トクイ教科:社会 ニガテ教科:英語、数学
部活:吹奏楽部
志望校合格までの壁:中3後半の模試で得点が伸びなかったこと
『小学講座』から「ゼミ」を取っていた私は、中学に上がって忙しくなっても、「ゼミ」の勉強をおろそかにしませんでした。普段の勉強が、内申点に響く、つまり入試に影響するとわかっていたからです。
とくに最初の定期テスト対策は気合を入れて臨みました。テスト範囲が知らされた2週間前から、〈定期テスト厳選予想問題〉や〈定期テスト暗記アプリ〉の問題をひたすら演習。小学校と違って覚えることが多かったので、問題を解きながら、ヌケモレを一つずつつぶしていきました。
私の中学校はどの教科でも小テストが行われていたのですが、この小テストでもなるべく高い点数を取るよう心がけていました。
まず授業中はしっかり先生の話を聞いて、教わる内容をなるべくその場で理解する。帰宅してからは、短い時間でもいいので復習に取り組む。そして小テスト直前になったら、範囲をよく確認して、教科書やノートを見直す。このくり返しで、いつもいい点数が取れていました。小テスト前に慌てて勉強するのではなく、日頃からちゃんと授業を受けて、こまめに復習するのが高得点のポイントです。
相模原弥栄高校は、中1の頃から気になっていた高校。ただ、中3までは他にも気になる高校があって、どちらを受験するかずっと迷っていました。
私の気持ちが決まったのは、相模原弥栄高校吹奏楽部の定期演奏会に行ったとき。高校の先輩たちがとても楽しそうに演奏していて、それを聴いている観客たちも心から楽しそうに鑑賞していた様子に心を打たれたからです。私もこの部の一員に加わったら、どれだけ楽しく吹奏楽に打ち込めるだろうかと、一気に気持ちが決まりました。
私が受験勉強を始めたのは中2の春休み。少しずつですが、授業や定期テスト対策とは別に、受験のための勉強時間を増やしていきました。
1学期の間に力を入れたのは、ニガテな数学と英語の復習です。正直、ニガテ意識がすぐになくなるとは思っていませんでした。ただ、コツコツ基礎固めをしていけば、だんだん解ける問題が増えて、そのうち“ニガテ”ではなくなるかもしれない。気長に付き合うのが大切だと自分に言い聞かせて、〈受験Challenge〉に粘り強く向き合いました。
中3の後半は模試ばかり。会場で思うように解答できず、落ち込んで帰ることもありました。得点が伸びないときも、私は「今度は絶対得点する」と、次の模試のことだけ考えて、無理にでも前向きな気持ちを取り戻すようにしていました。
本番直前は過去問演習に集中しました。解いたのは5年分の問題。試験を予行するつもりで、まったく同じ時間割で解いた日も。少しでも当日の緊張がほぐれるように、入念に練習しておきました。
英語の試験時間中、私は軽くパニックを起こしていました。長文問題の題材が難しくて、全然頭に入ってこなかったからです。結局満足に解答ができないまま、英語の試験時間は終わりました…。
なんとか気持ちを切り替えなければと思ったとき、ふと中3・夏のコンクールの記憶がよみがえりました。1年で一番大きなコンクールです。思えばあのときのほうが、「絶対失敗できない」なんて思って緊張していました。「なんだ、もっとキツいことあったじゃん」。そう感じた瞬間、自然と冷静さを取り戻していました。
吹奏楽部の定期演奏会には、志望校が決まってからも、何度も足を運んでいました。そして先輩たちの演奏を聴くたびに、技術の高さや迫力に感動し、「絶対、私もこの吹奏楽部で演奏する!」と決意し直していました。
志望校への思いは力になります。私が最後まで受験勉強をやり通せたのも、その結果として合格できたのも、「この高校で吹奏楽をやりたい」と思う気持ちがあったからです。みなさんも、志望校に入学したら何がしたいのか、強くイメージしてみてください。そのイメージが、勉強の手助けになるはずです。
ずっと勉強だけしているわけにはいかないもので、娘の場合もスマホで動画を見るなど、「今やらなくて大丈夫なの?」と感じる場面はありました。もちろんヤキモキはしましたが、そうしたときはなるべく「親子で一緒に勉強する」ようにしていましたね。
私が問題を出して、娘が答える。それで何時間も過ごしたことだってありました。とくに社会は私が好きだったこともあって、ホワイトボードを使って授業したこともあります(笑)。こうした二人三脚の仕方も、ありなのかなと思いますね。
定期テストは、高校受験の内申点にかかわる大事なテスト。定期テストがいつ実施されるか、範囲は発表されているかを親子で確認して、2週間前からテスト対策をスタートしましょう。
テスト2週間前からは、学校のワークや課題をしっかりこなしつつ、定期テストに向けた重要事項の暗記・演習を進めましょう。
『中一講座』では、定期テストによく出る重要事項を、集中して暗記・問題演習することができます。
〈定期テスト暗記BOOK〉では、テストに出る図や表の形式そのまま、重要語句を暗記できます。赤シートで隠して書きながら覚えれば、漢字のケアレスミスも防止できます。
問題演習は、出題形式やスピード感に慣れることが大切。「ハイブリッドスタイル」では〈定期テスト予想問題デジタル〉、「オリジナルスタイル」では〈定期テスト厳選予想問題〉をお届け。テストに「出る問題」で、本番さながらの問題演習をしましょう。
また、4月20日(土)19:30からは、オンライン進路セミナーを開催。中学はじめての定期テストに向けて、どのようにテスト勉強計画を立てればよいのか、どんな勉強をすればいいのか。「ゼミ」の先輩大学生の体験談などを交えて、今すぐまねできるテスト対策を解説! 録画も公開しますので、ぜひお子さまと保護者の方でいっしょにご視聴ください。