『バスに酔わない方法! 旅行が憂鬱じゃなくなる!』

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2022.08.01
2024.06.28

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学校のイベントの遠足や社会科見学などでは、バスで移動することがよくあるよね。夏休みの旅行で利用することも多いんじゃないかな?
乗り物酔いをしやすい人は、小学校のころからバス移動が憂鬱(ゆううつ)だったかもしれない。
今回はバスに酔う理由と対策を考えてみたよ!

目次

バス酔いはなぜ起きるのか

どこの席に座ろうと、なにをしていようと平然としている人もいれば、乗った瞬間のにおいからもうダメ、という人も。
いったいどうしてそんな違いがあるのかな?

バス酔いのメカニズム

まず、バス酔いに関係するのは「耳」「目」「鼻」からの情報だ。
耳のなかには、三半規管と耳石器という場所があって、そこで揺れや傾きを感知して体のバランスを保っているんだ。
バスは、動いたり止まったり、左右に曲がったり、スピードが変わったり、と常に動きがあるよね。
すると、目から入って脳に届いた情報と、三半規管などが感知して脳に届いた情報にズレが発生する。
それを受け取った脳が混乱してしまうことでバス酔いが起きるんだ。 さらに、不快に感じるにおいも影響すると言われているよ。

乗り物酔いを引き起こす3つの条件とは?

そのときの体調も影響するのが乗り物酔い。とくに3つの条件が関係するといわれているよ。
1:「環境的影響」
運転が荒い、ガタガタと揺れやすい道路、においなど、酔いやすい環境の影響を受けること。
2:「心理的影響」
いちど酔った経験があると「また酔っちゃうかも」「酔ったらどうしよう」なんて思うことがある。他にも、周りで酔っている人を見ると、その影響を受けてしまうことも。
3:「身体的影響」
疲れている、寝不足、体調不良などのときも酔いやすいよ。お腹がいっぱい、もしくはペコペコという状態も影響する。

バス酔いしやすい人の特徴

人によって酔いやすさも違えば、同じ人でも状況によって違う。
一般的には、乗り物に乗る経験が増えれば増えるほど、脳がその状況に慣れて酔いにくくなるんだ。

バス酔いの症状が出る前に注意すべきこと

「あれ、ちょっと酔ったかも......」と思う前に、3つの環境を整えてみることを意識しよう。
酔いづらくなるはず!

長距離バスで酔わないための方法&対策

2時間、3時間、ときにはもっと長い時間バスに乗ることもあるよね。そんなときの方法と対策を紹介するよ!

持って行くべきアイテム

ガムやアメなどをなめることで酔いにくくなることもあるよ。
ほかにも、酔い止めの薬や、いざというときのお守り代わりにエチケット袋を持って行こう。

服装

お腹まわりのしめつけがきついと気分が悪くなりやすいから、ゆとりのある洋服を着よう。

調節ができるように、脱ぎ着ができる服装も必須。

バス酔いしない方法-バスでの過ごし方

バス酔いしないようにするためには、バスのなかでの過ごし方も重要だよ!

●食べ物

あめ、チョコ、ガムなどがオススメだよ。
かむむことで脳が目覚めて予防につながると言われているんだ。
ほかにも、スッとするミント味のものも気分がさわやかになっていいね。

●行動

なるべく揺れの少ない席に座って進行方向を見るようにしよう。
後ろを向いたり前を向いたり、下や手元を見たりすると酔いやすくなるから要注意!

●サービスエリア

外の空気が吸える休憩(きゅうけい)場所では、積極的に外に出て休憩を取ろう。

気分が悪くなってからでは遅い! 長距離バスで酔わないためのアドバイス

一度酔い始めると、なかなか復活するのは難しいもの。
そのまえに酔わないための方法をとりあえずいろいろ試してみよう!
一度効いた方法を、次も使えばもうだいじょうぶ。

バス酔い対処法はこの3つ

バスに乗る前、乗っている間にできる方法を3つ紹介するよ。

遠くを見たり目を閉じる

なるべく動かない、遠くの山の頂上などを見よう。いっそ目を閉じて寝てしまうのもいい。

酔い止め薬を飲む

酔う心配があるときは、酔い止めの薬を飲んでおくのもオススメだよ。「飲んだからだいじょうぶ!」という安心感も重要なんだ。

乗り物酔いに効くツボ押し

手軽にできるのがツボ押し。どうせやることがないのなら、話しながら押してみては?
「内関」というツボは乗り物酔いに効くと言われているよ。
手の平を上に向けて、手と手首の境目のしわの真ん中から、指三本分ひじの方向へ移動したところにあるよ。

高速バスで酔わないためのポイント

高速道路を使って移動する「高速バス」。
学校行事以外でも乗る機会があるかもしれないね。
酔わないためのポイントを紹介しよう

乗り物酔いは実は「自律神経失調」の状態

酔う原因は、耳・目・鼻からの情報により脳が混乱するんだったよね。
実は、脳が混乱して不快と判断すると、自律神経にはたらきかけるんだ。
そして、興奮しすぎた自律神経が「バス酔い」の症状を引き起こすんだ。

乗り物酔いになってしまったときの対処法

酔ってしまったときは、シートを少し倒したり、服をゆるめたりしてリラックスしよう。
気分を切り替えるために、音楽を聴いたりだれかと話したりするのもいいね。

ムリをせず、いざというときは薬に頼って

酔い止めの薬は、症状が出てから飲んでも効果はある!迷わず頼ろう。

バス酔いを防ぐ!おすすめの席と準備

バスには、酔いやすい席とそうでない席がある。席選びも慎重に!

バス酔いを防ぐ!おすすめの席

酔いづらいのは、揺れが少ない席だよ。
進行方向が見えやすく、タイヤの上など振動が直に伝わるような席はさけよう。
まんなかより少し前がオススメだと言われているよ。

逆に酔ってしまう席

前過ぎると、実は左右に揺れやすく、後ろのほうは上下に揺れやすい。
後ろはさらに空気が入れ替わりづらく、バス全体の揺れが目で見えることから酔いやすい......と言われているからできれば避けよう!

バスに乗る前にトレーニングしておこう

バス酔いの原因は脳。
脳をトレーニングすることで酔いにくくなるんだって!
不安を感じているなら、トレーニングをしてみるのもオススメだよ。

じつは三半規管よりも、「脳」に乗り物酔い克服のポイントが?

乗り物酔いの原因は、三半規管などからの情報のずれを脳が感じるためだったよね。
そして、そのズレの経験をくり返すことで酔いづらくなる。
つまりあえてズレを体験することがトレーニングになる!

【当日までに!】長距離バスで酔わないためのトレーニング

バスに乗る予定の日まで時間があるなら、1日2回くらい挑戦してみよう。
壁から50センチくらい離れて立ってスタート!
1.壁の1点見つめながら頭を左右・前後に10往復ずつ振る。
2.頭を動かさずに、視線を左右・上下に10往復ずつ移動させる。移動は30センチくらい。
3.仰向けから起き上がる、左右に寝がえりをうつ、イスに立ったり座ったりする、をそれぞれ10往復ずつ。

【当日やること!】長距離バスで酔わないためのポイント

さあ、いよいよ当日だ。
ご飯を食べ過ぎない、減らし過ぎないこと、消化の良いものを食べること。
洋服はゆったりしたものにする。
そして「私は、今日は酔わない!」と強く信じること!楽しい思い出になりますように!

「おしごと事典」を見てみよう!

バスに酔わない方法に興味を持ったキミにぴったりな仕事
乗り物での移動は大好き、自分で運転もしてみたいというキミはいっそ「ヘリパイロット」について調べてみよう。
バスよりも酔いづらいと言われる乗り物が電車だ。 運転することに興味があるなら「電車運転士」もオススメ。
絶対に酔わない、すごい酔い止めを開発して同じ悩みを持つ人を救いたい、そんなキミは「一般医薬品メーカー」を目指してみよう。

どんな仕事かな?と思ったら「おしごと事典」を見てみてね!

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