警備員

警備員の仕事内容は?

人の安全や大切なものを守る、警備のスペシャリストです。

警備員の仕事には、ビルや企業に詰めて警備をして犯罪や事故を防いだり、貴重な品を運んだり、工事現場などで人や車を誘導したり、ボディーガードをしたりするなど、いろいろな種類があります。
いずれも人の安全と大切なものを守る、責任ある役目をもっています。
警備を依頼されたら、まず、警備の計画を立てて、人や機械の配置を決めます。
常駐警備の警備員は、施設内を見て回ったり、テレビカメラなどの警備システムで確認したりします。仕事中に犯罪者に遭遇したり、火災や事故に真っ先に対応したりするなど危険を伴う仕事ですが、どのような場合でも、常に人の安全を守るために冷静に行動することが求められます。

警備員はどんな働き方をするの?

早朝や深夜に働くこともあり、交代制で仕事をします。

警備会社に警備員として就職する場合がほとんどです。警備する内容によってちがいますが、企業などにいつも駐在して警備をする場合は、休憩や仮眠を含めた24時間勤務が基本で、休日は交代制です。
常駐して行う警備以外の警備でも、早朝や深夜の勤務があります。
仕事をする場所は、警備をする場所や対象によって変わります。

警備員はどんな人に向いているの?

仕事中に危険な状況に直面することがあるため、冷静な判断力や責任感が必要です。
また、仕事中は突然に起こるどのような事態にも対応できるように常に緊張した状態でいるため、強い精神力や体力も求められます。
警備をする対象や、警備をする場所に来る一般の人や車などに、十分な心配りができることも大切です。

警備員の将来展望は?

安全への関心が高まる中、警備の重要性は増しています。

人々の安全への関心が高まっており、企業やお店、公共施設、学校、遊園地、個人の家などさまざまな場所や場面で、安全を守るための警備はさらに必要性を増しています。
警備会社にも時代に合った警備システムの開発が期待されており、警備員の仕事もそれに合わせて広がっていくと考えられます。
2011年12月末の時点で、全国でおよそ9000社、53万1000人の人が警備の仕事についており、採用人数も多いようです。

警備員にはこうすればなれる!

30時間以上の警備員教育が必要とされます。

警備会社に入社し、法律で決められている30時間以上の警備員教育を受けて警備員の仕事につきます。
警備員の資格には、施設警備、雑踏警備、交通誘導警備、貴重品うんぱん警備、核燃料物質等危険物うんぱん警備、空港保安警備があります。
資格は必ずしも必要ではありませんが、就職してから資格を取る人が多いようです。