『修学旅行のスローガンはこう決める』
目次
中学校生活の一大イベント、修学旅行。
ただ、遊びに行く旅行とは違って、実行委員会があって、しおりをつくって、行動計画を立てて......と準備することがたくさんあるはずだね。
準備が始まって、比較的早い時期に考えなくてはならないのがスローガン。
スローガンっていったいなにを考えればいいの?
スローガンの役割ってなんだろう
そもそも、スローガンはなにのために決めるのかな? 本当に必要? なんて思ってしまう人もいるかもしれないけれど、その力をあなどるなかれ!
スローガンは旅行の目的を、簡潔かつ印象的な言葉にしたもの
スローガンはどんなものかというと、修学旅行の目的をひとことで表して、みんなで目線を合わせるためのもの。
旅行の目的を、簡潔かつ覚えやすい印象的な言葉にまとめるんだ。
旅行に参加する人のあいだで、目的を共有できる
修学旅行の目的はなにかな?
「遊ぶため」「友達と仲良くなるため」「ふだんと違う経験をするため」と、みんなそれぞれ目指すものが違うと、なにを優先して行動するのかもバラバラになってしまうよね。
そこで登場するのがスローガンだ。
最初に目的を共有すれば、そのあと空中分解なんていうこともない!
旅行へのやる気を高める
気持ちが盛り上がるスローガンが決まれば、みんなのやる気が高まるのもまちがいない! さあ、スローガンを考えてみよう。
スローガンを作るときのポイント
スローガンを作るときにはいくつかポイントがあるよ。
みんなで共有できる、良い物を考えるために確認しておこう!
目的をはっきりさせる
まずは、修学旅行の目的をはっきりさせよう。
修学旅行が終わったときに、どんなことを身につけていたいのか、なにを達成しているのか、などみんなで考えてみよう。
簡潔で覚えやすいものにする
選ぶ言葉は、とにかく簡潔で覚えやすいものにしよう。
頭にすっと入って残らないと、スローガンを考えた意味がない!
リズム感を大切に
語呂がいい、リズム感がいい言葉は耳に残りやすいよ。
迷ったときは口に出してみると選びやすいかも。
ポジティブな表現にする
せっかく決める言葉だから、厳しすぎる言葉、後ろ向きな言葉は避けてポジティブな表現を考えよう。
四字熟語のスローガン例
さっそく、具体的にいくつか例を見てみよう!
覚えやすい、意味も伝わりやすいのが四字熟語だよ。
おすすめのものを紹介するよ。
一期一会
旅先では、だれかに話を聞くことやお世話になることもあるはず。ひとつひとつの出会いを大切にしよう、という意味だね。
温故知新
古くからあることをしっかり勉強して、そこから新しい知識や考え方を身につけよう、という旅の目的にぴったり!
花鳥風月
自然の美しい情景などを楽しむこと。
自然豊かな場所へ行くならぴったりの四字熟語だよ。
楽学両道
辞書にのっているような熟語ではないけれど、修学旅行のスローガンでよく選ばれているのがこれ!
楽しいことと、学ぶこと、どちらも両立させた旅にしよう、という意味がパッと見て伝わってくるね。
二字熟語のスローガン例
続いて二字熟語のスローガンも見てみよう。二字熟語もシンプルでおすすめ!
協力
みんなで力を合わせて成功させよう! 大切なことをすっきり二文字で表現。
結束
気持ちを一つにして、それぞれの役割を果たしていい旅行となるように、という気持ちが伝わるね。
進化
大きなイベント成功させると、みんなひとまわり成長できるはず。
そんな旅行にしたい、という強い意志を表明だ!
団結
学年全体でまとまって力を合わせて成功させる、そんなイベントにしたいという気持ちが伝わってくるよ。
英語のスローガン例
せっかくだから、英語でカッコよく決めるのもアリだね!
英語だと軽やかな印象のスローガンになるね。
Let's make many memories(思い出をたくさん作ろう)
今の学年全体での宿泊イベントはこれが最後、という学校が多いはず。とにかくたくさん思い出を作りたい!
One team(一致団結してやり遂げよう)
ひとりひとり、班ごと、クラスごと......と分け方はいろいろあるけれど、学年全体での団結が大切だということも、英語だとなんだかかっこいい!
Keep Smiling(いつも笑顔で)
思い出したときにはみんなの笑顔ばかりが思い浮かぶ、そんな楽しいイベントにしたい!
Don't think,feel(考えるな、感じよう)
あれこれ難しく考えずに、素直な気持ちで感じたことを大切に!
笑える系のスローガン例
楽しい雰囲気の学年なら、あえて笑える系でいってみるのもいいよね。
京都は歴史の宝石箱や!
行き先に合わせて、「〇〇の宝石箱や!」としてみよう。〇〇は、修学旅行で学びたい、触れたいポイントを入れてみよう。
京都のどこかに私を待ってる人がいるかな?
昔はやったこのフレーズ。待っているのはだれなんだろう!?
みんなが恋する京都 分けてもらいたい
魅力的な場所へ旅するんだ、でもそこに妬(や)くなよ! とつっこみたくなるスローガン。
京都の歴史のつめ合わせ
旅行でなにを見て、なにを感じてくるのか。これも場所に合わせて変えてみよう。
まとめ
スローガンは、最初の候補をどんなものにするか、でこの先の旅行の雰囲気をも左右するよ。そう考えると、スローガン決めはとても重要なこと! 納得のいくものに決まりますように。