『テストの振り返りシート 例文で攻略しよう』
学校の授業やテストの振り返りシート、なにを書けばいいか困ってない?
じょうずに書いて提出している人を見るとうらやましくなるよね。
そこで今回は、振り返りシートを例文で攻略する方法を紹介しよう。
ああ、こう書けばいいのか~というコツがつかめるよ。
それにしても振り返りシートってなんのために書くのかな。
振り返りシートは、キミの勉強のモチベーションを引き出したり、習ったことを定着させたり、意欲やがんばりを評価するために使われているよ。
そしてテストの振り返りシートは、テスト勉強やテスト自体を振り返って、次回のテストに生かすためやキミの努力を評価するために役に立つ。
どういうことなのか一つずつ解説していこう!
振り返りシートを書く目的のひとつは、キミの意欲やがんばりを評価するため。
中学の成績は学期末ごとに、各教科5段階の「評定」で評価されるよ。
5段階の「評定」は定期テストの結果だけでなく、日ごろの授業への取り組み、提出物の内容などからも、総合的に判断して決まるんだ。
いつも学校で書いている振り返りシートもキミの5段階の成績を評価する材料のひとつ。
振り返りシートで大事なポイントをおさえて提出すれば、キミの主体性や意欲の高評価につながって内申点UPもねらえる。
ちなみに内申点っていうのは簡単にいうと中学の成績のこと。
高校入試の合否判定に使われる点数で、5段階の評定から算出される。※
評定の数字が高い人ほど内申点は高くなるしくみだよ。
※合否判定にどの学年の成績が影響するかは都道府県や高校によって異なるよ。
振り返りシートを書く目的は、成績の評価のためだけではないよ。
キミ自身が学習内容の理解や定着を深めるのにも、とても役立つんだ。
もし授業やテストを受けっぱなしだと、なにを習ったのか、どんな問題を解いたのかなど、時間がたつと忘れてしまいがち。
でも、振り返りシートを使って「今日はなにを習ったのかな?」「どんな問題を解いたのかな?」と書いてみることで、自然に復習できて知識が頭に整理されて残っていく。
振り返りシートを書くのは、自分のできなかったところ・わからなかったところを知るため。
勉強はできなかったところ、わからなかったところをそのままにしないことがとてもだいじ。
わからない・できないところをハッキリさせて、そこを次回までにできるようにすれば、効率よく得点UPにつながるよ。
つまり振り返りシートは「のびしろ」を発見するため、ともいえる。
これからの改善策を考えることも振り返りシートの大きな目的のひとつ。
次回からはどうすればできるようになるか、どうすればわかるようになるかを自分で考えることは、自分の学力アップにも成長にもつながるんだ。
それに自分で次はこうしようという改善策を考えて書くことで、次の授業やテストへの目的がはっきりしてやる気も上がりやすいよ。
振り返りシートを書く理由がわかっってきたかな?
ここで「授業の振り返りシート」の書き方で重要なポイントを6つ紹介するよ。
「授業の振り返りシート」は、学校や教科によっても書くべき項目がちがうけれど、次の6つのポイントを押さえておけばなにを書くかで迷わないはず。
例文も紹介するから参考にしてね。
「授業の振り返りシート」を書くときの1つ目のポイントは、授業を受けた感想を書くときに「なにを知ってどう思ったか」を書くこと。
その授業のなかでキミが興味をもったこと、はじめて知ったことなどを取り上げて書こう。
感想の言葉は「おもしろかった」だけでなく、「興味がわいた」「もっと知りたくなった」などバリエーションをもたせよう。
バリエーションの例文を紹介するよ。
授業の振り返りシートの2つ目のポイントは「わかったことはなにか」を具体的に書くこと。
たとえば「定理がわかった」「助動詞がわかった」だけだとざっくりしすぎて、先生はなんの定理なのか、どの助動詞のことなのかがわからない。
わかったことを具体的に書くために、一度教科書やノート、プリントを実際に振り返りながら書いてみよう。
とくに先生が熱心に説明した部分は大事なところだから書いておこう。
具体的に書く、というのがどういうことなのか、例文で紹介するよ。
3つ目のポイントとして、わからなかったところも具体的に明確に書くこと。
わからなかったところを書くと、先生に減点されるのではないかと不安に思うかもしれないけど、心配はいらない。
わからなかったところは次回の「伸びしろ」だから、わからなかったところを具体的に書いてハッキリさせることがとても大切なことだよ。
具体的ってどのレベル? というのは次の例文を参考にしてね。
授業の振り返りシートの4つ目のポイントは、「そのわからなかったことを実際にどう解決したのか」を書くこと。
勉強ってそもそも「わからないこと」を「わかるようにすること」のくり返し。
振り返りシートに、さきほどチェックした授業中わからなかったことをどう解決したかは、先生も大注目している大事なポイントだよ。
実際どう解決したかは、キミがした実際に解決した手段を書いていこう。
例文を上げていくよ。
授業の振り返りシートを書くときの5つ目のポイントは、次の授業ではどうするかを、自分で考えて書くこと。
次の授業をもっと充実した時間にするために、自分がやってみようと思ったことを具体的に書こう。
授業の振り返りシートの6つ目のポイントは、授業中に習ったことをふだんの生活でどう生かせるのかを考えて書くこと。
今日学んだことをふだんの生活でどう生かせるかを習ってすぐに思いつくのは、ハッキリ言って難しいかもしれない。
だから、ハイレベルなことを思いつかなくてもだいじょうぶ。
たとえば、三平方の定理を習ったけれど、それを使える生活シーンが全然思いつかないときは、
「『三平方の定理』ってふだんどんな仕事で使えるのか知りたくなった」という感じでもOK。
あるいは「『三平方の定理』はどういうシーンで使えるのか気になった。もしかして建築現場とかで使うのだろうか?」など、疑問形のまま書いてみよう。
だいじなのは、習ったことを実生活でも生かそうとする好奇心がポイント。
次の例文を参考に日ごろから習ったことをどんなときに使えそうかを考えてみよう。
さてここからはテストの振り返りシートの具体的な書き方を紹介していくよ!
テストの振り返りでは、「テスト勉強」の振り返りと、「テストの結果」の振り返りの2つが考えられる。
学校によって書く項目はちがうけれど、テストの振り返りで絶対に必要なポイントは次の3つだよ。
さっそく具体的にみていこう。
計画の立て方や勉強の進め方でよかったなと思うことはなんだろう?
例文を紹介するよ。
前回より伸びたところは具体的に数字も書くと説得力UP。
〇テストの結果の振り返りの場合
さてここからは先生に評価される振り返りシートの書きかたについて解説するよ。
どうせ書くのならしっかり成績の評価もされたいよね。
でも実は先生に評価される振り返りシートは、自分の学力アップに生かせる振り返りシートとまったく同じ‼
つまりこれまで紹介した次の3つのポイントをとくにしっかりおさえていればいいだけなんだ。
その3つとはズバリこれのこと。
1つ目は、授業の振り返りは「わかったこと」「わからなかったこと」をきちんと書く。
テストの振り返りでは、「できたところ」「できなかったところ」を書く。
2つ目は、「具体的に」書くということ。
たとえば「助動詞がわからない」ではなく、助動詞の「can/may /must」の使い分けがわからない。
といったように具体的であることが評価ポイント。
3つ目は、次回もっとよくするためになにをするか、改善策を考えて書く。
「振り返りシート」に書いた次回への改善策をきちんと実行したのかも、先生はしっかりみているよ。
改善策を実際に行動に移すことで高評価につながるので、自分が何を書いたか忘れないで実行しよう!
振り返りシートの書きかた、もうわかったかな? 迷わずに書けるかな?
最後にキミの日々の授業の振り返り、テストごとの振り返り、その1つひとつの積み重ねが全部、キミの将来のあこがれの高校合格にもつながる話をしよう。
振り返りシートを書いて提出する目的のひとつに、キミのがんばりを先生が評価をするためということがあったね。
実際、振り返りシートをこうしたポイントをしっかりおさえて書いていくと、キミのやる気や意欲が評価されて成績アップ、内申点アップにつながっていくよ。
高校入試は「内申点」と「当日の学力試験」の合計点で合否が決まるから、内申点は高校入試であらかじめ持っているキミの「持ち点」みたいなもの。
持ち点が高い人ほど高校入試の合格に有利なんだよ。
だからこれからは1回1回の「振り返りシート」を大切にしてしっかり内申点をかせいでキミの高校入試を有利にしていこう!
じょうずに書いて提出している人を見るとうらやましくなるよね。
そこで今回は、振り返りシートを例文で攻略する方法を紹介しよう。
ああ、こう書けばいいのか~というコツがつかめるよ。
振り返りシートはなんのため?
振り返りシートは、キミの勉強のモチベーションを引き出したり、習ったことを定着させたり、意欲やがんばりを評価するために使われているよ。
そしてテストの振り返りシートは、テスト勉強やテスト自体を振り返って、次回のテストに生かすためやキミの努力を評価するために役に立つ。
どういうことなのか一つずつ解説していこう!
内申点はテストの点数だけで決まるわけじゃない
中学の成績は学期末ごとに、各教科5段階の「評定」で評価されるよ。
5段階の「評定」は定期テストの結果だけでなく、日ごろの授業への取り組み、提出物の内容などからも、総合的に判断して決まるんだ。
いつも学校で書いている振り返りシートもキミの5段階の成績を評価する材料のひとつ。
振り返りシートで大事なポイントをおさえて提出すれば、キミの主体性や意欲の高評価につながって内申点UPもねらえる。
ちなみに内申点っていうのは簡単にいうと中学の成績のこと。
高校入試の合否判定に使われる点数で、5段階の評定から算出される。※
評定の数字が高い人ほど内申点は高くなるしくみだよ。
※合否判定にどの学年の成績が影響するかは都道府県や高校によって異なるよ。
見直すことで理解が深まる
キミ自身が学習内容の理解や定着を深めるのにも、とても役立つんだ。
もし授業やテストを受けっぱなしだと、なにを習ったのか、どんな問題を解いたのかなど、時間がたつと忘れてしまいがち。
でも、振り返りシートを使って「今日はなにを習ったのかな?」「どんな問題を解いたのかな?」と書いてみることで、自然に復習できて知識が頭に整理されて残っていく。
できなかったことをチェックする
勉強はできなかったところ、わからなかったところをそのままにしないことがとてもだいじ。
わからない・できないところをハッキリさせて、そこを次回までにできるようにすれば、効率よく得点UPにつながるよ。
つまり振り返りシートは「のびしろ」を発見するため、ともいえる。
これからの改善策を考える
次回からはどうすればできるようになるか、どうすればわかるようになるかを自分で考えることは、自分の学力アップにも成長にもつながるんだ。
それに自分で次はこうしようという改善策を考えて書くことで、次の授業やテストへの目的がはっきりしてやる気も上がりやすいよ。
授業の振り返りに役立つポイント6つ
ここで「授業の振り返りシート」の書き方で重要なポイントを6つ紹介するよ。
「授業の振り返りシート」は、学校や教科によっても書くべき項目がちがうけれど、次の6つのポイントを押さえておけばなにを書くかで迷わないはず。
例文も紹介するから参考にしてね。
授業を受けてどう思ったか
その授業のなかでキミが興味をもったこと、はじめて知ったことなどを取り上げて書こう。
感想の言葉は「おもしろかった」だけでなく、「興味がわいた」「もっと知りたくなった」などバリエーションをもたせよう。
バリエーションの例文を紹介するよ。
【例文】
「〇〇に興味がわいた」
「〇〇をもっと知りたいと思った」
「〇〇にちょっとワクワクした」
「〇〇はおもしろかったけれど、〇〇〇の部分は難しかった」
「今まで知らなかった〇〇〇のことを知ってパッと視野が広がった」
「〇〇をもっと知りたいと思った」
「〇〇にちょっとワクワクした」
「〇〇はおもしろかったけれど、〇〇〇の部分は難しかった」
「今まで知らなかった〇〇〇のことを知ってパッと視野が広がった」
わかったことは何か
たとえば「定理がわかった」「助動詞がわかった」だけだとざっくりしすぎて、先生はなんの定理なのか、どの助動詞のことなのかがわからない。
わかったことを具体的に書くために、一度教科書やノート、プリントを実際に振り返りながら書いてみよう。
とくに先生が熱心に説明した部分は大事なところだから書いておこう。
具体的に書く、というのがどういうことなのか、例文で紹介するよ。
【例文】
理科
「酸素の性質と水上置換法のやり方がわかった」
数学
「三平方の定理とその基本問題での使い方がわかった」
英語
「現在完了形の作り方と、その疑問文の作り方がわかった」
歴史
「織田信長が桶狭間の戦いで今川義元にどうやって勝ったのかがわかった」
「酸素の性質と水上置換法のやり方がわかった」
数学
「三平方の定理とその基本問題での使い方がわかった」
英語
「現在完了形の作り方と、その疑問文の作り方がわかった」
歴史
「織田信長が桶狭間の戦いで今川義元にどうやって勝ったのかがわかった」
わからなかったことはなにか
わからなかったところを書くと、先生に減点されるのではないかと不安に思うかもしれないけど、心配はいらない。
わからなかったところは次回の「伸びしろ」だから、わからなかったところを具体的に書いてハッキリさせることがとても大切なことだよ。
具体的ってどのレベル? というのは次の例文を参考にしてね。
【例文】
理科
「発生した気体を集めるとき、「どの気体をどの方法で集めるか」はどのように決めているのかわからなかった」
英語
「someとanyの使い分けがよくわからなかった」
数学
「1次方程式のかっこのある問題でどうしてまちがうのかわからなかった」
「"2つの数の積が1であるとき、一方の数を他方の数の逆数という"という逆数の定義がよくわからなかった」
「発生した気体を集めるとき、「どの気体をどの方法で集めるか」はどのように決めているのかわからなかった」
英語
「someとanyの使い分けがよくわからなかった」
数学
「1次方程式のかっこのある問題でどうしてまちがうのかわからなかった」
「"2つの数の積が1であるとき、一方の数を他方の数の逆数という"という逆数の定義がよくわからなかった」
わからなかったことをどう解決したか
勉強ってそもそも「わからないこと」を「わかるようにすること」のくり返し。
振り返りシートに、さきほどチェックした授業中わからなかったことをどう解決したかは、先生も大注目している大事なポイントだよ。
実際どう解決したかは、キミがした実際に解決した手段を書いていこう。
例文を上げていくよ。
【例文】
「休み時間に先生に質問してわかるようになった」
「教科書をもう一度読み直して基礎問題から解き直すことでわかるようになった」
「参考書を調べたら理由と例が表でのっていたのでわかった」
「地理が得意な友達に教えてもらってわかるようになった」
「数学の得意な母に聞いたら解き方がわかった」
「教科書をもう一度読み直して基礎問題から解き直すことでわかるようになった」
「参考書を調べたら理由と例が表でのっていたのでわかった」
「地理が得意な友達に教えてもらってわかるようになった」
「数学の得意な母に聞いたら解き方がわかった」
次の授業ではどうするか
次の授業をもっと充実した時間にするために、自分がやってみようと思ったことを具体的に書こう。
【例文】
「次の授業では、先生が解き方を説明するときはとくに集中して聞いて、解き方で迷わないようにする」
「次の授業ではみんなで話し合うときに発言できるようにする」
「次の授業では疑問に思ったところに印をつけておいて家に帰ったらすぐ復習できるようにする」
「次の授業では、教科書の文章を音読してから授業に出る」
「次の授業ではみんなで話し合うときに発言できるようにする」
「次の授業では疑問に思ったところに印をつけておいて家に帰ったらすぐ復習できるようにする」
「次の授業では、教科書の文章を音読してから授業に出る」
ふだんの生活で生かせることはあるか
今日学んだことをふだんの生活でどう生かせるかを習ってすぐに思いつくのは、ハッキリ言って難しいかもしれない。
だから、ハイレベルなことを思いつかなくてもだいじょうぶ。
たとえば、三平方の定理を習ったけれど、それを使える生活シーンが全然思いつかないときは、
「『三平方の定理』ってふだんどんな仕事で使えるのか知りたくなった」という感じでもOK。
あるいは「『三平方の定理』はどういうシーンで使えるのか気になった。もしかして建築現場とかで使うのだろうか?」など、疑問形のまま書いてみよう。
だいじなのは、習ったことを実生活でも生かそうとする好奇心がポイント。
次の例文を参考に日ごろから習ったことをどんなときに使えそうかを考えてみよう。
【例文】
「ふだん、「予算内のお金でy円のものを何個まで買えるのか」などを考えるときに、不等式の式を使って考えてみようと思う」
「今日習った「敵は本能寺にあり!」の明智光秀の有名なフレーズを「ホントのねらいは別にある」ようなとき使ってみたい」
「市内にも竪穴式住居跡があるので縄文人の暮らしを思い浮かべながら見学に行ってみようと思う」
「今日習ったナポレオンのことを想像しながらショパンの「英雄ポロネーズ」を聴いてみようと思った」
「近所で「被子植物」を探して習ったとおりか観察してみようと思う」
「英語の1行日記に、現在完了形を使っていこうと思う」
「今日習った「敵は本能寺にあり!」の明智光秀の有名なフレーズを「ホントのねらいは別にある」ようなとき使ってみたい」
「市内にも竪穴式住居跡があるので縄文人の暮らしを思い浮かべながら見学に行ってみようと思う」
「今日習ったナポレオンのことを想像しながらショパンの「英雄ポロネーズ」を聴いてみようと思った」
「近所で「被子植物」を探して習ったとおりか観察してみようと思う」
「英語の1行日記に、現在完了形を使っていこうと思う」
テストの振り返りシートは具体的にどう書けばいい?
テストの振り返りでは、「テスト勉強」の振り返りと、「テストの結果」の振り返りの2つが考えられる。
学校によって書く項目はちがうけれど、テストの振り返りで絶対に必要なポイントは次の3つだよ。
1「なにがよかったか」
2「なにが悪かったか」
3「どうすればよくなるか」
この3大ポイントをきちんとおさえて書けていれば、テストの振り返りが次回のテストにバッチリ生かされる。2「なにが悪かったか」
3「どうすればよくなるか」
さっそく具体的にみていこう。
なにがよかった?
〇「テスト勉強」の振り返りの場合
必ず今回のテスト勉強のよかった点、成功した点を振り返って書いておこう。計画の立て方や勉強の進め方でよかったなと思うことはなんだろう?
例文を紹介するよ。
【例文】
「ニガテな数学の勉強を2週間前にスタートしたのはよかった」
「おかげで気持ちに余裕をもって苦手に取り組むことができた」
「英単語や古語、理社の暗記は、テスト期間になる前からツコツ進めてきたのがよかった」
「おかげで気持ちに余裕をもって苦手に取り組むことができた」
「英単語や古語、理社の暗記は、テスト期間になる前からツコツ進めてきたのがよかった」
〇「テストの結果」の振り返りの場合<
テスト結果を見て、よく得点できた単元や前回のテストより伸びたところを書こう。前回より伸びたところは具体的に数字も書くと説得力UP。
【例文】
「今回は数学のケアレスミスが1つもなかった」
「得意な英語では目標だった85点を上回って88点をとることができた」
「得意な英語では目標だった85点を上回って88点をとることができた」
なにが悪かった?
〇テスト勉強の振り返りの場合
今回のテスト勉強でちょっと失敗したこと、うまくいかなかったことを書こう。
【例文】
「テスト4日前からスタートしたら時間不足で間に合わない科目があった」
「数学の実戦問題にほとんど時間をかけなかったのは失敗だった」
「国語は勉強しなくてもなんとかなる...と思ってほとんど勉強せずに受けてしまった」
「数学の実戦問題にほとんど時間をかけなかったのは失敗だった」
「国語は勉強しなくてもなんとかなる...と思ってほとんど勉強せずに受けてしまった」
〇テストの結果の振り返りの場合
とくに得点できなかった科目と単元、まちがったところ、くやしかったところなどを具体的に書こう。
【例文】
「地理の緯度と経度、本初子午線などについて、記述式で得点できなかった」
「英語は「アポストロフィ」や「コンマ」が抜けているなどケアレスミスが目立ってくやしかった」
「国語は新出漢字が全然書けなくて全滅(ぜんめつ)した」
「英語は「アポストロフィ」や「コンマ」が抜けているなどケアレスミスが目立ってくやしかった」
「国語は新出漢字が全然書けなくて全滅(ぜんめつ)した」
どうすればよくなる?
○テスト勉強の振り返りの場合
テスト勉強の振り返りでは、テスト勉強で今回悪かったところを次回はどうすべきかその改善策を考えて書こう。
同じシートで書いたテスト勉強の「悪かったこと」と「次回はどうすべきか」は、必ず内容がセットになるようにしよう。
悪かったことに書いたことが、次回はどうすべきかに何も書いてないのは、NGだよ。
同じシートで書いたテスト勉強の「悪かったこと」と「次回はどうすべきか」は、必ず内容がセットになるようにしよう。
悪かったことに書いたことが、次回はどうすべきかに何も書いてないのは、NGだよ。
【例文】
「次回はテスト前ギリギリに勉強するのはやめる。時間のかかる教科は2週間前からスタートして、得意教科は1週間前からスタートすることに決めた」
「次回は数学の課題が出たらすぐとりかかってテスト1週間前には終わらせて、1週間前から実戦問題を2周やる計画を立てる」
「次回は国語も、教科書やノートを復習して実戦問題を解いて対策する計画を立てる」
「次回は数学の課題が出たらすぐとりかかってテスト1週間前には終わらせて、1週間前から実戦問題を2周やる計画を立てる」
「次回は国語も、教科書やノートを復習して実戦問題を解いて対策する計画を立てる」
○テストの結果の振り返りの場合
テスト結果の振り返りでは、今回の結果を次回の得点アップに生かすために何ができるかを考えて書こう。
【例文】
「地理は教科書の用語をただ丸暗記するのでなく、用語の意味をしっかり理解したうえで暗記する」
「英語の「'」や「,」や「.」などは、日ごろからしっかり書くクセをつけ、テストのときも抜けていないか見直す」
「次回は国語の新出漢字や教科書の本文に出てくる漢字は全部手で書けるようにしておく」
「英語の「'」や「,」や「.」などは、日ごろからしっかり書くクセをつけ、テストのときも抜けていないか見直す」
「次回は国語の新出漢字や教科書の本文に出てくる漢字は全部手で書けるようにしておく」
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評価される振り返りシートとは?
どうせ書くのならしっかり成績の評価もされたいよね。
でも実は先生に評価される振り返りシートは、自分の学力アップに生かせる振り返りシートとまったく同じ‼
つまりこれまで紹介した次の3つのポイントをとくにしっかりおさえていればいいだけなんだ。
その3つとはズバリこれのこと。
わかったこと・わからなかったことをきちんと書く
テストの振り返りでは、「できたところ」「できなかったところ」を書く。
具体的に書く
たとえば「助動詞がわからない」ではなく、助動詞の「can/may /must」の使い分けがわからない。
といったように具体的であることが評価ポイント。
よくするため・改善するためにどうするかを書く
「振り返りシート」に書いた次回への改善策をきちんと実行したのかも、先生はしっかりみているよ。
改善策を実際に行動に移すことで高評価につながるので、自分が何を書いたか忘れないで実行しよう!
上手な振り返りで内申点アップ!
最後にキミの日々の授業の振り返り、テストごとの振り返り、その1つひとつの積み重ねが全部、キミの将来のあこがれの高校合格にもつながる話をしよう。
振り返りシートは内申点につながる!
実際、振り返りシートをこうしたポイントをしっかりおさえて書いていくと、キミのやる気や意欲が評価されて成績アップ、内申点アップにつながっていくよ。
内申点をしっかりかせいで高校入試を有利に!
持ち点が高い人ほど高校入試の合格に有利なんだよ。
だからこれからは1回1回の「振り返りシート」を大切にしてしっかり内申点をかせいでキミの高校入試を有利にしていこう!
テストや授業の振り返りのやり方についてわかってきたなというキミは、中学校や高校の先生に向いているかもしれないよ。
中学校教諭・高校教諭
中学校・高校の教諭は専門教科を教え、進路や生活指導をする学校の先生です。
中学生時代は将来を考え始める時期で、生徒の個性や才能をのばせるように適切に指導していくことが重要です。
高校教諭は、中学校教諭に比べてより高度な内容を教えることになります。
工業や商業などの中学校にはない専門教科がある高校で指導したり、「公共」や「倫理」などのより専門的な科目に分かれて授業を受け持ったりします。
高校時代は将来の目標が具体化してくる時期なので、目標に合った進路に進めるよう導きます。
中学校教諭・高校教諭はどんな働き方をするの?
教員養成課程のある大学などで教職課程を選択し、必要な科目をすべて勉強して、免許を取得します。
免許を取った後、地方自治体の教員採用試験か私立学校の教員採用試験を受け、合格して働きます。
公立の学校に勤める場合は、中学校教諭、高校教諭ともに地方公務員となります。
都道府県・政令指定都市内で数年ごとに勤務先を移ることが多いです。
一方、私立の学校に勤める場合は会社員と同じで、給料などは学校ごとに決められており、公立のように勤務先を移ることはまずないでしょう。
学校の先生は日ごろの授業時間以外にも、授業準備やテスト作成、採点、PTAの運営や参加、生徒の相談にのるなど、いろいろな仕事をしています。
放課後や休日にもクラブ活動の顧問として試合に引率することもあり、多忙でしょう。
振り返りのやり方はいろいろな仕事に通じるけれど、どういうやり方をしたらうまくいくかという蓄積は、販売担当の仕事にも役立つよ。
販売担当者
販売担当者は、デパートなどの商業施設で商品を売ります。
デパートやスーパーマーケット、専門店などさまざまな商業施設で働いています。
売り場によってあつかう商品はさまざまで、たとえば電化製品であれば、異なるメーカーの商品を比較して説明したり、最新のトレンドを案内したりするなど、商品についてのくわしい知識が求められます。
売り上げ目標を立てて達成することも大切で、売れるための企画を考え、店内の配置や見せ方を工夫するなどの技術も求められます。
在庫管理やレジ打ちなどのお金の管理も行います。
販売担当者はどんな働き方をするの?
勤務時間は店ごとの営業時間に左右されます。また制服の着用が決まっていることも多いでしょう。
アパレル関連の店で働く場合は、自社の商品を着こなしてアピールします。
経験を積むと店長などの販売責任者を任されたり、エリアマネージャーとなって複数の店をまとめる担当になったりします。
振り返りをして改善をしていくことは、身近な仕事だけでなく、宇宙開発などスケールの大きな仕事にもつながるよ!
どんな仕事かな?と思ったら「おしごと事典」を見てみてね!
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