『ジーンズの裾 どこで切ったらいいの問題』

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2022.10.14

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キミはジーンズ(デニムともいうよ)はく派? はかない派? ジーンズはふだん着にかっこよくはきこなしたいアイテムだよね。
でもいざ試着室に入ったら、なんだか裾(すそ)が余る...。そんなシーンに出くわしたことはない?
そう。お気に入りのジーンズを見つけたとき、最初に悩むのが「裾の長さ」問題なのだ。
今回は、ジーンズのベストな裾上げのしかたや、着こなしのコツを解説するよ。
基本的な種類を知っておけば、もう試着室で困ることはなくなるはず!
では、さっそく紹介していくね。

目次

ジーンズの裾の長さ 基本パターン

ジーンズの裾の「ちょうどよい長さ」ってどのくらいか、わかるかな?
答えは「そのジーンズをどんなふうに着こなしたいかで変わる」んだ。
ジーンズの裾の長さには基本の3種類があって、どんな靴に合わたいのか、どんなコーディネートをしたいのかによって、ベストな丈感が変わってくる。
迷ったときは、プロである店員さんにおまかせしてしまうのがオススメだけど、基本的なポイントを知っておくだけで、丈を選ぶ際に参考になるはずだよ。

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ワンクッション

ボトムスの裾が足の甲にしっかり当たって、たわみができる程度の長さのこと。
「クッション」とはジーンズの裾が足の甲に乗って、たるむ部分のことを指すよ。
たるみがある分、折り返したりアレンジはしやすいけれど、たるみすぎて、引きずるような長さになると、バランスが悪く、だらしない印象になってしまう。長すぎないように注意しよう。

ハーフクッション

ボトムスの裾が、足の甲に軽く当たるか当たらないかの長さのことだよ。
ジーンズの裾の長さは、この「ハーフクッション」が一般的で、さまざまなスタイリングと相性が良い。
迷ったら店員さんに「ハーフクッションで」とお願いすると失敗しにくいよ。

ノークッション

ボトムスの裾が、足の甲に当たらない長さを指すよ。
最近流行している細めのジーンズには、折り返さずにスッキリはける「ノークッション」がオススメ。
ただし、丈を短めにしすぎると、幼い印象になってしまうので要注意。
自分が着こなしたい丈感を知り、仕上がりをイメージできると失敗がないよ。
お気に入りのモデルさんの着こなしを参考にするのもいいね。

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ロールアップするか、しないか? それが問題だ

ジーンズの裾の長さに種類があることはわかったけれど、結局どれを選べば良いのか迷ってしまうよね。
そこで重要なのが、「ロールアップ」をするか、しないかということ。
ロールアップとは、ジーンズなどのボトムスの裾を折り返すことだよ。
長めの丈のパンツでも、自分の足の長さに合わせてフィットさせることができる。
さらに、ロールアップで裾を折り返すことで、足元がスッキリして、一気におしゃれ感がプラスされるんだ。
また、パンツの丈を調整できることで、洋服のデザインに合わせて足元に抜け感を演出でき、着こなしの幅がグッと広がる。
ただ、ロールアップのやり方はさまざま。
ここではロールアップの基本的なやり方や、おさえておきたいポイントをお伝えするね。

ロールアップはかっこいいの? わるいの?

ロールアップはおしゃれのテクニックの1つ。
ファッションの要素として、幅広く取り入れられているよ。
だからこそ、かっこわるいのでは?と気にせず、うまく取り入れよう。
ロールアップしやすいボトムスは、チノパンなどさまざまあるけれど、なかでもロールアップの魅力を最大限に生かせるのが、ジーンズだ。
ジーンズの内側には、生地を縫い合わせた"耳"とよばれる部分があるよ。
この"耳"は、縫い目のカラーが可愛かったり、デザインが凝(こ)っているものがあるなど、
裾を折り返すことで、着こなしの良いアクセントになってくれるよ。

どのくらいの長さで何回折り返す?

ロールアップする幅の長さや、回数は、ジーンズをどれくらいの丈で着こなしたいかによって決めていくよ。
一番オーソドックスなロールアップの幅は約3〜4cm。
カジュアルすぎず、どんなスタイルにも対応しやすい。
もっとカジュアルに着こなしたいときは、5cmほどの太さにしたり、逆に上品におとなっぽくしたいときは、2〜3cmほどほ細めにするとハマりやすいよ。
折り返す回数は、大体1〜2回。折り返し過ぎると厚みが出てやぼったくなってしまったり、丈が短すぎてバランスが悪くなるので注意しよう。

ロールアップするときの位置は?

「ロールアップ」をするときは、くるぶしが見える位置が基本のポジション。
くるぶしを少し見せることで、足元が軽やかになり、こなれたラフ感を演出できるよ。
すこしヒールがある靴と合わせる場合は、足首あたりまでロールアップしてもバランスが良いし、スニーカーと合わせるときは、靴の甲の部分に少し被るくらいの丈にしてもGOOD。
アイテムに合わせて調節してみよう。

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ロールアップのしかた

ロールアップはただ折り返しているだけでは?と思うかもしれないけれど、かっこよく折り返すのって意外と難しいし、折り返す方法にもいくつか種類があるよ。
ここでは、それぞれのその特徴と作りかたをご紹介。
どれもコツさえつかめば簡単にできるようになるので、ぜひ参考にしてみてね。

レギュラーロール

「レギュラーロール」は、裾を均等に数回折り返すだけ。定番ロールアップの形だ。
折り返す回数は、一般的には2~3回くらい。
それ以上は厚みが出すぎてしまうので、注意しよう。
作りかたは、幅を決めたら折り目をつけて、裾を折り返すだけ。
「ワンクッション」だとよりバランスが良く見えて、アタリもつけやすいよ。

ワンロール

「ワンロール」は、裾を1回折り返しただけの、シンプルなロールアップのこと。
幅の調整がしやすいので、初心者でも挑戦してしやすいよ。
大きめの幅で折り返すよりも、細めに折って上品に見せるのがおすすめ。
「ノークッション」のジーンズを折り返して、スッキリ着こなそう。

ダブルターンアップ

ほかのロールアップに比べると、少し複雑なのが「ダブルターンアップ」。
作りかたは、1回大きく折り返したあと、裾部分を残しつつもう一度折り返すんだ。
イメージがつかみにくかったら、詳細のやりかたは画像や動画を検索してみてね。
足元にこなれ感と抜け感が演出できて、一気におしゃれ上級者の仲間入りができちゃうよ。
ただし、元のジーンズの丈やサイズがぴったり過ぎると、バランスが取りにくいので注意が必要だよ。

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ジーンズの裾の幅にも関係するジーンズのシルエット

ここまでで、裾の長さやそのアレンジの仕方を説明してきたけれど、そもそもどんなシルエットのジーンズを選ぶのかが、裾の長さに大きく影響する。
こだわりの1着をより一層すてきに着こなすためにも、裾の幅やシルエットごとに、ピッタリな丈感をおさえておこう!

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ストレート

股下から裾まで、真っ直ぐな形が「ストレート」。
商品によっては「レギュラーフィット」と記載されることもあるよ。
裾幅は20cmくらいのことが多く、最も一般的な幅で、ロールアップもしやすい。
オーソドックスで選びやすい一方で、太ももからずっと同じ幅なので、膝下でもたつきやすいので注意。ふくらはぎのあたりで、生地があまりすぎていないか試着のときに状態をチェックしておくのが重要だよ。
メンズっぽくカジュアルに着こなそう。

ワイド

おしりから裾まで、ゆったりと広がったスタイルが「ワイド」。
カジュアルながらオトナっぽく着こなせるうえに、体型もカバーできて人気があるよ。
裾はかなり広がるので、ロールアップは不向き。
一方で、短かすぎるとつんつるてんになってしまうので、丈は少し長めがオススメ。
少しヒールのある靴と合わせてオトナっぽく着こなしたり、足元でイメージを変化させよう。
トップスはポケットが見えるくらいのコンパクトなサイズで、ボリュームを抑えるのがポイント。

ストレート

ストレート、ブランドによってはレギュラーフィットといわれる形は、太ももから裾までの太さが均一になっているよ。 注意しなければいけないのは、太ももとふくらはぎが同じ太さなので、太ももで合わせると、ふくらはぎでもたつき、シワがでがちになること。 ストレートジーンズは流行に左右されず、いつまでもはくことができる、ジーンズの基本の形だね。

スリム

股下から裾にかけて、細身になっていくシルエットが「スリム」。
足をきれいにみせてくれるだけでなく、腰回りに余裕があるので動きやすく快適なのもポイント。
「ストレート」よりもスッキリと着こなせて使いやすく、オールマイティーに使いやすいよ。
選ぶときは、太ももがピッタリ過ぎると動きにくくなるので、適度なゆとりがあるかをチェックしておくのが大切。
裾幅はストレートより細くなる分、ロールアップする際も細めの折りかたがピッタリ。

スキニー

「スキニー」は、股下から裾までピッタリとフィットした細身のシルエット。
裾はかなり細いので、ロールアップには不向き。ワンロールか、そのままの長さでスッキリはくのがオススメだよ。
ジーンズの裾を切るときは、ノークッションではくことを前提にするとうまくいく。
選ぶときのポイントは、なんと言ってもフィット感。ゆとりが出るとせっかくのスキニーのタイトなシルエットが崩れてしまうので、少しキツいかな?と思う程度のものを選んで、スッキリとした着こなしをとことん楽しもう。
足元がスッキリする分、トップスはボリュームのあるものを選ぶとバランスが良いよ。

ソックス、靴をどう合わせるかが大切

ファッションのポイントはバッグなどのアイテムに目が行きやすいけれど、実はロールアップでくるぶしを出す場合、合わせるソックスや靴で印象が大きく変わるよ。
おしゃれの基本は足元から。
どんな丈のものを選ぶと良いのか、そのヒントをお伝えしていくね!

ソックス

ソックスは価格が比較的安く取り入れやすいうえに、足元の印象を大きくチェンジできるアイテム。
丈やカラー、柄を効果的に使って、見せたい雰囲気に近づけよう。

素足に見せるには


「ロールアップ」や「ノークッション」で、スニーカーをはく場合は、くるぶしの見えるショート丈のものを選ぶと靴下が見えず、素足ではいているように見せられるよ。ユニクロなどでもゲットできるから、気軽に試してみよう!

チラ見せには


「ロールアップ」の際に、素足でくるぶしを見せるのも抜け感があってオススメだけれど、ソックスをチラ見せするのもおしゃれ。
靴とジーンズのあいだで面積が少ない分、カラフルな色や、柄物にも挑戦しやすい。
シンプルな服装のときは、ソックスでスパイスを足してあげるとおしゃれ上級者だ。

スニーカーの場合はワンクッションが基本


スニーカーに合わせるときは、靴の甲の部分に少し裾がのる「ワンクッション」がバランスが良い。厚底のスニーカーの場合は、もう少し長めの丈でもうまくハマることもあるから、前後のバランスをみてみよう。

ローファー、サンダルは短めの裾


きれいめなローファーには、スッキリとノークッションか、ロールアップがオススメ。くるぶしを出してもいいし、ソックスを合わせてもステキだよ。
サンダルは素足なので、引きずったりだらしない丈になったりしないことが重要。
短めの丈で軽快な雰囲気を楽しもう。
ほかにもブーツならワイド丈をロールアップしてブーツにかぶせてもおしゃれだし、細身のパンツをブーツインするものオススメ。
靴に合わせていろいろなスタイルを楽しもう。

まとめ

どうだったかな?
自分にぴったりなジーンズの裾の長さを知っておくと、裾上げのときに役立つだけでなく、ジーンズ選びのときに着こなしのイメージがグッとわきやすくなるよ。
今持っているボトムスのなかでちょうどいいものを選んで、股の中央の十字の縫い目から、縫い目に沿って裾までの「股下丈」を測っておくと、通販サイトなど試着ができないときも役立つよ。
ジーンズは着こなしの幅が広く、いろいろなスタイルに挑戦できる。
ぜひこの記事を参考に、自分にピッタリの1本を見つけてもらえたらうれしいな!

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