『話し合いのコツ 話し合いができない人への対応は?』
目次
修学旅行で大変なのは、参加者の意見のすり合わせ
修学旅行のアンケートの結果では、班のメンバーとの意見のすり合わせが大変だったとの意見が多かったよ。
確かに、修学旅行で 訪れる場所には、いろいろな見どころがある。一人一人に 行ってみたいところがあったり、やりたいことがあったりというなかで、意見のすり合わせは大変だし、気が重いよね。
そこで今日は「話し合いのコツ」についてお伝えしよう。
最大のイベントの修学旅行を素晴らしい思い出にするために、おたがいの意見をうまく調整するコツを知っておこう。
参加者全員が主張ばかりする
修学旅行は楽しい思い出がたくさん作れるステキなイベント。
でも、それだけに事前の話し合いでは参加者全員が主張ばかりするところがあるよねー。
相手の話をよく聞き、真意をつかむ
まず大切なのは相手の話をよく聞くこと。
相手の意見や気持ちを理解することで、スムーズな話し合いができるようになる。
自分に置き換えて考えてみよう。自分の意見を相手がしっかり聞いてくれなかったらムッとしてしまうよね。
司会者がおらず混乱している
また、司会者がいなくて混乱していると、意見がまとまりにくい。
しっかり司会者を指名して、話し合いのルールに基づいて進行していくことが大切なんだよ。
話し合いのコツ
話し合いがうまく進むかどうかは、事前の準備と司会進行の質が大切なんだ。そこを忘れずにね。
事前準備は目的、情報、問題点の共有
まず目的を明確にすることから。
この話し合いがなにを目指し、どのような結論や解決策を導き出すのか、明確にすることが不可欠だよ。
目的が定まれば、つぎに修学旅行についての情報共有だ。
参加者全員が同じ情報を持つことで、議論が有益に進むようになるよ。
そして、問題点も共有しよう。参加者全員が抱える問題を理解することで、解決のための的確なアプローチが可能になるんだ。
発言時のルールを決める
次に、発言時のルールを決めることも忘れずに。
発言が一方的にならないように、全員にチャンスを与えるためのルールを設けることが大切なんだ。
これにより、話し合いがバランスよく進み、参加者全員が積極的に意見を言えるようになるよ。
事前準備が整ったら司会進行に移る
事前準備が整い、ルールを周知したら、次は司会進行に移ろう。
司会者がしっかりと進行を取り仕切ることで、議論が混乱なく進むよ。
司会者は中立でありながら進行を促進する役割を果たすため、話し合いをスムーズに進めるために絶対に必要な役割なんだよ。
●アイスブレーク
まず、司会進行の初めに大切なのが「アイスブレーク」。 参加者たちがリラックスし、打ち解けるきっかけを提供することで、全体の雰囲気がなごやかになる。
アイスブレークは、冷たい雰囲気を取り払い、参加者たちが自由に意見を交換しやすくなる効果があるんだ。
●目的とゴールの宣言
次に、話し合いやイベントの目的とゴールをはっきりと宣言することも大切だよ。
参加者たちが、今、話し合いがどの方向に進んでいるのかを理解することで、焦点が定まり、議論が迷子になることを防ぐことができる。 明確な目標があれば、参加者たちも協力してくれるしね。
●発言の肯定
また、司会者は参加者の発言には肯定的な姿勢を持つことが大切。
それぞれの意見や提案に対して肯定的な反応を示すことで、協力意欲が高まるからだ。建設的な議論が進みやすくなるんだよ。
●話題から外れたら戻す
話し合いが進むなかで、ときおり話題が外れてしまうことがあるよね。
こうした場合には、司会者は冷静に状況を見極め、話題を本来の方向に引き戻すスキルが求められる。
流れを失わずに進行することで、無駄な時間を減らし、効率的な議論を実現しよう。
●結論をまとめる
最後に、議論の終盤では司会者が簡潔に、的確に結論をまとめよう。
参加者たちが一致した点や意見のまとめを明確に示すことで、話し合いの成果を確認しやすくなるよ。
みんなで合意できた点、また合意できなかった点がはっきりしたら、次の話し合いもスムーズに始めることができるよね。
相手に伝わる話しかたは?
次に、「相手に伝わる話しかた」について考えてみよう。これもコツさえつかめば、人とのコミュニケーションが格段に良くなるよ。
わかりやすい言葉を使う
まず大切なのは、わかりやすい言葉を使うこと。
相手が理解しやすい表現を心がけよう。
たとえば、修学旅行先の情報をよく調べてきたのはいいんだけど、これ見よがしにあまり使われていない言葉や、専門的な言葉で意見を言っても、その意見の意図は伝わらないよ。
班のメンバーのすべての人が理解できる言葉を使って話をしよう。
話し始める前に言うことを整理する
また、話し始める前には、言うことを整理しておくことも重要だよね。
だれだって話し始めると、だんだんと自分の言いたいことが混乱していってしまうことはある。
それを防ぐために自分のいいたいことをしっかり整理しておこう。
これによって、自分の主張が明確に相手に伝わりやすくなるよ。
声量や話すスピードに気をつける
さらに、相手に伝わる話しかたには声量や話すスピードにも注意が必要。
自分の意見を言うってことはけっこう緊張するものだ。
すると、やけに早口になってしまったり、あまり自信がない意見だと声が小さくなってしまったり、これではキミの真意が相手に伝わらないじゃない?
相手に合わせて適切なトーンで話すことで、より良いコミュニケーションが生まれるはずだよ。
強調や抑揚を適度につける
そして、感情を込めることも忘れずに。
強調や抑揚を適度につけることで、相手に伝わりやすい話しかたになるんだ。
目線や表情を意識する
最後に、目線や表情も大切な要素。
相手との目線のコンタクトや笑顔は、 キミの意見の信頼性を増幅してくれるんだ。
話しかたがうまいい人をマネする
もしじょうずな話しかたが知りたいなら、話しかたがうまい人をまねてみるのも一つの方法だよ。
彼らの話しかたから学び、自分のスキルに取り入れていこう。
話し合いができない人の特徴
一方で、話し合いが苦手な人もいるよね。
その特徴を理解し、上手に対応することも大切。
話し合いができない人の特徴としては、次のようなことがあるよ。
相手の立場になれない
まず、相手の立場になれない人がいるよ。
相手の視点や状況、気持ちを理解することが難しい場合、対話が難しくなってしまうことも。
自分の意見を曲げられない
また、自分の意見を曲げられない人もいる。
班のメンバーへの信頼感が足りなかったり、言いたいことがうまく言えないこともあるかもしれない。
意見がコロコロ変わる
意見がコロコロ変わる人もいる。
主張に一貫性がないと、話し合いが難しくなる場合もあるよね。
柔軟な対応がニガテ
柔軟な対応が苦手な人もいる。
相手の意見に対して、自分の意見を柔軟に変化させて臨機応変に対応できないと、円滑(えんかつ)な話し合いが難しくなるね。
すぐにレッテルを貼(は)る
さらに、すぐにレッテルを貼る人も。
相手の言動に対して一度否定的な見解を持ってしまうと、そこから先はその人からどんな意見が出ても否定してしまう。これでは、建設的な議論が難しくなるよね。
べき・ねば思考
そして、べき・ねば思考の持ち主も話し合いがニガテな人の特徴。
「これは〇〇をするべき」「ここでは〇〇でなければならない」など自分の意見や考えかたを柔軟に変えることが難しいタイプで、融通(ゆうづう)が利かない場合があるよ。
話し合いができない人にはこう対応しよう
では、話し合いができない人に対してはどう対応すれば良いのかな? ここでは具体的なアプローチを伝えよう。
まず相手の話をしっかり聞く
まず第一に、相手の話をしっかり聞くことが大切。
相手の立場や気持ちを理解しようとする姿勢が、対話の第一歩となるよ。
相手への理解を示す
次に、相手への理解を示すことが重要なんだ。
なぜ相手がそのような意見を言ったのか、背景を補ってあげたり、意見に賛成する部分を示したりすることで、相手への理解を示していこう。
相手を気遣う言葉を忘れない
また、相手を気遣う言葉を ところどころにはさむようにしよう。
たとえば、「自分の意見は、相手の意見から発展させて思いついたものだ」など、相手への感謝の意を表すことで、相手も協力的な態度を示す可能性が高まるよ。
なるべく数字を使って根拠を示す
議論のなかで、なるべく具体的な数字やデータを使って根拠を示すことも有効だ。
キミの意見の客観的な情報を提示することで、議論が冷静かつ合理的に進行していくからね。
端的に話す
最後に、端的に話すことも大切。
長々とした説明や複雑な表現は避け、キミの意見の核心を的確に伝えることで相手に理解されやすくなるよ。
まとめ
今回は 修学旅行でいちばんの難関である班のメンバーとの意見のすり合わせのしかたについてお話をしたよ。
話し合いについて大切なのは、感情のぶつけ合いをするのではなく、意見の交換だということをわすれないことだ。
相手の話をよく聞いて、自分の話も聞いてもらう。
おたがいの良いところをそろえていけば、修学旅行は絶対にステキな思い出になるよ。