『クリスマスなんて大嫌い! 嫌いな人はどう過ごしてる?』
クリスマスが嫌いないじわるおじさんの映画「グリンチ」!
きみは「グリンチ」という映画を知っているかな?
原作は1957年の絵本「いじわるグリンチのクリスマス」。2000年にジムキャリーが主役で映画化され、2018年にもアニメーションで映画化された。吹き替えは大泉洋さんだ。
クリスマスの周辺でNETFLIXなどで見れることが多いからぜひ一度見てほしい。
グリンチは53歳。
山の上で愛犬(マックス)と住んでいて、クリスマスが嫌いで、クリスマスを盗みに行こうとしてある女の子と出会うというお話だ。グリンチがクリスマスを嫌いな理由は映画を見てもらうとして、「クリスマスが嫌い」なんてそんな人いるのって思う? ああ、なんとなくわかるって思う?
この季節、逃れられないあの空気。
コンビニからもスーパーからも聞こえてくるあの歌...。
テレビをつけたらなんだか赤い服の人がいっぱいいる...。
地元の商店街も、ふだんとっても静かなのに、なにやらキラキラピカピカ光らせている夕暮れどき...。
ついにやってきた冬の一大イベント、そう、それはクリスマスだー!!
ワクワクするよね!...え?イライラするって!?もしかして、クリスマスは嫌いですか?
クリスマスが嫌いな人の特徴
クリスマス好きな人は、まばゆいイルミネーションやケーキの甘い香りにうっとりするけど、世の中にはクリスマスが苦手な人もそれなりにいる。
「まあ、そんなこともあるよね」って感じで、彼らの特徴を4つ挙げてみるよ。
1. お祭り騒ぎに冷めた目を向ける人
街のクリスマスソングやカップルの多さに「なんだかなぁ」と思っちゃうタイプ。
イルミネーションを見ても、「電気代すごそう」とか「この寒い中、外で写真撮る元気ない」と現実的な視点で物事を見る。
彼らにとって、クリスマスは「うるさいだけのイベント」って感じだね。
2. プレゼント文化に疑問を抱く人
「なんでこの日だけプレゼント交換しなきゃいけないんだ?」って真剣に考えちゃうタイプ。
買い物に行くたびに「クリスマス限定商品」の文字にイライラすることも。
「サンタの策略か?」なんて、ちょっと陰謀論めいた思考に走るのも特徴だよ。
3. 混雑を避けたい人
12月に入ると、街中の人の多さに怯えちゃうタイプ。
「人混み苦手だからクリスマスも引きこもる」が定番フレーズ。
むしろ、この時期こそ家でのんびりNetflix三昧が最高の過ごし方、って考えてる。
4. 過去の切ない思い出にとらわれる人
昔のクリスマスに失恋や期待外れがあった人たち。
「あのころの自分に戻りたくない」って感じで、クリスマスって単語自体避けがち。
年末の風物詩は「年越しそば」一択で、クリスマスは一切スルーする強い意志があるんだよね。
そしてクリスマスが嫌いなわけじゃないけど「クリボッチ」な人もいる
「クリボッチ」という言葉ときたら!
こいつのせいでなんとなくクリスマスが居心地の悪い日になっている気がする。
でもクリボッチの本当の意味を誤解している人もかなりいる。
クリボッチとはどういう意味なのか?
どんな背景から生まれた言葉なのか?
そこからちょっと解説していこう!
ひとりで過ごすクリスマス、それが「クリボッチ」?
「クリボッチ」とはひとりで過ごすクリスマスのこと、ではないよ。
「クリボッチ」のそもそもの意味は、恋人と過ごさないクリスマスのこと。
だから仲間と過ごしても家族と過ごしても、恋人といっしょに過ごさなければクリボッチなのだ。みんな、知ってた~?
「クリボッチ」という言葉は今から10年以上前、2012年から2013年ごろに若者を中心に使われ出した言葉らしい。
当時「クリスマスイブは恋人と過ごすもの」というイメージが定着し、そう望む人も多かった。
そんな時代背景から、「クリボッチ」は「クリスマスなのに恋人がいない」という意味で使われるようになったのだ!
でも今は時代が変わり、「クリスマスに恋人と過ごしたい」と考える人も減少傾向にあるようだ。
クリスマスはいつもどおりに過ごしました、という人も増えているらしい。
クリスマスにひとりでなにが悪い?
こうして時代が変わってきた今、「クリスマスは恋人と過ごすもの」という定番イメージはそろそろ卒業していいころかもしれない。
コンビニには、ひとり用サイズのクリスマスケーキやおひとりさま用クリスマスチキンなども置いてあるし、クリスマスをひとりで過ごすアイテムやごほうびグッズが街に増えてきている。
もはや「クリスマスにひとりでなにが悪い?」と言い切ってもいいんじゃない?
「クリボッチ」は恥ずかしいことじゃない!
実際、クリボッチは恥ずかしいコトではない。
多くの人々が「クリスマスイブは恋人と過ごしたいな~♡」と考えていた時代でさえも、実際に恋人とクリスマスを過ごすのは全体の3割程度と言われていたよ。
つまり、クリスマスを恋人と過ごす人々はもともと少数派で、恋人と過ごさないクリボッチのほうが多数派と言えるんだ。
ひとりだからこそできるクリスマスを楽しもう
だったらもう恋人と過ごすクリスマスの幻想は捨てて、ぼっちだからこそ楽しめるクリスマスを存分に楽しもうじゃないの!
※くわしくは「クリスマス ぼっちはどこ行く?」
クリスマスってもともとは?
「せっかくのクリスマスなんだからカップルで過ごしたい」
「みんなでメリクリパーリーしたい!」
ちょっと待った!
いつからクリスマスはそんなお祭り騒ぎになったんだっけ?
そもそもクリスマスとは
「イエス・キリストがこの世に現れたことをお祝いする日」
で、キリスト教ではとても重要なお祝いの日なんだよね。
だから、海外ではクリスマスは家族でお祝いする日であって、決してカップルで過ごす日ではない。当然、海外では「なぜ日本人はクリスマスにカップルで過ごす人が多いのか」と疑問を持たれているくらいなんだ。
なんかこれ、日本におけるハロウィンやバレンタインの状況にも似ているよね。
ハロウィンは本来、古代ケルト人が起源と考えられている祭りのことだ。
ま、アメリカ合衆国でも一種イベント化していて、祝祭本来の宗教的な意味合いはほとんどなくなっているけどね。
バレンタインデーは元々269年にローマ皇帝の迫害下で殉教した「聖ウァレンティヌス(テルニのバレンタイン)に由来する記念日とされている。
一般に恋人や家族など大切な人に贈り物をすることが習わしなんだけど、日本では「女性が男性にチョコレートを贈る日」になっているよね。
どれもお祭り騒ぎ。日本人はお祭りすきだよねえ。
日本でクリスマスがお祭り化したのは、年末年始に怒涛のイベントラインナップに加えられたからだろうね。
「メリクリ」→「大晦日カウントダウン」→「初詣」→「初売り」と、12月24日から1月2日までに怒涛(どとう)のイベントウィークになっているもん。浮かれないわけがない。
また、山下達郎「クリスマス・イヴ」、松任谷由実「恋人がサンタクロース」などを代表として、クリスマスソングの定番があって、さらに毎年新しい楽曲がリリースされている。 それが全部ラブソングだもん。「クリスマスはカップルで過ごさないと!」と焦ってしまうよ。
クリスマス嫌いな人はどうやって過ごしてる?
そんな状態で日本中が浮かれまくりのクリスマスだけど、たぶん、クラスにも一定数はクリスマス嫌いな人がいるんじゃないかな?そんなタイプはなにをして過ごすのか徹底予測してみたよ!
予測1「いつも通り部活に全力!」
「あいつかわいそう...」そんな視線を送られたって気にしない! だって部活が恋人だから! お願いだから先生、気を利かせたつもりで「部活は休みだゾ」なんて言わないで。
予測2「家にじっとこもっている」
部活も学校も無かったら、もうこれしかない! 殻に入ったカタツムリのように、閉じた貝のように、ピタリと部屋のドアも閉めてこもる。マンガもネットもあるし、寂しさなんてみじんも感じてないさ!
予測3「気にせずに街に出る」
これができるのは、相手が強ければ強いほど、戦いに燃えるタイプの人かもしれない。
クリスマスの街の空気がどんなに嫌いでも、イライラさせられても、行きつけのコンビニにいつものマンガだって買いに行ってやる! スーパーへのお使いだってへっちゃら。
クリスマスが嫌いな人を誘うには
でも、もしもキミが「クリスマスを一緒に過ごしたいな」と思う相手が、がクリスマス嫌いなタイプだったらどうしよう。そんなときはこうやって誘ってみたらどうかな?
「クリスマスが嫌い」な友人と過ごしたい!
仲の良い友達と一緒に過ごしたい...。相手はたぶん「みんな一緒にクリスマスを楽しもう! イエーイ!」というふんいきが嫌いだから、「強制的に全員参加」になるような、ニガテなイベントがあるなら「行かない」というに違いないぞ。
そんな場合は、「プレゼント交換」「ドレスコード」といった、「クリスマスっぽい」全員参加イベントを減らして誘おう。
「クリスマスが嫌い」な好きな人や彼氏彼女と過ごしたい!
どこへ出かけても、間違いなくクリスマスムードからは逃げられそうにない...ところが!
そう、人工物のない場所を目指せばそこはクリスマスから一歩離れた空気を味わえる。
例えば「山」「川」「海」とかね。自分たちで行ける範囲の場所で探してみると1つ2つはいいスポットが見つかるかもしれないよ!
こんな誘いかたはNG
さあ、いよいよ相手を誘うときが来た! でも、誘い方にも注意してほしいことがあるんだ。クリスマスが嫌いで誘い慣れてない人はついついひどい誘い方をしてしまうようだ。たとえば・・・
クリスマスどうせひまだろ?
まずはコレ。余計なひとことの最たるもの。「一緒にどこかへ行こうよ」と誘って、相手が喜んでくれたのに、「どうせひまだろ?」このひとことで、一気に気持ちは急降下してしまうよ。照れ隠しでも使っちゃダメ!
ダブルデートだけど、盛り上がらないメンツ
クリスマスに誘うなら「楽しいデートの時間を一緒に過ごしたい」という気持ちを伝えなくちゃ。
「一緒に行くのが、盛り上がらないメンツなんだよね~」それは、誘われたほうがどんな気持ちで参加したらいいのか、ちょっとわからなくなっちゃうよね。
「ひとり行けなくなっちゃってさ」
これは、いったいどういう意味で誘われているのかわからないし、穴うめのために声をかけられた、という印象はマイナスでしかない!
「だれかの代わりということは、どうしても自分と行きたいわけじゃないんだな......」そんなふうに思わせてしまうこのセリフは、たとえ本当だったとしても言うべきじゃないやつ、ナンバーワン。
みんなで一緒にさ
「クリスマスに誘われたから、これはデートなんだろうか?」 相手にそう思わせてしまう誘いかたもNG。「みんなで一緒に、クリスマスデートしない?」と、デートであることはきちんと伝えて誘おう。
※くわしくは「クリスマスデートの誘い方 中学生ならコレいいんじゃない?」
特別なクリスマスにするには
「よし、今年は特別なクリスマスにしよう!」と心を決めたキミ。
気分も盛り上がって、ついでにまわりも巻きこんで楽しめることに挑戦してみよう。
おうちをデコレーションする
まわりを巻き込んで盛り上がるにはこれがオススメ!
ふだんはデコレーションなんてしていない、という家も、キミが小さいころに使われていたクリスマス用の飾(かざ)りが、家のどこかに眠っているかも!?
ケーキやスイーツ
クリスマスにケーキやスイーツは欠かせないよね!
コンビニやスーパーで売っているお菓子(かし)を使った、手軽なデコレーションアイディアやレシピもたくさんあるから、自分で作ることに挑戦してみるのもオススメ。
※くわしくは「クリスマスの楽しみ方 いつもと違うクリスマス!」
『季節の行事』のこの記事もあわせて読む!

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