『授業中に寝ない方法はこれ! 授業中の「眠い」に勝てる!』
授業中に眠くなる理由は?
四季のなかでいちばん授業中に眠気を感じてしまう季節かもしれない。
だから授業中に眠くなる原因はヒーターだ!
いや、違うだろそれ。
昼間に眠くなってしまうのは睡眠不足が原因だよね。
部活の朝練や深夜までのテスト勉強が日常化しているのが中学生だもん。小学生の時みたいにきっちり8時間寝るなんて規則正しい生活はすでにおくれていないかもしれない。
そもそも体が急激に成長していく思春期は、体が眠りを求めてくるようだよ。
それから「スマホ」ね。
ベッドに入ってからも友達とSNSで連絡取ったり、ユーチューブを見たりしていないかな?
スマホの画面から発生する「ブルーライト」は、きみに睡眠を促す「メラトニン」という物質の働きを抑える力があるんだ。
寝る前にブルーライトを浴びてしまうと、眠れなかったり、途中で目が覚めてしまうことがあるらしい。
寝る前の1時間はスマホ禁止! が良い子の中学生のお約束だ。
まずはしっかり睡眠時間を取ろう
「えー、わたし、しっかり寝てるけど?」
そうだよね。まずはしっかり寝るを定義づけないと、できているのかどうかわからないよね。
就寝時間と起床時刻
ここから計算すると、平均的な睡眠時間は中学生では7時間46分、高校生では6時間54分となっているんだ。
どうだろう? きみが寝ている時間はこの平均睡眠時間と比べて多いかな? 少ないかな?
「なんだ、おれ、しっかり寝てたよ。ちょうど平均だよ」というきみ。
甘い。
それでも授業中に眠くなっているんじゃない?
実はアメリカの「国立睡眠財団」からの報告では14歳から17歳のティーンに必要な睡眠時間は8―10時間を推奨しているんだ。
絶賛成長中のきみたちの健康のためには睡眠は8―10時間なんだって。幅があるのは、個人の状況に差があるからだよ。
睡眠不足になると・・
なにより、身体的、精神的に不調が出てしまうことがあるよ。
しっかり睡眠するためには
以下のことに気を付けて快適な睡眠を追求してみてはどうだろう?
就寝と起床のスケジュールを決める
8時になったらお風呂、10時半には寝る! とイベントの時間を決めてしまおう。
10時からのテレビ番組は録画する、スマホはベッドに持ち込まないなどマイルールを決めるとスケジュールを守りやすい。
入浴は毎日湯船に
だからお風呂は毎日湯船につかるのがいいみたい。
シャワーだと体の芯まであたたまらないので、湯船で一度体温を上げておくんだ。
だいたい寝る前の1、2時間前に、熱すぎない湯船につかっておこう。
快適な睡眠の環境を作る
湿度は50%前後がベスト。
エアコンや加湿器などをうまく使って室温が調整できるといいね。
パジャマ
快適に眠るとしたらパジャマを使おう。パジャマは快適に眠るために体を締め付けないように作られているから寝返りもうちやすく、リラックスして眠ることができるからね。
音楽をつけっぱなしにしない
寝る前に音楽を流してリラックスするのはいいけど、スリープ機能なので寝ているあいだは無音の状態にしておこう。
40dB以上の音は睡眠に影響すると言われている。これはテレビの音やドアの開閉音でもすぐに超えてしまう音量なんだ。
経験があるかもしれないけど、深夜2時とかにつけっぱなしの音楽で目が覚めるなんてこと、あるよね。それでは、効果的な深い眠りを妨げてしまうよ。
寝る前に音楽はオフだ。
枕やマットレスは体に合ったものを
授業中の眠気を取る技7つのワザ
それでも眠くなってしまうきみ、ここんとこちょっと忙しくてうまく眠れてなくて、のきみにとっておきの奥の手を授けよう。カフェインやメントールなどの手段もあるけど、学校の授業中には使えないから、そうではない方法を紹介する。
でも睡眠不足はきみの健康やパフォーマンスに悪い影響を与えてしまう。基本的にはしっかり睡眠を取ることが、解決方法だということを忘れずにね。
休み時間に仮眠をとる
10−15分の仮眠が取れれば眠気は吹き飛ぶはず。
ただ、人の目が気になるよね・・・。
机につっぷして寝てたら「すげえ落ち込むことがあったらしい。フラれたか?」と学校中のウワサになるかもしれない。
休み時間に体を動かしたり、顔を洗ってみる
筋肉が使われると、交感神経(興奮の刺激を全身のさまざまな器官に伝える神経)が優位になり、眠気が取れるんだ。両手を上げて思い切り「伸び」をするのが効果的だよ。
冷たい水で顔を洗ったり、口をすすぐことも効果的。
眠気に勝つツボ
その状態で眠気を追い払うのにはツボを押すのがいい。
・中指の中衝(ちゅうしょう)
中指の爪の生え際より2~3mm下にあるのが、眠気覚ましの効果がある中衝(ちゅうしょう)のツボ。中指を挟むように持ち、ゆっくり深呼吸に合わせて強く押してみよう。
・手の中心にある労宮(ろうきゅう)
片手でこぶしを握ったとき、中指と薬指が当たる位置にあるよ。もう片方の手の親指でぐりぐりと押してみよう。
・首の骨を挟んで左右二カ所にある風池(ふうち)
首と頭蓋骨とのつなぎ目の生え際に、少しへこんでいる部分があるよね。そこに親指をあて、頭蓋骨を上に持ち上げるように押してみよう。脳の血行促進や眠気解消に効果があるよ。ちょっとアクションが大きいから先生が黒板に向いたときがチャンスだ。
・手の甲の合谷(ごうこく)
手の甲にあり、親指と人差し指の間、親指と人差し指の付け根が交差するくぼみの部分にあるツボ。血行促進にも効果があるよ。
手足をグーパーしてみる
そしてグーパーなら「えーと、どこのツボだっけ?」とならない。かんたんだ。
深呼吸してみる
本当は口を開けて大きくできると良いけど、授業中なので先生に見つかってしまうかも。
そこで、鼻からの深呼吸がおすすめだ。
鼻からたっぷり空気を吸ったら2~3秒のあいだ呼吸を止めて、空気を鼻から出し切ったらそのタイミングでまた2~3秒のあいだ呼吸を止める。呼吸を止めると、脳が酸素を取り込もうとするため、脳が活性化し眠気がなくなるんだよ。
積極的に手を上げる
そんな経験ないかな?
授業中も積極的に発言したり、思考を巡らせることで脳が活発に動き眠気覚ましになるよ。
耳を引っ張る 太ももをつねる
痛覚つながりでいうと太ももや二の腕など、痛みを感じやすい部分をつねる方法もある。
でも慣れちゃうとなー。つねるのはアザになっても困るし、ほどほどにね。
きみのパフォーマンスを最大限に発揮しよう!
しっかり睡眠をとって毎日を楽しんじゃおうよ!
授業中に寝たことがあるきみなら、同じような生徒に親近感を持って接することができるよね。
先生という選択肢はどうだろうか?
中学校教諭・高校教諭
専門教科を教え、進路や生活指導をする学校の先生
中学生時代は将来を考え始める時期で、生徒の個性や才能をのばせるように適切に指導していくことが重要です。
高校教諭は、中学校教諭に比べてより高度な内容を教えることになります。
工業や商業などの中学校にはない専門教科がある高校で指導したり、現代社会や政治・経済などのより専門的な科目に分かれて授業を受け持ったりします。
高校時代は将来の目標が具体化してくる時期なので、目標に合った進路に進めるよう導きます。
中学校教諭・高校教諭はどんな働き方をするの?
公立の学校に勤める場合は、中学校教諭、高校教諭ともに地方公務員となります。
都道府県・政令指定都市内で数年ごとに勤務先を移ることが多いです。
一方、私立の学校に勤める場合は会社員と同じで、給料などは学校ごとに決められており、公立のように勤務先を移ることはまずないでしょう。
学校の先生は日ごろの授業時間以外にも、授業準備やテスト作成、採点、PTAの運営や参加、生徒の相談にのるなど、いろいろな仕事をしています。
放課後や休日にもクラブ活動の顧問として試合に引率することもあり、多忙でしょう。
中学校教諭・高校教諭はどんな人に向いているの?
授業についていけない、親や先生に反抗する、友人関係で悩む、不登校になるなど、思春期ならではの問題もあるため、生徒を引っ張っていく熱心さや明るさ、何でも打ち明けてもらえるような包容力を持ち合わせているとよいでしょう。
塾でも寝てしまう子はいるのかなあ? 先生つながりで塾の先生、塾講師についても調べてみたらどうだろう?
塾講師
生徒に合った学習指導で学力をのばします
学習する意欲の高い生徒から、学校の授業についていけないために通っている生徒まで、さまざまです。
塾講師は、生徒一人ひとりの能力に合わせ、学校とはちがった、少人数制や個別指導といった特徴のある指導を行っているところもあります。
進学塾の場合、学年や学力などを考えて指導しやすいクラスをつくり、生徒一人ひとりに合った対策を立て、学力アップを図ります。
塾講師はどんな働き方をするの?
塾講師は、学習塾や補習塾に所属し、働きます。
生徒の数が多く進学競争もはげしい都市部では、塾講師の募集も多い傾向が見られます。
そのぶん、講師を希望する人も多く、能力が問われることになります。
塾講師はどんな人に向いているの?
塾講師は、一人ひとりに合わせて細かな気配りができ、わかりやすくポイントをしぼって教えられることが必要です。
小学生や中学生、高校生は、人格をかたちづくるうえで大切な時期です。
時には厳しく、時には優しく、愛情をもって接することのできる人が望まれます。
授業中の眠気を克服したきみなら、映画監督のような不規則な生活スタイルの職業でもやっていけるかも。
映画監督
映画監督になるには?映画制作を仕事にしたい!
・撮影だけでなく、映画作りのすべてを決める
映画監督は、映画を作る責任者。映画作りのすべてを監督して作品を完成させるのが映画監督の仕事です。
脚本家(きゃくほんか)や俳優、助監督、カメラマン、照明担当、音声担当、美術担当など、さまざまな映画作りのスタッフを取りまとめ、指示を出し、演技のしかたから音楽の使い方など、すべての内容を決めます。
・企画(きかく)から考えることも
映画の企画は先に映画制作会社で決まっていることが普通(ふつう)ですが、監督自身が企画を考えたり、脚本を書いたり、出演者の人選をしたりすることもあります。映画の規模や監督の経験、こだわりなどによって作り方はさまざまです。
映画監督(かんとく)はどんな働き方をするの?
しかし最近はデジタル化によって映像制作の技術や機材が普及したため、個人が自主的に映画を作ることも難しくなくなりました。
資金調達から映画のテーマや脚本作り、機材の調達、出演者の依頼(いらい)などを監督自らが行い、できた作品をコンクールに応募(おうぼ)したり映画祭などで上映したりすることで知名度を上げ、映画監督としての地位を築いていきます。
どちらにしても限られた時間と資金のなかで、質の高い映画作りにまい進します。
映画監督には映画に対する情熱のある人が向く
映画作りは多くの人と協力して行うため、監督として人をまとめる統率力や意志の強さ、また社交性や協調性も大切です。
ユーモアがあって明るい人も向いているでしょう。
撮影(さつえい)期間中はスケジュールがぎっしりつまり、寝不足(ねぶそく)になったり緊張(きんちょう)状態が続いたりします。体力に自信があるとよいでしょう。
夜に仕事するイメージの警備員も眠気と戦う職業かも。実際にはシフト勤務だけど、ね。その辺調べてみたらどうだろう?
警備員
人の安全や大切なものを守る、警備のスペシャリスト
いずれも人の安全と大切なものを守る、責任ある役目をもっています。
警備を依頼されたら、まず、警備の計画を立てて、人や機械の配置を決めます。
常駐警備の警備員は、施設内を見て回ったり、テレビカメラなどの警備システムで確認したりします。
仕事中に犯罪者に遭遇したり、火災や事故に真っ先に対応したりするなど危険を伴う仕事ですが、どのような場合でも、常に人の安全を守るために冷静に行動することが求められます。
早朝や深夜に働くこともあり、交代制で仕事
常駐して行う警備以外の警備でも、早朝や深夜の勤務があります。
仕事をする場所は、警備をする場所や対象によって変わります。
警備員はどんな人に向いているの?
また、仕事中は突然に起こるどのような事態にも対応できるように常に緊張した状態でいるため、強い精神力や体力も求められます。
警備をする対象や、警備をする場所に来る一般の人や車などに、十分な心配りができることも大切です。
どんな仕事かな?と思ったら「おしごと事典」を見てみてね!
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