『衣替えの歴史 キミは知ってる?』
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- 2024.10.04
秋になるとやってくるのが衣替え。
制服も夏服から冬服へと切り替えられて、校内の景色も変わるんだよね。
久しぶりに目にする冬服姿にドキドキすることもあったりして!?衣替えは、いったいどうして、いつから始まったんだろう?
目次
衣替えにはどんな意味がある?
衣替えは、四季のある日本で気候に合わせた服装に切り替えることで、体調を整えたり気分を切り替えたりする意味があるよ。
季節ごとに衣服を入れ替える文化の背景
現代では6月と10月に行われることが多い。そして、案外古い歴史があるんだ。
現代における衣替えの重要性
衣替えの始まりは、昔の貴族たちの季節行事。今では制服のある学校行事のひとつ、というイメージが強いよね。
節句のお祝いなども昔に比べると減っている現代では、季節の移り変わりを感じる行事のひとつとしても、重要なものになってきているかもしれないね。
節句のお祝いなども昔に比べると減っている現代では、季節の移り変わりを感じる行事のひとつとしても、重要なものになってきているかもしれないね。
衣替えの起源と歴史
衣替えがどうして生まれたのか、その起源や歴史を見てみよう。
古代からの習慣
日本での衣替えの歴史は古代にさかのぼるよ。
衣替えの起源を探る
衣替えの起源は古代中国の宮廷での習わしだと言われている。
平安時代における衣替えの始まり
日本に伝わったのは平安時代。宮中の行事として取り入れられたんだ。
貴族社会での衣替えの習慣
平安時代の貴族社会では、旧暦の4月1日から夏の装束を着て、10月1日からは冬の装束を着るようになったそうだ。
江戸時代の衣替え
江戸時代には、貴族だけでなく武家や一般家庭にも広まったと言われているよ。
なんと、衣替えの回数は4回!
なんと、衣替えの回数は4回!
武士階級での衣替えの定着
江戸時代には、季節に応じて衣替えをすることが幕府によって制度化された。そうして、武士たちの間で衣替えが定着したんだ。
季節ごとの衣替えの具体例
その衣替えの流れはこうだ。
4月1日~5月4日は「袷・小袖」を、5月5日~8月31日までは「単衣・帷子」を、9月1日~9月8日までは「袷・小袖」、9月9日から「綿入れ・小袖」という流れで衣替えをしていたんだ。
4月1日~5月4日は「袷・小袖」を、5月5日~8月31日までは「単衣・帷子」を、9月1日~9月8日までは「袷・小袖」、9月9日から「綿入れ・小袖」という流れで衣替えをしていたんだ。
民間での衣替えの広がり
武士たちの間で衣替えが定着すると、それが次第に庶民の間にも広まった。
とはいえ、今のように薄手の夏服と厚手の冬服を持っていたわけではなかったから、持っている着物を縫い合わせて綿を入れて冬服にし、夏にはそれをほどくなど、手間がかかったんだ。
とはいえ、今のように薄手の夏服と厚手の冬服を持っていたわけではなかったから、持っている着物を縫い合わせて綿を入れて冬服にし、夏にはそれをほどくなど、手間がかかったんだ。
明治以降の衣替え
明治時代になると、6月1日と10月1日に衣替えが行われるようになった。
西洋文化の影響と衣替えの変化
明治時代は、和装から洋装へと変わっていったタイミング。
その影響もあって、年に4回の衣替えが2回に変わったんだ。
学校や企業での衣替えの普及
ルールとして衣替えのタイミングが決められたのは、主に国の機関に勤める人たちの制服だ。
そこに勤める人たちを通して、学校や企業にも衣替えが普及していったんだね。
そこに勤める人たちを通して、学校や企業にも衣替えが普及していったんだね。
現代に至る衣替えの進化
現代では移行期間が設けられることが増えているんだよ。
6月1日、9月1日の前後に猶予期間が設けられて、好きなタイミングで切り替えられるようになっていることが多いね。
6月1日、9月1日の前後に猶予期間が設けられて、好きなタイミングで切り替えられるようになっていることが多いね。
日本と世界の衣替え文化の違い
日本では普通のことである衣替え、世界ではどうなんだろう?
日本の四季と衣替え
日本の衣替えは、江戸時代には年4回だったように、四季の移り変わりと連動している。
四季折々の気候に合わせた衣替え
暖かくなってきたら薄手の着物に、湿度が高く暑い夏は涼しいものに、涼しくなってきたら暖かいものに変え、冬は綿を入れる、など気候に合わせていたんだ。
伝統行事としての衣替えの意義
古くは、装束だけでなく家の中の家具なども季節に合わせて変えていたこともあるとか。
伝統行事としての衣替えは、人々がどんなふうに暮らしていたのか、自然との付き合い方を知る機会になるね。
伝統行事としての衣替えは、人々がどんなふうに暮らしていたのか、自然との付き合い方を知る機会になるね。
世界各地の衣替え
では、世界各地の衣替えを見てみよう。
西洋における衣替えの文化
西洋では、衣替えという文化は無いようだ。1年を通して、同じ服を着まわすことも多いんだそうだ。
アジア諸国での衣替えの習慣
日本は四季があるけれど、アジア全体を見ると年間を通して気温が安定している国も多い。そういうところでは、やはり衣替えはしないそうだよ。
南半球の季節と衣替えの違い
南半球は、北半球とは季節が反対だ。でもオーストラリアなどは日本と似たような四季がある。ところが「衣替え」という習慣はとくに無いようで、各自が好きなタイミングで好きな服を着るそうだよ。
現代の衣替えと環境問題
衣類が貴重だった昔と比べて、現代では手軽に洋服を買い換えられるようになっているよね。そんな現代の衣替えについて考えてみよう。
衣替えとリサイクル
衣替えのタイミングは、サイズアウトしたものや汚れてしまったものなど、手放す衣類を選別するのにいいタイミングだ。まだ着られるけれど手放すものは、ぜひリサイクルを考えてみよう。
古着のリサイクル方法
きれいな古着なら、フリーマーケットやリサイクルショップへの持ち込みなどで、次の使い手を探す方法があるよ。
再び活躍する場を探せるという意味で、とても良いリサイクル方法だよね。
再び活躍する場を探せるという意味で、とても良いリサイクル方法だよね。
衣類を無駄にしないための工夫
とはいえ、どうせなら最後まで着倒すことができるのがいちばん。
安いから、とポンポン買うのではなく、気に入った1着を見つけるように心がけてみよう。
安いから、とポンポン買うのではなく、気に入った1着を見つけるように心がけてみよう。
環境に優しい衣替えのアイデア
衣替えをするタイミングで衣類の汚れが落ちていないと、しまっておく間に染みが出てきたり、カビがはえたり、といったトラブルが発生する可能性があるよ。
そうなるとどんなにお気に入りでも着られなくなってしまう!
そんな悲しい事態にならないように、きれいに汚れを落として衣替えをしよう。
そうなるとどんなにお気に入りでも着られなくなってしまう!
そんな悲しい事態にならないように、きれいに汚れを落として衣替えをしよう。
持続可能なライフスタイルの一環としての衣替え
季節に応じた衣類を選んで、ていねいにケアをして着続けることはとても大切なこと。
持続可能なライフスタイルにつながる、素敵なことだよね。
持続可能なライフスタイルにつながる、素敵なことだよね。
まとめ
ちょっと面倒くさいな、なんて思うこともある衣替え。
歴史や文化的な背景などを知りつつ、未来の地球を守ることにもつなげられる、素敵な習慣だと思うと向き合う気持ちも変わってくるよね!
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