『パフェの日の由来は？なんと野球に関係？』

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: 2021.06.28

みんな大好きパフェ！　パフェの日があるって知っていた？

アイスクリームやソフトクリームにフルーツに、コーンフレークやケーキがひとつになった、スペシャルなデザート...パフェ！
最近は、ファミレスやコンビニなんかでも、季節に合わせたパフェメニューが用意されているよね。甘いモノが好きだったら、きっと大好きなメニューだよね。

ところで、6月28日は「パフェの日」だって知っていた？
語呂（ごろ）合わせでもなさそうだし、どうしてこの日が「パフェの日」なのか不思議じゃないかな？今日はその秘密を紹介するよ。

由来は日本初のパーフェクトゲーム

1950年6月28日は、ある歴史的な出来事があった日。
日本のプロ野球が始まってから、史上初めての「パーフェクトゲーム」が達成された日なんだ！

...え、野球に詳しくないからそのすごさがいまいちわからない？

じゃあ、まずは「パーフェクトゲーム」から説明しよう。
パーフェクトゲームというのは、野球の試合で1人の投手が1試合をすべて投げ切り、安打・得点を与えず、かつひとりも走者を出さずに勝った試合のこと。「完全試合」ともいう。
それが初めて達成されたのが1950年の6月28日だったんだ！
「パフェの日」にしよう！と制定したのは、どうもパフェの愛好家たちらしいから野球が好きな、パフェ愛好家たちだったのかな？

ちなみに、どうして「パーフェクトゲーム」の日を「パフェの日」にしたかというと、「パフェ」の語源が理由だといわれている。

「パフェ」の語源はフランス語の「パルフェ」といわれる。「パルフェ＝パーフェクト」つまり、「完全なお菓子」という意味なんだよね。
アイスクリームにフルーツに、サクサクした触感のコーンフレークに...と、欲しいものがすべて入った「パフェ」は、甘党にとってはまさに「完全なお菓子」だ！よし、完全試合を思い出しながらパフェを食べよう！...という感じだろうか。

パフェとサンデー、アラモードの違いは

ちなみに、パフェと似たメニューに「サンデー」「アラモード」なんていうものがあるよね。
メニューに添えられた写真を見ると、パフェが一番大きくて、サンデーが少し小さめ？アラモードはプリンがのっている？

実はその違いは、「のりがのっているのが『ざるそば』でのりがないのが『もりそば』」のように、ハッキリと決められているわけではないらしい。
背の高いグラスに入っているのが「パフェ」で、小さめの器に入っているのが「サンデー」、横長の器に入っているのが「アラモード」という説もあるし、使っている材料や中身によって呼び名が変わるという説もあるんだって。

フランスのパルフェと日本のパフェはここが違う

ただ、本家本元ともいえるフランスの「パルフェ」は、日本の「パフェ」とは少し違うらしい。
フランスの「パルフェ」というお菓子は、卵と生クリームを使ったアイスクリームのようなデザートのこと。だから、フランスで「パルフェください」と注文をしたら、思っていたのとは違うものが出されるということだ。

日本の「パフェ」は、どうやら日本オリジナルのデザートで、グラスの中にいろいろな素材を重ねて作る、他のフランス料理を参考に考え出されたのではないか...といわれているよ。
最初に作られたのは、アイスクリームが普及し始めた明治時代の晩さん会のメニューだったそうだから、フランス風のしゃれたデザートとしてみんなで楽しんだんだろうね。

そして、パフェは日本オリジナルだけれど、「サンデー」はアメリカでうまれたといわれている。
日曜日の礼拝のあとに、牧師さんが食べたソースをかけたアイスクリームが由来という説がある。毎週日曜日に食べるから「Sunday→Sundae」となったという説があるよ。
おもしろいよね！

さまざなスイーツの日と由来

パフェ以外にもさまざまなスイーツの記念日があるんだ。
甘いお菓子やデザートの魅力を称え、楽しむために制定された特別な日だね。
いくつかのスイーツの記念日とその由来を紹介していこう！

ドーナツの日（6月の第一金曜日）

ドーナツは、甘くてもちもちした食感が人気のスイーツだよね。
ドーナツの日は、第一次世界大戦でドーナツを兵士に提供した救世軍のメンバーを記念して、救世軍が1938年から行っている同名の募金イベントに由来している。
アメリカではドーナツの日に多くのドーナツ屋さんで「ドーナツの無料配布」が行われるんだよ。

チョコレートの日（7月7日）

チョコレートは世界中で愛されるスイーツであり、その豊かな味わいと幅広いバリエーションが人気です。
実はチョコレートを記念した日は複数あるのだけど、今回は「world chocorateday」を紹介しよう。
「world chocorateday」は1550年に初めてヨーロッパにチョコレートが持ち込まれたことを記念して、2009年に制定された記念日なんだ。チョコレートに関するさまざまなイベントが開かれるよ。

パンケーキの日（イースター・サンデーの47日前　2023年は2月21日）

パンケーキは、朝食やブランチに人気のあるスイーツだね。
パンケーキの日はキリスト教信者が復活祭前に行う40日の断食期間（四旬節と呼び、日曜日は除く）を前に、戸棚の中の卵や牛乳などを消費するため、あるいは卵や牛乳で滋養を摂っておくため、パンケーキを作ったのが始まりと言われているんだ。
イギリスではフライパンに入ったパンケーキを持ったまま走る「パンケーキ・レース」が１５世紀から続けられているんだ。

アイスクリームの日（5月９日）

昭和39年、東京アイスクリーム協会（当時）が、アイスのシーズンインとなる連休明けの5月9日に、イベントを開催したり、都内の福祉施設や病院などにアイスクリームを寄贈したのがきっかけなんだ。
毎年この日を中心にいろいろなイベントが行われているよ。

パフェの日の由来に興味を持ったキミにぴったりな仕事
「自分でパフェを作りたい！」「これとこれを組み合わせたパフェ、おいしそう！」なんてイメージがふくらんだきみは、「パティシエ」について調べてみよう。
最近は「なりたい仕事」にランクインする有名な仕事だけれど、実際になるにはどんな勉強をして、どんな毎日を送っているのかな？
パフェのようなお菓子に限らず、料理することに興味がわいたきみは、「調理士」の仕事がおすすめだ。レストランだけでなく、様々な場所で活躍できる仕事だから、ぜひ調べてみよう。
デザートなどの製品を、いろいろな人に届けることに興味があったら、「スーパー・コンビニ店長」の仕事を調べてみよう
お客さまがどんなものを求めていて、どんな風に売り出したらたくさんの人が買ってくれるか？など、売るものを決めるところから売り方まで、関わる仕事は幅広いよ！

どんな仕事かな？と思ったら「おしごと事典」を見てみてね！