『レポートの書き方 例文で攻略しよう!』
校外授業や調べ学習のあとのお決まりといえば、レポート作成。
校外学習の当日は楽しかったけれど、レポート作成でつまずくという人もいるんじゃないかな? レポートって、実は書き方がきちんとあるんだ。
レポートと作文は、同じようでちょっと違う。
出来事に対して、キミ自身の心の動きや考えを書くのが作文なら、レポートは、どういう内容をどんな方法で書くのか、という「型」がある程度決まっているんだ。まずはそこから確認しよう!
書く必要があるのはどんなレポートなのかな?
たとえば、調べたことをまとめて、それに対して意見を書くとか、グラフやデータをきちんと調べて、資料としてまとめるなど、レポートに盛り込むことが必要な要件が書かれているはず!
考えを示すことが求められているならば、まずはキミの頭のなかの整理からスタートしよう。
作文が得意な人はとくに、大まかなイメージが浮かんだら書き始めがちだけど、ちょっと待って! 頭のなかを整理してから書き始めよう。
オススメの方法は紙に書き出すこと。
思い浮かぶことを書き出していくうちに、考えがまとまってくるはず。
レポートで求められる「考え」は「感想」とはちょっと違う。
「A」という問いに対してどう考えるか、どういう結論にたどり着いたのか、ということを論理的にまとめるんだ。
なにを「問い」にして、どんな「答え」を出したのか、意識してみよう。
いよいよレポートに取りかかるときが来た! まずは、見出しを決めるところから始めると、大きな骨組みができて展開がくずれることもないよ。
次に、レポートのフォーマットについて確認しておこう。
どういう構成で書くのか、ある程度決まっているんだ。それが「序論」「本論」「結論」だ。
まず、最初に書くのが「序論」だよ。
どういうテーマで、どういった内容のことを、なぜ書くのかをまとめよう。
「本論」はレポートのメインになる部分。
調べた資料の内容やデータなどをまとめて、それについてどう考えたのか、をここにまとめるんだ。レポートの分量はココが一番多くなるはず。
本論をまとめた結果、どういう結論になったのか、を簡潔にまとめる。
序論と結論だけを読むだけでもレポートの概要がわかるようになっているときれいだよ。
レポートテーマは漠然(ばくぜん)としていることも多い。
そんなときは、オリジナリティを出すために、キミ独自の切り口を持つことがポイントになってくるよ。
たとえば「〇〇市の歴史について」という壮大なテーマが示されたとする。
調べた歴史を、年表のようにまとめるだけではおもしろくないし、キミなりのテーマは見えない。
そんなときは、キミが歴史のなにに「問い」と「答え」を設定するのか、が大切なんだ。
なにに「問い」を持つか、それを見つけるためには少し掘り下げて調べてみることが必要になるよ。
〇〇市の「特産物誕生の歴史」「開発の歴史」「伝統的な祭りの歴史」など、興味があることについて広げて考えてみるんだ。
レポートで「答え」や「意見」をまとめることが求められている場合、重要なのは「賛否両論」ありそうな問題を設定すること。
多くの人が「いやいやそれはちょっと......」と考える「問い」では、ただの突拍子もないハチャメチャレポートになってしまうから、賛成意見、反対意見がある程度存在しそうな問いを考えよう。
具体的に書きかたを考えてみよう!まず、テーマは「ひとりひとりが楽しく過ごせる学校環境づくり」だったとするよ。
それに対して意見を盛り込んだレポートを書くんだ。
まずは問題提起から。
キミ独自の視点で切り口を設定することがスタートになるよ。「楽しく過ごせるってどういうこと?」「そのためにはどんな環境があるといい?」と、思い浮かぶことを書き出してみよう。
たとえば「休み時間に友人と自由に過ごせるスペースがあるといいのでは?」と考えてみる。
そしてその意見に対して、どんな賛成・反対意見がありそうかを考えてみるんだ。
テーマを設定するときにポイントになるのは自分の意見に対しての反対意見への理解を表すこと。
たとえば「確かに、ひとりで静かに過ごしたい人がいるから、集まるスペースを用意するとうるさくなる、といった意見があることも予想できる」といった具合に表現することで、ほかの意見があることもふまえてレポートを書いていることが伝わる。
反対意見も予想したうえで、「でも、自分はこう考える」と意見を述べよう。
「でも、私は自由に過ごせるスペースがあることで、コミュニケーションが活発になり、おたがいによく知り楽しく過ごせるようになると考える」といった形だよ。
続いてのポイントは、なぜそう考えるのか、を論理的に説明することだ。
ここが「想像」や「予想」だけだと、なんの説得力もないレポートになってしまう。 「なぜなら、街のなかに公園があることでその街の価値が上がるように、自由な場所があることは、人の気持ちを落ち着かせ、結果として楽しく過ごせると考えられるからだ」
といった形で自分の意見を説明しよう。
そして、「公園がある街の住宅地は人気が高い」「なぜ公園が作られるのか」といった、意見を裏付けてくれるデータを調べるんだ。
説明がひと通りまとまったらいよいよ結論だ。
「従って私は、学校の中庭に自由に過ごせるスペースを作るべきだと考える」
といった形で意見をまとめよう。
どう? レポートの書きかたについてイメージがわいたかな?
イメージが持てたら恐れることはもうないはず! 書けば書くほど、慣れてきてうまくまとめることができるようになるはずだよ。
恐れず挑戦してみてね。
どんな仕事かな?と思ったら「おしごと事典」を見てみてね!
校外学習の当日は楽しかったけれど、レポート作成でつまずくという人もいるんじゃないかな? レポートって、実は書き方がきちんとあるんだ。
レポートには書き出す前の準備が大切
出来事に対して、キミ自身の心の動きや考えを書くのが作文なら、レポートは、どういう内容をどんな方法で書くのか、という「型」がある程度決まっているんだ。まずはそこから確認しよう!
レポートの条件を確認しよう
たとえば、調べたことをまとめて、それに対して意見を書くとか、グラフやデータをきちんと調べて、資料としてまとめるなど、レポートに盛り込むことが必要な要件が書かれているはず!
考えを整理してから取りかかる
作文が得意な人はとくに、大まかなイメージが浮かんだら書き始めがちだけど、ちょっと待って! 頭のなかを整理してから書き始めよう。
オススメの方法は紙に書き出すこと。
思い浮かぶことを書き出していくうちに、考えがまとまってくるはず。
「問い」と「答え」を用意
「A」という問いに対してどう考えるか、どういう結論にたどり着いたのか、ということを論理的にまとめるんだ。
なにを「問い」にして、どんな「答え」を出したのか、意識してみよう。
見出しを決めておく
レポートの書き方にはフォーマットがある
どういう構成で書くのか、ある程度決まっているんだ。それが「序論」「本論」「結論」だ。
序論とは
どういうテーマで、どういった内容のことを、なぜ書くのかをまとめよう。
本論とは
調べた資料の内容やデータなどをまとめて、それについてどう考えたのか、をここにまとめるんだ。レポートの分量はココが一番多くなるはず。
結論とは
序論と結論だけを読むだけでもレポートの概要がわかるようになっているときれいだよ。
与えられたテーマに独自の切り口(問題提起)を持とう
そんなときは、オリジナリティを出すために、キミ独自の切り口を持つことがポイントになってくるよ。
与えられたテーマの中での、キミの「問い」と「答え」が必要
調べた歴史を、年表のようにまとめるだけではおもしろくないし、キミなりのテーマは見えない。
そんなときは、キミが歴史のなにに「問い」と「答え」を設定するのか、が大切なんだ。
一段階掘り下げてみる
〇〇市の「特産物誕生の歴史」「開発の歴史」「伝統的な祭りの歴史」など、興味があることについて広げて考えてみるんだ。
世間で賛否両論ある問題提起を選ぶ
多くの人が「いやいやそれはちょっと......」と考える「問い」では、ただの突拍子もないハチャメチャレポートになってしまうから、賛成意見、反対意見がある程度存在しそうな問いを考えよう。
レポートの具体的な書き方 例文で攻略
それに対して意見を盛り込んだレポートを書くんだ。
問題提起
キミ独自の視点で切り口を設定することがスタートになるよ。「楽しく過ごせるってどういうこと?」「そのためにはどんな環境があるといい?」と、思い浮かぶことを書き出してみよう。
たとえば「休み時間に友人と自由に過ごせるスペースがあるといいのでは?」と考えてみる。
そしてその意見に対して、どんな賛成・反対意見がありそうかを考えてみるんだ。
反対意見への理解
たとえば「確かに、ひとりで静かに過ごしたい人がいるから、集まるスペースを用意するとうるさくなる、といった意見があることも予想できる」といった具合に表現することで、ほかの意見があることもふまえてレポートを書いていることが伝わる。
自分の意見を述べる
論理的な説明
ここが「想像」や「予想」だけだと、なんの説得力もないレポートになってしまう。 「なぜなら、街のなかに公園があることでその街の価値が上がるように、自由な場所があることは、人の気持ちを落ち着かせ、結果として楽しく過ごせると考えられるからだ」
といった形で自分の意見を説明しよう。
そして、「公園がある街の住宅地は人気が高い」「なぜ公園が作られるのか」といった、意見を裏付けてくれるデータを調べるんだ。
結論
「従って私は、学校の中庭に自由に過ごせるスペースを作るべきだと考える」
といった形で意見をまとめよう。
まとめ
イメージが持てたら恐れることはもうないはず! 書けば書くほど、慣れてきてうまくまとめることができるようになるはずだよ。
恐れず挑戦してみてね。
レポートの書きかたに興味を持ったキミにぴったりな仕事
オトナになって、より本格的にレポートを書くことに挑戦したい、自分のレポートを発表したいというキミは「大学教授」になれるかも。
書くことが好き、自由に思い浮かんだ世界のことを書きたいというキミは「作家」の仕事を調べてみよう。
動画で表現したいというキミは「構成作家」の仕事が向いているかもしれないよ。
オトナになって、より本格的にレポートを書くことに挑戦したい、自分のレポートを発表したいというキミは「大学教授」になれるかも。
書くことが好き、自由に思い浮かんだ世界のことを書きたいというキミは「作家」の仕事を調べてみよう。
動画で表現したいというキミは「構成作家」の仕事が向いているかもしれないよ。
どんな仕事かな?と思ったら「おしごと事典」を見てみてね!
『学習法』のこの記事もあわせて読む!
新学期キャンペーン
キャンペーン中!ですよ。リンクは特になし