のコツややりかたがわかったところで、節約のコツも紹介。
節約をすることで支出（出費）が減って、貯金額を増やすことができる。
ただし「節約、節約」って本当に必要なものまでガマンするのはナンセンス。
ここでは浪費（ろうひ）と呼ばれる「ムダ使い」のカットや、無理しない範囲でできる節約の工夫を紹介するよ。

飲み物やお菓子は家から持っていく

ペットボトルのお茶やジュース、お菓子などをたびたび買っていると1カ月では大きな額になるよね。
だから水筒に家でお茶をいれて学校に持って行ったり、お菓子は家にあるものを持って行ったりするだけでもかなりの節約になるんだ。
貯金じょうずな友達を観察すると、水筒を持ってきているんじゃない？

コンビニで買うのは控える

同じものでもコンビニのほうがスーパーより値段は高くなるよ。
だから買い物をするときは、コンビニではなく近くのスーパーを利用するようにしたほうが節約できる。
もちろん、近くにコンビニしかないから、何キロも離れたスーパーまでわざわざ買いに行くとか、そこまではしなくてもいい。
だってお金は節約できてもキミの大切な時間がもったいないからね。

余計な遊びには行かない

外に遊びに行くとけっこうお金がかかるよね。
お金を使わない遊びなら問題ないけど、毎回お金がかかる遊びの場合は、あまりつきあいをよくしていると出費が多くなってしまう。
とはいえ大好きな友達との遊びは楽しい尊い時間！
だから、それをガマンしてまで節約しようというわけでない。
そのかわり「あんまり行きたくないけどなんとなく行っている」というつきあいから減らしていけば、人生の満足度は減らさずに、節約できるよ。

友達とはおたがいの家で遊ぶ

外で遊ぶと交通費や外食代、施設の使用料などなにかとお金がかかることが多いよね。
仲良しの友達としゃべっていたいだけなのに、カフェやファーストフード店を利用すればそれだけお金がかかる。
そんなときは、友達とおたがいの家で遊ぶようにするだけでも節約できるよ。
スーパーで買ったお菓子を持ち寄って、家で遊ぶなど、外に行かずに家で遊べるものならそうしよう。

いただいた図書券を活用する

図書カードなどのいただいたプリペイカードを活用するのも、おこづかいの節約になるよ。
親せきや家族からいただいたもの、努力賞やアンケートでもらったものなど、使わないで机のなかに放置されていないかな？
そういうものをただ寝かせておかずに活用していこう。

おこづかい帳をつけてムダづかいをやめる

なにに使ったのかわからないけど、いつもおこづかいを使い果たしてしまうキミは、１か月間でいいから、一度自分の使ったお金を全部記録してみよう。意外なムダ使いに気づいて節約できるよ。
お金の記録は、現金で買い物するならレシートをとっておくのも一つの方法。
最近はおこづかい管理アプリなど、中学生も使いやすい家計簿（かけいぼ）アプリがいろいろあるからアプリを使うのもおすすめだよ。

まとめ

貯金がみるみる確実に増えていくコツ、わかったかな？
貯金は、はっきりした貯める目的を持っている人のほうが貯まるし、貯金箱など貯める場所を決めてある人のほうがみるみる貯まる。
おこづかいをもらったら2割か3割程度を先に貯金してしまうのも貯金を成功させる大切なコツだよ。
貯金は、1回1回は小さな額でも、1年、2年、5年、10年と定期的に続けていけばいつのまにか1万円、5万円、10万円...と大きな額になるもの。
将来、キミの本当に欲しいものやりたいことを手にいれるために、楽しく貯金習慣を始めよう！
そして将来、高校生や大学生になってアルバイトをしたときや、オトナになって給料や報酬を得るようになっても、この貯金の習慣をずっと続けていこう。