『漢字の成り立ちがおもしろいやつ ホントは怖い漢字の成り立ち』
ねえねえ、キミは漢字のちょっと怖い話って知ってる?
漢字って言葉の意味や形から成り立っているんだけど、その成り立ちは実はかなり奥が深いんだよ。
今日は漢字の成り立ちについて紹介しよう。
ちょっと怖いところもあるけど、興味あるかもよ?
漢字はいつ日本に伝わったの?
まず、漢字はいつ日本に伝わったか知ってる?
実は漢字は1世紀ごろ古代中国から日本に伝わってきたんだ。
その時代はまだ日本語の書きことばがなかったから、中国語の漢字を借りて使っていたんだよ。
日本人はその後、漢字を自分たちの言葉 (日本語)に合わせて使いやすく改良したんだね。
漢字の成り立ちは4つある
さて、漢字の成り立ちについてくわしく見ていこう。
漢字の成り立ちには主に4つのパターンがあるんだ。
それぞれ「象形」「指事」「会意」「形声」と呼ばれているよ。
「象形」
まずは「象形」から見ていこう。
象形とは、物の形をそのまま描いた漢字のこと。
例えば、「山」の漢字は、実際の山の形を描いたものなんだよ。
「指事」
次に「指事」だ。指事とは、抽象的な概念や動作を表す漢字のことさ。
例えば、「上」の漢字は、上に向かっている矢印の形から上を表しているんだ。
「会意」
次は「会意」だ。会意は、複数の意味を組み合わせて表す漢字のこと。
例えば、「明」の漢字は、太陽 (日)と月が重なっている様子を表しているんだ。
太陽と月が重なると明るくなるから、「明」は明るいという意味で使われているんだよ。
「形声」
最後に「形声」だ。 形声は、意味を表す部分と音を表す部分から成り立っている漢字のことさ。
例えば、「問」の漢字は、内側の「口」と外側の「門」の組み合わせで成り立っているんだ。
「口」が意味を表し、「門」が音を表しているんだよ。 だから、問はもん(門)と読むよね。
難解でかっこいい漢字の魅力とは
漢字は、ただの文字じゃなく、その成り立ちや背景にストーリーが詰まっているのが魅力。
形の美しさ、響きの独特さ、そして自然や文化とのつながりが、それぞれの漢字を特別なものにしているんだ。
漢字の成り立ちと美しさ
漢字は、自然や物語をもとにしていることが多いよ。
たとえば「鳳凰(ほうおう)」は、想像上の鳥を描いた漢字で、その見た目も響きもきらびやかだよね。
また、「葡萄(ぶどう)」のような果物を表す漢字は、植物の形や様子をこまやかに反映しているんだ。
こうした背景を知ると、漢字がただの記号ではなく、文化や自然と結びついた美しい表現だとわかるよね。
難読漢字が持つ独特の響き
難読漢字には、その響きだけで印象を強く与えるものが多いよ。
たとえば「鸚鵡(おうむ)」や「蜻蛉(とんぼ)」は、動物や昆虫の名前としても独特な雰囲気があるよね。
さらに、「竜髭(りゅうのひげ)」のような植物名は、文字そのものが神秘的で美しいイメージを持たせるよ。
日常で使えるかっこいい漢字
日常生活でよく使うけど、少し特別感のある漢字も魅力的だよね。
「洗練(せんれん)」や「希望(きぼう)」といった熟語は、ポジティブな印象を与えられる漢字の代表格だよ。
また、「灯(あかり)」や「静寂(せいじゃく)」のような言葉も、文章や会話で上手に使うと一気に雰囲気が引き締まるよね。
漢字を使ったユニークな表現方法
漢字をデザインやアートに取り入れるのも楽しい。
たとえば、自分の座右の銘を四字熟語から選んで、ノートやポスターに書き出してみるとおしゃれかも。
さらに、漢字を使ったアクセサリーやカードデザインなど、日常のアイテムにも取り入れられる工夫がたくさんあるよ。
※くわしくは「難しい漢字がかっこいい! この漢字読める?」
ホントは怖い漢字の成り立ち
漢字の成り立ちには諸説ある場合が多い。 そのなかで「怖い」と感じそうな解釈を紹介していこう。
くれぐれも言っておくけど、漢字の成り立ちには諸説ある。興味があったらそれぞれ調べてみよう!
ホントは怖い「幸」の成り立ち
さて、次はちょっと怖い漢字の成り立ちを見ていこう。
まずは「幸」の成り立ちだ。
この漢字は元々手かせ (手錠のようなもの)の形から成り立っているんだ。
手かせをはめられるだけで、もっと厳しい刑罰からは逃れたから「幸せ」という意味になったんだ。
しかし、手かせをはめられそうになる時点でそれは本当に幸せなのかという疑問が頭をよぎるよね。
ホントは怖い「爽」の成り立ち
次は「爽」の成り立ちを見てみよう。
この漢字には印象的なバツが4つ付いているんだけど、実は「爽」の漢字にある「大」の字は人間の、遺体を表しているんだ。そして4つのバツは、遺体に入れられた入れ墨なんだ。(※諸説あります) 昔は死体と魂を清らかに保つことで、復活できると信じられていた。
バツ印は邪悪なものが入らないよう魔除けに彫った入れ墨なんだよ。
つまり、「爽」の字は復活のために魔除けの入れ墨を彫り、清められた遺体から成り立っているんだよ。
ホントは怖い「取」の成り立ち
次は「取」の成り立ちだ。
昔の人々は、野獣を狩猟して生活の一部としていたよね。
狩猟の成果を自分の住居地に持ち帰るとき、確実に自分が捕獲したものであることを主張するために、便宜的に野獣の耳を取っておくことがあったんだよ。
「取」の字は、その時のようすを表現しています。
「耳」は「みみ」を、「又」は「手」を意味し、手で耳を取ることが成り立ちだとわかるね。
ホントは怖い「童」の成り立ち
さて、「童」という漢字の成り立ちにもちょっと恐ろしいところがある。
童という漢字は辛+目+重で成り立っている。
辛は「入れ墨をする為の針」の象形。
目は「人の目」の象形。
重は「重い袋」の象形なんだ。
これは、「目の上に入れ墨をされ重い袋を背負わされた奴隷(どれい)」という意味。
針で目の周りに入れ墨を入れられた奴隷を指す「童」という漢字が生まれたんだよ。
ホントは怖い「祭」の成り立ち
さて、「祭」の成り立ちも少し怖いところがあるんだ。
この漢字に含まれる「示」の部分は、いけにえをささげる祭壇(さいだん)を意味する。
さらに「示」の上にある部分は左が肉、右が人の手を表しており、人がいけにえの肉を手に持ってささげているようすなんだ。
祭りはお祝いや感謝の意味合いがあるけれど、もっと古代にはいけにえの犠牲があった地域もあるんだね。
ホントは怖い「若」の成り立ち
最後に「若」の成り立ちを見てみよう。
この漢字は草かんむりに右という字を書くけれど、実はこの漢字に意味はなく象形文字がルーツと言われているよ。
怖いほうの解釈を紹介すると、昔は巫女(みこ)という存在が、神様の声を聴き政治などを行っていたんだ。
その巫女が神様の声を聴く為に髪を振り乱しながら我を忘れて踊り狂っている様を、象形文字として書いたのが「若」なんだ。
そのようすを想像すると、なかなか恐ろしいものがあるよねー。
漢字の成り立ちは、ちょっと怖いところもあるけど、その背後には深い意味があるんだ。漢字は単なる文字だけでなく、歴史や文化がつまっているんだよ。
読むのが難しい1文字苗字
次に、「たぶん、これは読めないよ?」の1文字苗字を紹介しよう。
漢字自体は簡単なんだけど意外な読みかたなんだよね。
一(にのまえ)
「一」と書いて「にのまえ」。二の前にあるから「にのまえ」。
ちょっと驚くよね。
「はじめ」と読むのは知っているけど「にのまえ」は知らなかったんじゃないかな?
二(したなが)
「一」が「にのまえ」なら「二」は「さんのまえ」?
違うんだなー。
「二」は「したなが」と読みます。ほらよく見てごらん?
「二」は上の棒より下の棒のほうが長いじゃない? なので「したなが」と読むんだって。
九(いちじく)
「九」は「きゅう」と読むけれど「いちじく」とも読むんだ。
「一字 九」と書くから転じて「いちじく」。なるほどー。
十(つなし)
一は「ひとつ」二は「ふたつ」三は「みっつ」四は「よっつ」五は「いつつ」六は「むっつ」七は「ななつ」八は「やっつ」九は「ここのつ」って読むよね。
でも十は「とお」で「つ」がつかない。そこから「つなし」と読まれるようになったんだって。
※くわしくは「1文字の苗字 漢字がムズカシすぎる読み方」
漢字は知れば知るほどおもしろい
どうだったかな? 夏の暑さもすーっとひいていく怖さだよね。
漢字は単なる文字ではなく、その形や意味には歴史や文化が反映されているんだ。
これらの成り立ちを知ることで、漢字の奥深さや言葉の力を改めて感じることができると思うよ。
漢字の成り立ちに興味を持ったら漢検を受験してみよう!
漢字の成り立ちや意味に興味を持ったなら、漢字の知識を深めるために漢検という試験を受けてみるのもいいかもしれないよ。漢検は漢字の読みや意味、使い方に関する知識を試す試験で、漢字の学習や理解を深めるのに役立つんだ。
漢検受験のために必要なのは
漢検受験のためには、いくつかの準備が必要だよ。まずは、漢字の読みや意味をしっかり覚えることが大切だ。参考書を活用して、一つ一つの漢字をじっくりと学んでみてね。
そして、漢検の過去問や模擬試験を解いてみるのもおすすめだよ。実際の試験形式に慣れることができるだけでなく、自分の弱点や不足している知識を見つけることができるからね。
実はそれらがまとめてできるのが、進研ゼミ会員ならみんな使える「まなびライブラリー 教材館」なんだ。
参考 「本当は怖い漢字13選|恐ろしい由来・成り立ち・ルーツ・意味とは?」
URL:https://belcy.jp/67480 「怖い!漢字の由来や成り立ちから知る本当は怖い漢字10選!」
URL:https://lovely-media.jp/posts/16950
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