『新学年の最初が肝心(かんじん)!
好印象の自己紹介、なにをいう?』

ミライ科
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2024.04.05

もうすぐ新学年。初対面の人に会う機会も多くなる季節だね。
クラスがえがなくても、新入生が入ってくるなど、何かと出会いがあると思う。
そんな新学年の初めに必ずするのが、「自己紹介」。
でも、自己紹介って緊張(きんちょう)するし、なにをいえばいいかわからない...という人も多いのでは?
相手に好印象をあたえる自己紹介はなにをいえばいいのか、いっしょに考えてみよう!

目次

自己紹介で好印象をあたえる!

自己紹介はニガテだと感じている人も多いかな。
たしかに初対面の人になにをいえばいいかは、迷うよね。
第一印象はよくしたい。
でも、ありきたりな自己紹介で印象に残らないのももったいない。
自己紹介はコミュニケーションの第一歩だから、自己紹介をきっかけに自分に興味をもってもらいたいよね。
新学年の自己紹介で好印象をあたえて、友だちになりたいと思ってもらうには、どうすればいい?

新しいクラスでの自己紹介はつきもの

進学や進級をすると、新しいクラスで必ず自己紹介をする機会があるよね。
クラスがえがない場合でも、担任の先生が変わることもあるし、各教科の担当の先生が変わることもある。
まったく顔ぶれが同じっていう場合も、新しい学年での抱負(ほうふ)を話したり、何かしらの自己紹介をしたりすることは多いはず。
自己紹介は緊張するし不安...という人も、自己紹介をしないわけにはいかないよね。
せっかくだから、自分をアピールして、人間関係をよくする機会だと思ってがんばってみよう。

自己紹介はたいてい1分程度

クラスの人数などにもよると思うけれど、自己紹介にあたえられる時間はたいてい1分程度。
1分程度でできる自己紹介のパターンをいくつか考えておくと、いろいろな場面で使えて便利だよ。
文字数で言えばだいたい300文字くらい。
そう思うと、そんなにたくさん話すわけじゃないから、ちょっとは気が楽になってきたんじゃない?
自己紹介文を作ったら実際に読んでみて時間をはかるのがおすすめ。
時間オーバーはほかの人に迷惑(めいわく)をかけてしまうから、いろいろと話したいことがたくさんあるよ! という人も、ながながと話さないように気をつけよう。
逆に、ひと言で終わっちゃう自己紹介も、短かすぎて自分のことを知ってもらう機会を逃してしまうかもしれない。
ちょうど1分程度でおさまるように考えてみよう。

自分を印象づける自己紹介を考えよう

自己紹介でいちばん大切なのは、自分がどういう人間なのかを知ってもらうこと。
もちろん、友だちになりたい、もっと知りたいと思ってもらうとなおいい。
そのためには、自分を印象づける自己紹介を考えることが大切。
1分で自分のことをわかってもらえるように伝えるのは難しいと思うかもしれないけれど、「趣味(しゅみ)が合いそう」とか「話してみたい」と思ってもらえることをもりこんでいけばオーケー。
具体的にどんな話を自己紹介の中に入れるといいか、アイデアを紹介していくよ。

自己紹介で使えるネタを考える

自己紹介の中には、具体的なネタを入れるのがおすすめだ。
好きなものや趣味が似ていそうな人、学校や生活の中で大切にしているものが同じ人などとの会話のきっかけになるからね。
新しいクラスだけでなく、部活や委員会、習い事、共通の友だちとの集まりなど、いろいろなところで自己紹介する場合のことを考えて、いくつかのバリエーションを考えておくと便利だよ。

好きなもの・趣味

自己紹介で話すネタの定番といえば、やはり好きなものや趣味の話。
好きなテレビ番組や音楽、小説・マンガなど、みんなが知っていそうなものの中からいくつか紹介するといいよ。
推しのアイドルやキャラクター、スポーツ選手などがいる場合はそれについて話すのもいいと思う。
ただし、一つの話題について話し過ぎたり、聞いている人がついてこられないようなマニアックな話をしたりするのはさけよう。
推しについて熱く語るのは、仲良くなってから少しずつしていけばいい。
初対面で1分程度しかない自己紹介では、キミがどんな人なのかが伝わるような話をしよう。

ペットや家族の話

ペットや家族の話というのも、どんな生活をしているのかが伝わりやすく、自己紹介で話すネタとして使えるよ。
ペットなら、飼っている生きものの種類や特徴(とくちょう)、ペットとの生活で楽しいこと、散歩に連れていくなどキミが行っているお世話について紹介するといい。
家族の話は、たとえば四姉妹の長女ですとか、双子(ふたご)のきょうだいがいますといった家族構成を話すと、自分も同じという人が共感して話しかけてくれるかも。

部活

入っている部活や、これから入ろうとしている部活の話をしたい人も多いと思う。
部活の話を中心にまとめる場合は、なぜその部活に入りたいのか、すでに入っている人は、部活の中でのポジションやがんばっていること、続けていてよかったと思う経験などのエピソードを入れるといいよ。
部活でなくても、生徒会や委員会、クラスの中での仕事など、学校生活の中でがんばっていることやがんばりたいと思っていることについての話でもオーケー。
学校外の活動でスポーツや音楽などがんばっていることがある人は、そのことについて話すのもいいと思う。

そのほか 

自己紹介で話すネタは、個性的な話である必要はない。
多くの人が共感できる話題なら、親しみをもってもらうことができるよ。
好きな食べ物の話や、朝起きて必ずすること、休みの日の過ごし方など、ふだんの生活の中で思いつく話なら、「いいことがあった日はコンビニのシュークリームを食べます」「休みの日はたくさん眠るのが好きです」など、キミの生活が少し思い浮かぶよね。
また、好きなことやがんばっていることがなかなか思いつかないという人は、逆に苦手なことなどを話すのもアリ。
あまり深刻な話だと空気が重くなってしまうから、「からいものが食べられないのでカレーは甘口(あまくち)です」「寒いのが苦手なので10月ごろから厚着をしています」など、ちょっと笑えるようなネタもおすすめ。
もちろん、イチオシの特技がある人は「手品ができるので、見たい人は昼休みに声をかけてください」などと紹介しておけば、興味をもった人が話しかけてくれるかも。

相手に好印象をあたえる「メラビアンの法則」って? 

ここまで、自己紹介で何を話すかを中心に考えてきたけれど、実は大切なのはそれだけじゃない。
というか、もっと重要かもしれないことがあるんだ。
「メラビアンの法則」って聞いたことある?
相手に好印象をあたえる要素として、話している内容よりも、見た目など視覚的に入ってくる情報や、声のトーンなど聴覚(ちょうかく)的に入ってくる情報のほうが重要だ、というものなんだ。

第一印象を心理学者が実験

「メラビアンの法則」を提唱したのは、アルバート・メラビアンという心理学者。
人がコミュニケーションをするときに、話す人のどんな情報が、聞く人の印象に影響(えいきょう)をあたえるかということを実験したんだ。
メラビアンは、話す人の情報として、「言語情報」「聴覚情報」「視覚情報」の3つがあると考えた。
自己紹介でいうと、「言語情報」は話す内容、「聴覚情報」は話しているときに耳から入ってくる声の感じや話し方など。
「視覚情報」は話しているときの表情やしぐさと考えるといいよ。
そして、そのそれぞれで「好意」「中立」「嫌悪(けんお)」という感情を表現したときに、どの情報から印象を受け取ることが多いのかということを調べたんだ。

印象を左右する言語情報・聴覚情報・視覚情報

たとえば、言葉では「好き」と言っていても、低い声で怒ったような言い方をしていたり、表情が怖かったりしたら、どういう印象をもつだろう?
「言語情報」として好意を表しているのに、「聴覚情報」や「視覚情報」がそれに沿ったものでないと、好意があるとは思えないよね。
このように、「言語情報」「聴覚情報」「視覚情報」が矛盾(むじゅん)しているとき、聞いている人の印象にとって、どの要素が重要になるかということを研究したんだ。
研究の結果からは、「言語情報」が7パーセント、「聴覚情報」が38パーセント、「視覚情報」が55パーセントの影響をあたえているということがわかった。
つまり、何を話しているかということよりも、
「どのような声や話し方で話しているか」
「どんな表情やしぐさで話しているか」
ということのほうが、ずっと影響力が高かったということになる。

「メラビアンの法則」を自己紹介に活用しよう!

「メラビアンの法則」を生かせば、自己紹介をより成功させやすくなるよ。
どんなことを話すかは300字くらいで先に考えておこうと伝えたけれど、考えた自己紹介の内容をどんな表情や話し方で伝えるかを練習することが、実はすごく大切だってことなんだ。
メラビアンの法則をふまえると、自分の好きなことやいいところ、これからがんばりたいことなど前向きな話をするとき、それと矛盾しないように明るい声のトーンや表情で話すと、より伝わりやすくなるということになる。
また、ニガテなことや弱点などを自己紹介で話す場合でも、笑顔で楽しそうに話すことで、いい印象をあたえることもできるんだ。

見た目と話し方で自己紹介を制す!

自己紹介では、話す内容ももちろん大切だけれど、視覚情報や聴覚情報も大切だということがわかったかな。
視覚情報は、姿勢や表情、動きやしぐさといった、目から入る情報。
聴覚情報は、言葉づかいや声のトーン、発音や聞きやすさといった、耳から入る情報。
つまり、見た目と話し方はけっこう重要ってことだ。

みだしなみと笑顔はマスト

見た目というとイメージするものが人によってちがうかもしれないけれど、顔かたちがどうとかいうことより、大切なのはまず笑顔。
はずかしがりやの人でも、みんなと仲良くなりたいという気持ちをこめて笑顔で話そう。
その笑顔の印象をしっかり伝えられるように、みだしなみにも気をつけよう。
みだしなみといっても、むちゃくちゃおしゃれにする必要はない。
大切なのは清潔感。
制服にしわやよごれがないか、制服は着くずさずにきちんと着て、髪(かみ)をとかし、歯みがきなど口内ケアをしっかりしておこう。
笑顔で見た目も清潔な人なら、まわりの人も話しかけやすくなるよね。

姿勢や所作も重要

そして、自分では意外と気づきにくいのが、姿勢や所作。
所作というのは体の動きやしぐさのこと。
背中が丸くなっていないか、手足がだらんとしていないかなどに注意し、背筋をピンと伸ばしてまっすぐに立とう。
前に立って話すときに、体がふらふらしたり、手や足をゆすったりするクセがないか、鏡などでチェックしてみよう。
クセは無意識にやっていることが多いから、家族などに客観的に見てもらうのもおすすめだよ。

言葉づかいや聞きやすさに配慮しよう

耳から入ってくる情報として大切なのは、言葉づかいや聞きやすさ。
言葉づかいはきちんとしているほうがいいけれど、あまりかたくるしいとちょっと話しかけづらそうという印象をもたれてしまう。
必要以上に敬語を使わなくても、語尾(ごび)を「~です」「~ます」にするくらいでオーケーだよ。
そして、話すときに気をつけたいのは、聞きやすさだ。
声の大きさやトーン、話すスピードなどに気をつけて、練習してみるといいよ。
クラスの後ろまで聞こえるように、なるべく大きな声で。
話すスピードが速すぎると、何を言っているか聞き取りづらいこともあるから、ゆっくり、はっきり、明るく話すようにしよう。
緊張するとつい早口になりがちだから、自分では少しゆっくりかなと思うくらいで話すとちょうどいいはず。
また、抑揚(よくよう)がなく単調な話し方だと、どうしても話がつまらなく感じてしまったり、暗い印象をあたえたりしてしまいがち。
適度なところで言葉を区切るなど、話し方にリズムをつけるようにするといいよ。
テレビや動画などで、話が聞きやすいと思う人がいれば、話し方をまねしてみるのもいいかもしれないね。まとめ

まとめ

自己紹介は緊張するから不安という人も多いかもしれない。
でも、1年の初めに自分のことをみんなに知ってもらえる貴重な機会。
「この人のことをもっと知りたいな」「友だちになりたいな」と思ってもらえるチャンスだよ。
自分の好きなことや自分がどんな人かを知ってもらえるエピソードで、明るい表情と聞きやすい話し方で、落ち着いて話せばだいじょうぶ。
キミの自己紹介がうまくいくように、応援しているよ!

人の好印象をあたえるのには自信あり! というキミは、好印象のかたまりといえるアイドルの仕事について調べてみては?

アイドルの仕事は幅が広い

みんなを元気にしてくれるアイドルは、芸能界の中でも仕事の幅が広い職業です。
アイドルによってどの分野を中心に活動しているかに違いはありますが、テレビや映画などに出演して歌やトーク、演技を披露したり、雑誌やWEBサイトなどから依頼されて、写真撮影やインタビューの仕事を受けるなど、多くの活躍の場があります。
なかでも、ステージの上で華やかな衣装をまとい、歌やダンスなどのパフォーマンスでファンを楽しませる仕事はアイドルの真骨頂といえるでしょう。
握手会やサイン会などのイベントで、ファンとの交流を深めるのもアイドルの大切な仕事です。

アイドルの働きかた

アイドルの多くは「芸能事務所」や「芸能プロダクション」に所属して活動します。
アイドルの仕事内容や方針は、芸能事務所やプロダクションの幹部の人が、「コンサート中心」「バラエティ番組中心」「イベント中心」というふうに決めています。
人気アイドルの生活は過密スケジュールで、朝が早かったり夜遅くなったりなど不規則になるようです。
また研究生や新人アイドルの場合でも、ダンスや歌のレッスンなどで基本的に忙しい毎日を送ることになります。
アイドルの給料は所属する芸能事務所やプロダクションから払われ、「月給固定制」の場合もあれば、完全に仕事量によって給料が決まる「歩合制」、あるいは「月給制+歩合制」の場合もあるようです。
トップアイドルの中には数千万円の年収を稼ぐ人もいると言われますが、デビュー前のアイドルでは月数万円ほどの給料で他のアルバイトをしながら生活している人もたくさんいると言われています。

テレビのバラエティは、好印象なタレントたちが大集合! そんなバラエティをつくる現場に興味があるキミは、構成作家という仕事に向いているかも?

構成作家と放送作家はどう違う?

テレビのバラエティー番組やラジオ番組で番組の構成を考えるのがが構成作家です。
構成作家と同じような職種に「放送作家」がありますが、構成作家は、番組の「設計図」をつくり、放送作家は番組の「中身」をつくるという違いがあります。
構成作家は番組全体のコンセプトや流れ、コーナーごとのおおまかな企画を考えるのに対し、放送作家は番組の演出や出演者のセリフ、ナレーションなどの台本を書くのが仕事です。
しかし近年のテレビ業界では、この2つの職業はほぼ同じものとなっている場合が多いようです。

番組制作会社やフリーランスで働く

構成作家は、番組制作会社に所属する人とフリーランスで活動する人がいます。
構成作家の生活は、自分の事務所や自宅で台本や企画書をつくり、打ち合わせやリサーチのときに外に出かける、というスタイルの人がほとんどのようです。
構成作家には、魅力のある番組をつくるための卓越した企画力、斬新な発想力とセンスが不可欠です。
そのためにも、さまざまな分野に興味を持って情報収集し、常にアイディアの引き出しを増やしておくことが求められます。

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