『仲直りのしかた ごめんはこう伝える』

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2024.01.31
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友達とちょっとしたことでケンカしてしまった。 原因は相手にあるような気がしているけれど、「ごめん」と言ってくれる気もしない。 すなおに謝るのってあんがい難しいのかな。でもそれってどうしてだろう。

謝れないのはなぜ? 

「ごめん」のひとことがすなおに出てこない、相手に伝えられないのはどうしてなんだろう。その裏にはいろいろな原因が考えられるよ。

自分のせいじゃないと思っている

単純に「自分のせいじゃない」と思っている場合。 だれかをいやな気持にさせたということにも、迷惑をかけていてもそれにも気づいていない可能性があるよ。 そんな場合は「謝ってよ!」とつめ寄ったところで「へ?なんで?」となるのがオチ。

相手にも原因があると思っている

自分に非があるとは思いつつ、「でも悪いのは自分だけじゃない」と考えている場合。 自分だけの責任ではないからおたがいさま、謝るつもりはないよ、と考えているかもしれない。

自分の非を認めたくない

「ごめんと言ったほうが負け」なんて極端な考えだってある。 自分が謝ることがプライドを傷つけるという人も、なかなか謝れないタイプだ。

謝るタイミングを逃してしまった

単純に、ごめんと言うきっかけを逃してしまったという可能性もあるかもしれないね。 トラブルが起きたときにはまったく状況が理解できず、あとから振り返ってみて「あ!自分のせいだったかも!」と気づいても時すでに遅し......。

仲直りの方法はこれ!

どうしたら仲直りができるのか、もしも自分がだれかと気まずい状況になったときには、この方法を試してみよう。

まずは冷静になる

とにかく必要なのは冷静になること。 カーっと頭に血が上った状態では冷静な判断なんてできないからね。

意地を張らない

自分が悪いな、と思ったらすなおに謝ろう。「ごめんね」のひとことは、タイミングを逃すとなかなか言えなくなってしまうからね。

自分から謝る

ちょっとでも「でもあっちだって......」と思っていると、自分から謝るのはくやしいと思うかもしれない。 でも、多少なりとも自分に非があると思ったら謝るのがオトナ! モヤモヤするなら、先に謝ったほうがすっきりするよ。

もう一度話し合ってみる

もしも話し合いができるようなら、一度きちんと話をして自分の気持ちを正直に伝えてみよう。 相手の気持ちや意見を聞いたら、すなおに謝る気持ちになれるかもしれない。

自分を客観的に見つめてみる

事件が起きたときの自分の行動はどうだった? 相手の行動は? 冷静になってケンカのシーンを振り返ってみると「悪いのはあっち」なんて思っていたところも、違った見方になるかもしれないよ。

仲直りのタイミング ふん囲気は?

大きなケンカであればあるほど、仲直りには時間がかかるかもしれない。 どんなふん囲気でそのタイミングを迎えたらいいんだろう?

少しだけ時間をおいてみる

どうしても気持ちが収まらない!  今のまま相手と会っても、またひどいことを言ってしまうかも! なんていうときは、少し時間をおいてみよう。 興奮している状態はそれほど長くは続かないはず。時間を置いたら少し冷静になれるよ。

断定的な言いかたはしない

「あのときのあなたの行動はこうだった」 「この言いかたはだれから見てもひどかった」 など、相手を責めるような、断定的な言いかたはしないように気をつけて。

謙虚な気持ちを保つ

くれぐれも「しかたないからこっちが折れてやる」のような、上から目線な態度はとらないようにしようね。 自分にも非があったかもしれない、もう少し違う言いかたができたかもしれない、と謙虚な気持ちを保つこと。

ありがとうは万能の言葉

「ごめんね」と「ありがとう」は、人間関係をスムーズにするためのとても大切な言葉だ。 簡単なようで、大きくなっていろいろな経験を積むうちに、すなおに口に出せなくなってしまうのもこの二つ。 仲直りをするときには、ぜひ「ありがとう」のひとこともセットで相手に伝えられるといい。

いつもありがとうを忘れない

いつでも「私だって」「私が」と自分中心に考えていると、なかなか「ありがとう」は出てこない。いつも感謝の気持ちを忘れないようにするためには、やっぱり少しの心掛けが大切だ。

相手を尊敬する

「ありがとう」は、相手のことを尊敬していないとなかなか出てこない。 相手にも感情があって、行動にはその人の意図があるということを忘れないようにしよう。

感情的になったら負け

「きーっ!」と感情的になったら、そのケンカはキミの負けだ。 高ぶる感情をコントロールする力、不機嫌さも見えないように制御する力を磨いて、器の大きな人になろう!

ごめんを言える人間になる

「ありがとう」が言えるなら、きっとすなおに「ごめん」も言えるはず。 先輩にも後輩にも、同級生にも、相手がだれであろうと、ごめんと言える人はすてきだよ。

まとめ

ケンカで相手が謝ってくれない、そんなモヤモヤした気分のときは、自分の気持ちや行動を振り返る、いいきっかけだと思ってみよう。 タイミングを見計らって行動して、うまく仲直りできますように!

仲直りのしかたに興味を持ったキミにぴったりな仕事
どんな場面でも、その場にふさわしいセリフを言える!というキミは「アナウンサー」が向いているかもしれないよ。だれかのケンカもうまく仲裁する場を作り出せる、そんな特技があるなら「イベントプランナー」が向いているかもしれない。もめ事をまとめてうまく結論を出すことにやりがいを感じるなら「国会議員」を目指してみる?

どんな仕事かな?と思ったら「おしごと事典」を見てみてね!
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2024.01.31

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