『ミライ科 夏の映画祭2024
5日目「チコ」』
愛犬のチコを亡くした中学2年生のハジメは走る熱意を無くし陸上部をやめてしまう。
朝、犬のリードを持って散歩したり、毛がついていないのに制服にコロコロをかけたり、チコがいた時の習慣が抜けずにいる。
そんなハジメを心配する母の鳴海と同じ陸上部だった雄介。
ハジメは再び走れるようになるのか。
映画といえば映画監督。どんな職業なんだろう?
映画づくりを指揮する仕事
映画監督は、映画を作る責任者。
映画作りのすべてを監督して作品を完成させるのが映画監督の仕事です。
脚本家や俳優、助監督、カメラマン、照明担当、音声担当、美術担当など、さまざまな映画作りのスタッフを取りまとめ、指示を出し、演技のしかたから音楽の使い方など、すべての内容を決めます。
映画の企画は先に映画制作会社で決まっていることが普通ですが、監督自身が企画を考えたり、脚本を書いたり、出演者の人選をしたりすることもあります。
映画の規模や監督の経験、こだわりなどによって作り方はさまざまです。
映画制作会社などに勤めていることが多い
映画監督は映画制作会社などに勤めていることが多いです。
しかし最近はデジタル化によって映像制作の技術や機材が普及したため、個人が自主的に映画を作ることも難しくなくなりました。
資金調達から映画のテーマや脚本作り、機材の調達、出演者の依頼などを監督自らが行い、できた作品をコンクールに応募したり映画祭などで上映したりすることで知名度を上げ、映画監督としての地位を築いていきます。
どちらにしても限られた時間と資金のなかで、質の高い映画作りにまい進します。
映画を見るのが好き、物語を考えて映像で表現したいなど、映画に対する情熱のある人が向いています。
映画作りは多くの人と協力して行うため、監督として人をまとめる統率力や意志の強さ、また社交性や協調性も大切です。