『学校見学の意味とは? 服装はどうすればいい?』

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2022.09.01
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中学に入り学年が上がると、進路のことを漠然と考えるようになるよね。
志望校や受験校を検討するとき、キミはどんなことで判断する?
気になっている高校についてどのくらい知っているかな?
自分が行きたい学校を決める判断材料の1つに学校見学や学校説明会があるんだ。
ここでは、学校見学や説明会に参加する意味や注意したいポイントを紹介するよ。

高校の学校見学に参加する意味とは?

学校見学といっても高校を知る機会はいくつかあるんだ。大きく分類すると次の4つ。
●学校説明会・入試説明会
その学校の教育方針や学習カリキュラム、進学実績、学校での生活について先生方が説明する会。1つの会場に複数の学校が集まって行う合同説明会もある。
●学校見学会
オープンスクールとも。校内の施設や普段の授業の様子が見学できる会。
●体験会
その学校の生徒に混ざって実際の授業や部活動に参加できる会。
●文化祭や体育祭
生徒が主体となって行われる学校行事。校風や生徒たちの雰囲気がよくわかる。普段の学校生活とは違う一面が見られることもある。

こうした学校見学や説明会に参加する意味は何だろう?
確かに、通学のしやすさや大学への合格実績、偏差値などからも志望校は決められるし、ホームページやまわりの評判からどんな学校かはだいたいわかる。
だから、勉強時間を削ってまで参加する必要はないという考えもわかる。
でも、授業の楽しさや授業中の教室のムード、生徒どうしや生徒と先生の人間関係など、自分で実際に確認しないとわからないこともたくさんあるんだ。
第一志望の学校を見学したら、自分には合わない気がしたので志望校を変えたという例もあるし、併願校の一つとしか考えていなかった学校の雰囲気がとても気に入ったので、第一志望に変えて推薦を狙ったというような例もある。
見学や説明会に参加することで、その学校で3年間過ごせるかどうかを具体的にイメージできるようになるんだ。

これから学校選びをする人は、第一志望校だけでなく、通う可能性のある高校の学校見学にはできるだけ参加してみるのはどうかな。
また、中学1、2年生のうちから気になっている学校がある人は、ぜひ早めに見学してみよう。
想像どおり自分に合った良い学校だったら、これからの勉強のモチベーションUPにもなるよ。

高校の学校見学に行く前に準備したいこと

学校見学や説明会に、何の準備もせずただ受け身で参加するのでは、実りある成果は得られないよ。忙しいなか時間を作って参加するのだから、事前にしっかりと準備をすることが大切。どのような準備をしておくとよいかを見ていこう。

1)日程や申し込み方法、実施内容を確認する。

学校見学や説明会は休日や夏休みを利用して行われることが多いんだ。開催時期は春から秋にかけてがメイン。6~7月ごろから始まって次第に増えていき、10~11月くらいがピークとなるよ。
まず、気になる学校のホームページやパンフレットで、日程や申し込み方法を確認しよう。
地域によって学校ごとに申し込むものと個人で申し込むものとがある。学校から申し込む場合は先生に参加希望を伝えよう。
個人で申し込むものなら、高校や教育委員会のホームページで日程や申込方法を調べる。自由に参加できるものもあるが、人数制限があり予約が必要なものもあるので注意が必要だよ。

続いて、参加しようとしている会ではどんなことができるのかを確認しよう。
説明会だけなのか個別相談会もあるのか、授業や部活動は見学・体験ができるのか、施設は歩いて見て回れるのかなどだ。それによって準備することや持ち物が変わってくる。
複数の学校を見学したいと考えているなら、各学校の日程をチェックし、参加日がバッティングしないようにスケジュールをしっかりと管理しよう。
また、これらの日程は変更になる可能性もあるから、申し込んだあともこまめにチェックすることが大事だよ。

2)自分が知りたいポイントを整理する。

申し込みが済んだら、学校見学や説明会で自分が知りたいのはどんなことかを整理しよう。
そのためには、学校のホームページやパンフレットで基本的な情報はあらかじめ調べておく。そこで湧いた疑問をもとに、見て確認したい点や質問してもっと深く知りたい点を書き出そう。
授業の進度や宿題の量はどうか、入りたい部活動はどのような活動をしているか、施設や設備はどのくらい充実しているか、など、高校生活を具体的に想像しながら知りたいことや疑問点を挙げてみよう。
家族や知り合いに高校生がいる人は、高校の様子について詳しく話を聞いてみるのもオススメ。高校生活がどんなものかイメージがもてて、自分の知りたいことが見えてくるよ。

3)持ち物リストを作る。

当日持っていくものについてもリストにしておこう。当日の持ち物は、学校によっても当日のプログラムによっても変わってくる。代表的な持ち物を紹介しよう。
◆上履きかスリッパ...校舎内では土足厳禁の学校も多い。授業や施設の見学時に必要となるので、忘れずに準備しよう。
◆かばん・クリアファイル...説明会でも授業の見学会や体験会でも、プリントや資料が配布されることが多い。A4サイズの書類が入る少し大きめのかばんを持っていくようにしよう。
また、配られた資料がかばんの中で折れ曲がったりしないように、クリアファイルがあると便利だよ。
◆筆記用具・ノートかメモ帳...授業を体験する場合はもちろん、説明会で聞いた大事な情報を書き留めるためにも準備しておこう。複数の学校を見学・体験するなら、学校の特色などを書き留めたメモがあとで学校どうしを比較するときに役立つよ。
◆交通費...高校や会場に行くのに公共交通機関を使う場合は多い。交通系ICカードを使うにしろ切符を買うにしろ、実際にかかる料金より少し多めに用意しておこう。
◆飲み物...夏場の暑さや冬の乾燥によって、また、緊張によってものどが渇く。いつでも水分補給ができるようにしておこう。お水かお茶をあまり大きくない水筒に入れて持っていくのがおススメ。
◆ハンカチ・テッシュ・マスク・・・衛生用品はエチケットとして必須アイテムだ。普段は持ち歩かないという人も当日は持っていくようにしよう。
◆学校から指定されたもの...事前に渡されるパンフレットやホームページに案内がある場合は、そこで持ち物が指定されている場合もある。必ず確認するようにしよう。

その他、午前から午後にかけて行われる会に参加するなら、昼食が必要となる場合がある。
確認して必要ならお弁当を持参するか、昼食を購入するためのお金を準備しておこう。
また、部活動に参加するなら活動できる服装を、事前予約制の会に参加するなら予約票を持っていく。自分が参加するプログラムには何があるかをきちんと確認し、忘れ物がないようにしよう。

4)学校や会場までの行き方を確認する。

説明会や学校見学の開催場所となる学校や会場までの行き方を調べておこう。
交通機関は何を利用するのか、家からどのくらい時間がかかるのか、交通費はいくらかかるか。
当日道に迷って開始時間に間に合わなかった、なんてことにならないようにしっかりとチェックしておこう。

高校の学校見学に行く際の服装はどうする?

学校訪問や説明会当日に何を着ていくかで迷う人も多いと思う。ここでは、どのような格好が望ましいかを見ていこう。
中学生は私服よりも学生服が望ましい。Tシャツとジーンズといった格好はNG。以下に挙げるポイントに注意して身だしなみを整えよう。
◆男子・・・ボタンは上まできちんと留め、学ランならカラーをつける。シャツはズボンの中に入れる。ズボンはベルトをウエストの位置で締めて、腰の位置に下がってこないようにする。
◆女子・・・スカートは規定の丈から短くしすぎない。ブラウスはスカートの中に入れる。スカートの折り目は正しくつけ、シワがない状態で着る。マニュキュアやメイクはせず、アクセサリーは身につけない。
その他、男子、女子ともに、髪に寝ぐせはついていないか、髪形が派手すぎないか、制服や靴、靴下に汚れがないか、爪は伸びすぎていないかなどにも注意を払い、清潔感のある印象を与えられるようにしよう。
また、寒い時期は会場内や教室内の温度に柔軟に対応できるように、セーターやカーディガンを持参する。寒くて集中できなかったということがないように気をつけよう。

保護者の方も身だしなみは大切。スーツが無難だが、男性ならジャケットにスラックスかチノパンツなど、ビジネスカジュアルな服装でもよい。女性ならスーツかワンピースで、派手な色やカジュアルすぎるものは避けるのがよい。

高校の学校見学で注意すべきポイント

学校見学や説明会参加時は、マナーを守ることも大切。以下の注意点を守って行動するようにしよう。
・欠席や遅刻をする場合は、必ず連絡を入れる。
・学校内や会場内では私語を慎む。
・廊下や教室の掲示物、展示物には触らない。
・説明会や見学会の間はスマートフォンの電源をOFFにしておく。
・質問する内容は事前に整理しておき、端的に質問できるようにしておく。
参加する中学生の振る舞いや態度は高校側につねに見られているという意識をもって行動しよう。

高校の学校見学で見ておきたいポイント

学校見学や説明会の当日は、事前に書き出しておいたチェックポイントをもとに、実際にその学校に通うことをイメージしながら次のような点を確認しよう。
受験で面接が課される場合、学校見学や説明会での印象を聞かれることもある。学校の魅力や気に入った点などは、詳細に書き留めておこう。

校長先生の話

説明会で最初に挨拶をすることが多い校長先生は、いわば学校の顔。校長先生の話しぶりや話す内容からも学校の特色や教育方針、その学校の雰囲気などがわかる。
安心して高校生活を送れる場所かどうか、校長先生の話から判断してみるのもおすすめ。

授業中の教室の様子

授業内容とあわせて、先生の熱意や生徒への接し方、授業に取り組む生徒の態度をチェックしよう。
入学後、自分がどのように授業を受けることになるのか具体的なイメージをもつことができる。

学校の施設や設備

3年間毎日のように過ごす場所だから、校内見学では施設や設備も確認しておきたい。
お手洗いや靴箱、廊下はきれいな状態が保たれているか、ロッカーは整理整頓されているか、図書館や体育館、部活動の活動場所の設備は充実しているかなどをチェックしよう。

学校生活の様子

休み時間など、授業外での先生や生徒の様子が観察できるのなら、生徒どうしの仲の良さや先生と生徒との信頼関係にも注目してみよう。
先生方や高校生に直接質問できる機会があれば、学校生活の様子について話を聞いてみるのもオススメ。
また、部活動の見学や体験が可能な場合は、活動のスタンスも要チェックだ。
仲良く楽しく活動するのがよいのか、厳しくても成績を重視する方がよいのかなど、自分が重視するスタイルと合うかどうかを確認しよう。

通学路の周辺環境

利用する交通機関や所要時間だけでなく、通学時間帯に交通機関がどのくらい混むのか、通学路の周りの環境は危なくないかなども確認しよう。

時間がなければオンライン説明会なども積極的に利用しよう!

オンライン説明会とは、インターネット環境を利用してパソコンやスマートフォンなどからオンラインで参加する学校説明会のこと。
自宅にいながら必要な情報が収集できて便利だ。新型コロナウイルス感染症の影響もあり、ここ最近増えてきている。
オンライン説明会なら、遠くて簡単には足を運べない学校でも参加できるし、体調が悪く、大勢が集まる場所に行きづらい場合でも参加できるというメリットがある。
また、まずオンライン説明会で学校の特徴を理解し、気に入ったら学校見学もして実際の様子を肌で感じるというように、オンライン説明会と学校見学を組み合わせて活用するのも効果的だ。
学校のホームページをのぞいて、開催の有無やスケジュール、事前予約が必要かどうか、どのようなプログラムが用意されているかなどを確認してみよう。
ホームページには説明会の情報だけでなく、学校紹介ムービーや在校生のインタビュー動画、受験生へのメッセージ動画など、その学校を知るための有益な情報が上がっているところも多い。参考にしてみよう。

さいごに

どうだったかな?
後悔しない高校選びのためには、高校見学や説明会に参加して必要な情報を収集することが欠かせない。
そして、せっかく参加するなら、説明会や見学会が無駄にならないような事前準備や当日のマナーを守った行動がとても大切だ。忙しい受験勉強の合間を縫って参加するのだから、自分にとって有意義なイベントにできるようにしよう。

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