『ミライ科 夏の映画祭2024
3日目「息が切れるまで」』
来週からマスクの着用が任意になるというお知らせが配られる。
自分の顔が嫌いだから、これからもマスクはつけると母に話す莉子。
受賞したポスターについて話す動画も、強引に消してしまう。
翌日、クラスメイトの優輝とともに、ポスターの発表をするよう言われた莉子は押し黙る。
映画の物語の形をつくるのはシナリオ。シナリオライターってどんな仕事なんだろう。
映画やドラマの台本を書く「シナリオ専門の作家」
シナリオライターの仕事は、映画や芝居など広い範囲にわたって台本を書くことです。
とくに放送局では、シナリオライターが常に必要とされます。
ドキュメンタリーやワイドショー、バラエティーなどにも台本がありますが、ふつうはドラマの脚本家をシナリオライターとよび、ほかの番組の作家と区別しています。
ドラマには、小説やマンガなどの原作からシナリオを書きおこす場合と、オリジナルでシナリオをつくる場合があります。 必要があれば、現地調査や資料集め、関係者への取材などをして、シナリオを仕上げていきます。
シナリオライターはどんな働き方をするの?
シナリオライターのほとんどは、企業に属することなくフリーランスとして活動しています。
テレビ局やラジオ局の一般公募やシナリオコンテストに応募して、デビューのきっかけをつかんだ人も多く、評判がよければ、次の仕事もくるようになります。
実力のある人の中には、デビューから短い期間で、一流の脚本家の仲間入りをした若手ライターもいます。
シナリオライターには、文章力や構成力が必要です。
ドラマでは、登場人物のキャラクターや、センスのいいセリフ、テンポのある会話、場面の設定など台本に魅力的な要素を盛り込めることが重要になります。
これらは日ごろの人間観察や取材、自分自身の人生経験から得られるものです。
そのため好奇心が強く、ものごとを見ぬく力があり、経験が豊かな人が向いていると言えます。