『修学旅行のお土産代? お小遣いはいくら持っていく?』
学校行事にもっていっていいお小遣いっていくらまで?
いよいよ近づいてきた修学旅行。持ち物の準備はバッチリかな?
普段(ふだん)の旅行やお出かけは、準備もだいたい親任せ、忘れ物やケガなど、いざというときもおうちの人が何とかしてくれる...そんな人も多いかも!?
でも、当然のことながら修学旅行にはおうちの人はいない。
たとえば、宿でタオルを忘れたことに気付いても
「先生~、タオルが無い~!」
なんて恥(は)ずかしくて言えないよね。家に帰っておうちの人に「あれが入ってなかった!」なんて文句を言ったとしても、その場で困るのは自分だ。だから、準備は自分で責任をもってやろう!
さて、学校行事の旅行といったら気になるのが「お小遣い」じゃないかな。
お土産(みやげ)代にはもちろん、旅先での食事代、交通費に必要だもんね。
学校で、いくらまでOKか決められているところも多いみたいだけど、キミの学校はどうだろう?
中学校の修学旅行のお小遣いの相場は?
修学旅行のお小遣いというと、5000円~1万円未満くらいかな。学校によっては1万円以上というところもあるかもしれないね。 金額が多いか少ないかは、修学旅行でなにをするか、どこへ行くのかによっても違(ちが)うかもしれない。当然、修学旅行の日数によっても変わってくるはずだ。
「1万円以上ってどういうこと!?ずるい!」 な~んて思ったキミ、お小遣いの使い道がなんなのか、その内訳を見たら納得(なっとく)するかもよ。
なにに使うのか内訳を知っておこう
「お小遣い」といっても、使い道はさまざまだよね。修学旅行の形式によって、その使い道はまったく違ってくるはずだ。
例えば、修学旅行中の活動はほぼ班(はん)・グループごとで、移動や食事のほとんどを班・グループそれぞれが行うとする。
そうなると、自分たちで切符(きっぷ)を買って電車に乗らなきゃならないから、交通費はお小遣いから出すよね。お昼ご飯も自分たちで食べるなら、食費もお小遣いから出さなきゃならない。当然、必要な金額は高くなるよね。
反対に、ほとんどの時間をクラスごととか学年全員とか、先生もいっしょに過ごして、移動も大型バスなどを利用するのであれば、先生たちがまとめて精算してくれることが多いから、お小遣いもそれほど必要ないよね。
あとは、行き先によっても金額は変わってくる。
例えば、地方の学校から都市への修学旅行の場合、移動や食事にかかる金額は上がってくるだろうし、逆に都市から地方への修学旅行の場合は、食費などは抑(おさ)えられるから、お小遣いの設定も抑えられるはず。
さあ、キミの学校の場合はどっちのタイプだろう?
先生から示されたお小遣いの金額について、ちょっとは納得できたかな。
緊急時のお金は持っていく? いかない?
さて、学校から指定された金額でお小遣いを用意してもらった。 でも、全額をおみやげに使っていいものではないよ。
「余ったら返してって言われているから、全部使わなきゃもったいない!」 なんてことは考えないように!
なぜなら、お小遣いには緊急時(きんきゅうじ)のお金も含(ふく)まれていると考えたほうがいい。
例えば、班ごとの活動が多い修学旅行の場合、移動を間違えて運賃が2倍かかった...とか、うっかり入ったレストランが高いメニューしかなくて、お昼ご飯に予定の数倍の金額がかかった...とか。とにかくいつもと違う修学旅行では、どんなトラブルが起きるか予想がつかない。
だから、「家に帰る前に使い切る」なんて考えは忘れて、緊急時のお金は残しておこう。
「ここまでくれば、もうお小遣いは残さなくても大丈夫(だいじょうぶ)だ」 というタイミングまで緊急時のお金を残しておいたら、最後に買い物ができるタイミングで家族へのおみやげを買ってみるなんてどうかな。家に帰って「これ、おみやげ」なんて言って渡(わた)したら、次のお小遣いをふんぱつしてくれるかも?
修学旅行のような校外学習は、ある程度のまとまったお金を持ち歩いて、計画的に使う練習の場でもあるよ。だから、学校のルール、おうちの人との約束を守って楽しんで使ってきてね!
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修学旅行に興味を持ったキミにぴったりな仕事
班活動の計画を率先(そっせん)して立てたり、現地でも地図を見ながらみんなを引率したりするのが楽しいというキミは、「ツアーコンダクター」の仕事を調べてみるといいかも。
普段は使わない交通機関を使うこと、乗り物に乗ることが楽しいと思ったら、「駅員」、「航空会社」、「航海士」などの仕事について調べてみて!興味がわくかもしれない。
きれいな景色、みんながいつもと違う環境(かんきょう)で楽しんでいる様子を写真に収めるのが楽しいと思ったら、ぜひ「フォトグラファー」を調べてみてほしい。
修学旅行ひとつをとってもいろいろな職業につながるから、キミがなにをするのが好きなのか、ときどき考えてみてね!
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