スポーツチームスタッフ

スポーツチームスタッフの仕事内容は?

プロのスポーツ選手が所属するクラブチームで働くスタッフです。

プロ野球やプロサッカーなどの代表的なプロのスポーツでは、選手はいずれかのクラブチームに所属しています。
スポーツチームスタッフは、そのクラブチームの運営にかかわる仕事を行います。
一口にスポーツチームスタッフといっても業務の内容ははば広く、チームの活動をアピールする広報活動をしたり、資金を提供してくれるスポンサーを探したり、チームの活動に必要なお金を管理したり、所属している選手との契約に関する交渉や処理を行ったりしています。
ほかのチームから優秀な選手を引き抜いたり、ファンやサポーターの来場数を増やすための工夫を考えたりといったことも行います。
また、選手の体調の管理などを行うメディカルスタッフや、外国人選手のための通訳など、より専門的なスタッフのいるチームもあります。
大きなチームになれば、それだけ業務の内容や量も多くなるため、役割を分担して行うスタッフも増える傾向が見られます。

スポーツチームスタッフはどんな働き方をするの?

クラブチームの親会社に就職した後、スタッフとしてクラブチームで働くことが多いです。

クラブチームを運営する企業に就職し、チームスタッフとしてクラブチームに配属されて働くケースが一般的です。
また、マネージャーや広報担当者などは、そのチームに所属していた元選手が引退後に採用される場合もあります。
いずれも、担当する仕事により、働き方はそれぞれ違います。
そのチームの本拠地から離れた地方で試合やイベントがある場合、選手と行動をともにするため、何日にもわたって家を離れることもあります。

スポーツチームスタッフはどんな人に向いているの?

運営するチームが順調に活動できるように支え、選手たちを管理したりサポートしたりできるよう、すぐれた管理能力が必要とされます。
さまざまな選手やスタッフに信頼されるために、コミュニケーションをはかる力をもち、誠実でたのもしい人柄であることも重要でしょう。
チームや選手のために積極的に気を配ったり、観察したりするこまやかさも必要です。

スポーツチームスタッフの将来展望は?

チームを主体的に運営していける積極的な人材の活躍が求められています。

プロ野球やプロサッカーは、もともと親会社である企業が主となり、運営を行うスタイルが一般的でした。
が、近年はクラブチームそのものが組織としての独立性を強めていくものと思われます。
そのため、チームを主体的に運営していけるビジネス感覚を持つ人材が求められるでしょう。
また外国人の選手の多いクラブチームの場合、語学力や国際的な感覚があればなおよいでしょう。

スポーツチームスタッフにはこうすればなれる!

必要な資格はなく、採用数も少ないので情報をしっかり集めましょう。

クラブチームスタッフに必要な資格は特にありません。
しかし、元選手や実績のある知人をスタッフに引き抜くなど、試験ではなく人の紹介で採用するケースも多く、大々的に募集されることはなかなかないようです。
ただし、チームによっては公募している場合もあるため、つねに情報を集めるようにしたいものです。
スポーツ関連の専門学校などでは「スポーツビジネスコース」といった名称で、チームスタッフを目指す人材の養成を行っているところもあります。