テスト直後がベスト! 復習で弱点を越えていけ

中2|7月号

限界突破受験生 先輩 2024年度入試で合格

兵庫県 姫路西高校・国際理学科

トクイ教科:数学  ニガテ教科:国語
部活:卓球部
志望校合格までの壁:独自問題の数学の難しさ。直前期に解いたらまさかの点数。

▼体験談から読む
▼「中2の7月号おすすめ活用法」を先に読む

内申点対策

復習はすぐ!
テストが終われば、即解き直し

テスト期間が終わったら、採点が返ってくる前に、わからなかった問題、時間切れになってしまった問題を解き直していました。かける時間は、中間テストなら1日、期末テストなら2、3日くらいですね。
わからなければ教科書を見たり、その教科が得意な友人に聞いたりして全問解ききります。「テストでできなかった」という悔しさもあるので頭に入りやすく、その次以降の定期テストに、わからないところを持ち越さずにすみました。
問題用紙は保管しておいて、実力テストや模試の前の復習にも使っていました。

実技教科も十分に苦手対策を練って

運動があまり得意ではないので、体育の実技テストは対策を積んで臨みました。授業中に先生の説明をよく聞くとともに、運動が得意な友人に動き方のコツを聞いて練習しました。特に器械運動が苦手だったのですが、例えばマット運動の後転では、手のひらのつき方や起き上がるときの力の入れ方を友人に教えてもらってマスターしました。快く教えてくれた友人たちには感謝しています!

志望校選び

オープンハイスクールで見た
研究発表が決め手

姫路西高校は学区内トップ校だったので前から名前は知っていて、中1の頃には自然と目標にしていました。特に国際理学科はデータサイエンス教育が特色で、自然現象や社会現象をデータで分析する探究活動を行っている点が魅力でした。中3の8月に参加したオープンハイスクールで、高1の先輩方によるハイレベルな研究発表を見て、「自分もこんな研究をしてみたい!」と強く心をひかれ、志望が決定的になりました。

受験勉強

毎朝20分の「間違いノート」で弱点補強

県の模試や進研ゼミの〈合格可能性判定模試〉で苦戦した問題をまとめて復習できるように、中3の春から、1冊の「間違いノート」に集約することにしました。ノートには問題を書き写し、解き方のポイントを記入しておきます。毎朝20分をこのノートを読む時間にあて、少し早く起きて繰り返し目を通しました。それ以来、模試で似たような問題が出ても間違えないようになりました。

得意の数学なのに、
直前期の得点率が4割!

姫路西高校国際理学科の入試は推薦選抜のみで、課されるのは英数国の独自問題と面接。難関だと聞いていたので、中3の夏以降は難しめの問題を選んで復習し、本番に備えていました。
12月末、過去問を入手できたので解いてみると、英語と国語はそこそこだったものの、得意の数学の得点率が4割。目標の8割に遠く及ばない結果を見て、「ヤバい! 考えているヒマはない」とあせりました。1日の目標学習時間を10時間に設定。うち5、6時間を数学に費やし、問題集や〈合格への過去問セレクト5〉から難問や類題をピックアップして解きまくりました。

入試本番

気がかりだった数学で出題されたのは…

文房具マニアの自分がいろいろ試したシャーペンの中で、最も手になじんでいる1本を手に、「自分が受からなかったら誰が受かるんや」と強気の姿勢で立ち向かいました。
問題の数学は2時間目。気合いとともに問題用紙をめくると、得意の二次関数の出題が!相性のよさも手伝って、得点率8割以上が見込める上々の手ごたえでした。英語はリスニング音声のスピードや長文の長さに苦戦しましたが、国語と面接は対策していたとおりの出題。
結果がわからない宙ぶらりんな時間がいやで、「早く発表してくれ」と5日後が待ちきれませんでした。

合格の秘訣

学んだことは振り返り、
過ぎたことにはとらわれない

学習面では、復習を重視したことです。自力でわからないところは、先生や友人に積極的に質問しました。人に聞くと、考えの筋道がわかって印象に残りました。理解できたかどうかは、自分が友人に説明できるかどうかで判断していました。
精神面では、一瞬たりとも落ちるとは想像しないこと。模試や問題演習で悪い結果が出ても、くよくよしている時間がもったいないので、前だけを見てすぐに机に向かいました。

(お母様から)
ダイニングで見続けてきた心の成長

小学生の頃から考えて勉強するタイプで、自分で問題集を選んで苦手を克服するような調子だったので、高校受験も本人に任せていました。自分の部屋もあるのですが、人がいた方がはかどるのか、ダイニングに勉強道具を山積みにして、周りがテレビやYouTubeで騒がしいなか、黙々とやっていました。
中3になると周りも頑張りだしますし、秋まで生徒会活動やスピーチコンテストにも手を抜かずに取り組んでいたので、さすがに成績が相対的に下がりましたが、本人はずっと前向き。精神がまたひと回りたくましくなったのではないかと思います。

※体験談は2024年度の入試情報です。

「進研ゼミ」で志望校合格へ!
中2の7月号おすすめ活用法

テスト後こそ勝負のニガテ解消

見つけたニガテは、早めに解消を

定期テスト後はひと息つきたくなりますが、実はテスト直後こそ、少し取り組めば大きく成績アップにつながるチャンス。定期テストで見つかったニガテを早めに解消しておくことが、秋以降の難単元の学習につながります。

『中二講座』で7月号から12月号(8月号を除く)にかけてお届けする〈ニガテシャットアウトシリーズ〉は、各教科の入試に出やすく、ニガテになりやすい単元を厳選。
7月号は、英語〈to+動詞の原形〉です。例題に取り組みながら、間違えやすい語順を正しく覚えることができます。

〈ニガテシャットアウトシリーズ〉は、ハイブリッドスタイルの方にはアプリで配信、オリジナルスタイルの方には冊子でお届けします。

「高校」に目を向けて、やる気アップ

これから夏にかけて、高校進学フェアや学校説明会などが開催されます。興味のある高校に目を向けてみるのも、やる気アップの秘訣。
高校受験の情報を集めて、進路について話し合ってみましょう。

7月27日(土)・28日(日)には、各都道府県の高校受験についてお伝えするセミナー「47都道府県別高校入試セミナー」を実施します。昨年参加した方からは、「自分が住んでいる県の入試情報を知れたのでよかった。これを今後の勉強に生かしたい」「教科ごとにどんな勉強をすればいいかがわかってやる気が出た」などの声をいただいています。ぜひ、ご家族でご視聴ください。

さあ!次はキミの番だ。
何から始めようか?