大学教員の仕事内容は?
専門分野を研究し、学生に講義を行う学問の専門家です。
大学教員には、学長や教授、准教授、講師、助教、助手などがいます。
仕事は大きく分けて、専門分野の研究、学生への指導、大学の管理・運営の三つです。
また、専門分野の研究内容を論文にまとめて学会などで発表するのも大きな仕事です。
大学にある研究所、付属病院、農場や植物園などで、研究に専念している大学教員もいます。
大学教員は、教授会のほか、入試など大学運営のための委員会に参加する必要がある場合もあります。
また、政府の審議会では、学識経験者としていろいろな場面で意見を述べることもあります。
大学教員はどんな働き方をするの?
専門分野の研究と並行して、決められた時間の授業を担当します。
大学の数は少しずつ増えており、必要とされる大学教員の数は決して少なくありません。
しかし、大学院進学率は減少しているにもかかわらず、大学教員になるのはかなり難しくなっています。
専門分野の研究を行う都合上、授業を受け持つ時間は小・中学校や高校の教員よりも少なく、週に8~9時間程度が多いようです。
通常の授業のほかに、研修やゼミの指導、引率なども行います。
大学教員はどんな人に向いているの?
大学教員として認められるには、学問の業績が重要です。
まず、学問が好きで、専門分野への強い興味と情熱をずっともち続けられることが大切です。
そして、知的好奇心が旺盛で、想像力があり、論理的な考え方ができる人が適しています。
また、教育者として学生から信頼され、リーダーシップを取れる人柄であることも必要です。
大学教員の将来展望は?
大学教員への道は険しいものの、理数系であれば有望と言えます。
今後も、大学教員への道はますます厳しくなりそうです。
しかし、科学技術の発達はとどまるところを知らず、研究者や技術者の育成が急がれているため、今後も理数系は有望であると考えられます。
大学教員にはこうすればなれる!
4年制大学から大学院へ進むのが一般的です。
大学教員になるには、4年制大学から大学院の修士課程や博士課程に進むのが一般的です。
採用は各大学・学部で行われ、博士課程を修了しても就職先が見つからないことはよくあることです。
また最近は、ビジネスやスポーツなどいろいろな分野で実績をもつ人材を、大学教員に採用する傾向も見られます。