『唇の乾燥ケア　カサカサの原因と対策』

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: 2023.01.13

冬になると唇（くちびる）が乾燥して、カサカサが気になっている人も多いんじゃないかな？
唇をなめてその場しのぎを続けていると、皮膚がむけたり、ひび割れてしまうこともあるから注意なんだ。
そこでこの記事では、唇が乾燥してしまう原因と、正しい対策やケア方法を紹介していくよ。

唇の特徴を知っておこう

最近はマスクをつけていることが多いから、口元が保湿（ほしつ）されている感じがするよね。
でも、実はそのうるおい感は、マスクの内側がむれているだけで、唇がうるおっているわけではないんだ。
さらに、マスクを外すと唇のまわりにあった水分が外部の乾いた空気で蒸発して、より一層乾燥してしまうんだ。
唇ってとってもデリケート。まずは唇の特徴をチェックしておこう。

角層が薄く、皮脂腺・汗腺がない

唇は顔の肌色とくらべて赤味があるよね。それは、ほかの皮膚と比べて角層が薄いから、唇の下の血色が透（す）けているからなんだ。
これで唇が乾燥しやすいことに加えて、唇には皮脂や汗を分泌する「皮脂腺」もないので、水分が蒸発しやすいんだよね。
それゆえに唇は、気温や湿度が低くなる秋冬は乾燥しやすくなってしまうんだ。

メラニン色素が少ない

また、唇はほかの皮膚に比べて、メラニン色素が少ない。
なので、紫外線の影響も受けやすく、それが唇の乾燥につながることもあるよ。

夏にも唇は乾燥する

唇は空気の乾燥する秋や冬に乾燥するイメージがあるけれど、実は夏も要注意。
メラニン色素が少ないので、強い紫外線が降り注ぐ夏の日差しは唇を乾燥させるし、冷房も空気を乾燥させるので、唇荒れが起こりやすいんだよ。

唇が乾燥してしまう原因

「乾燥」は唇の大敵だ。
季節だけでなく、日々の行動が乾燥を引き起こしてしまうことも。
ここで乾燥の原因を知って、正しく乾燥対策ができるようになろう。

空気の乾燥

寒くなると、空気が乾燥して、皮膚の表面の水分がうばわれやすくなる。
湿度が40%を切ったら要注意。天気予報などの情報をチェックしておくのもいいね。

水分が不足している

体の水分が不足していると、皮膚の乾燥も起こりやすい。
秋冬は夏に比べてのども乾きにくいので、つい水分を取るのを忘れたりしていないかな？
のどの乾燥などは、風邪にもつながるので水分補給は健康にも重要だよ。
1時間に一度は水分をとることを習慣にしておくと良い。

外部からの刺激

マスクをしていると、唇と触れる回数が多く刺激が多い。
擦（す）れが原因で、唇が乾燥しやすくなっている可能性も。
マスクをしているから保護されている感じがしてしまうけれど、マスクのときこそ保湿をしっかりしておこう。

ホルモンバランスの乱れ

ストレスや、体調不良などによって、ホルモンのバランスが乱れ、唇が乾燥してしまうこともあるよ。
血がたくさん巡っている唇だからこそ、血色が悪く、乾燥している状態は、体調不調のサインとも取れる。
健康的な赤もしくはピンク色をしているか、日々のセルフチェックもおすすめだよ。

ビタミンが不足している

ダイエットや不規則な食事などから起こるビタミン不足なども、唇の乾燥につながるよ。
唇の乾燥だけでなく、栄養不足は口角炎や口唇炎といった炎症も引き起こすので要注意なんだ。
過度なダイエットは美容にも悪影響。バランスの良い食生活を心がけよう。

日焼け

日差しの強い夏は、唇の水分が蒸発しやすいく、唇にもUVケアが必要だよ。
SPFのあるリップバームなどを使用して、紫外線対策をしておこう。

唇を乾燥させる「クセ」

唇はとてもデリケート。
意識せずにやってしまうちょっとしたクセが、大きな負担になってしまうことも。
ここでは、唇の乾燥につながるNGなポイントを見ていこう。

唇をなめる

意識せずやってしまうNo.1が、唇をなめるクセだ。
乾燥するとついなめてしまう人も多いと思うけれど、よけい乾燥を感じることはない？
それは、唇で唾液（だえき）が蒸発（じょうはつ）することで、より乾燥させてしてしまうからなんだ。
すでにクセになってしまっている人は、取れにくいバーム（おもに美容オイルで構成された水分をまったく（または、ほとんど）含まない、オイルが固形化された軟膏（なんこう）、または、バターのような化粧品）などを塗るようにしたり、唇にワセリン（天然成分である石油を高純度に精製して作った保湿剤）をつけてラップ保湿したりするケアがオススメだよ。

唇をかむ

唇をかむクセも、刺激が大きく、乾燥や炎症を引き起こしやすくなってしまう。
乾燥する季節には、ひび割れの原因になったり、出血したりしてしまうこともあるので気をつけよう。

唇を触る　こする

触る、こするといった摩擦（まさつ）も乾燥を引き起こしてしまうよ。
つい口をさわりがちな人は注意しておこう。
さわる代わりに、リップクリームを塗っておこう。

皮をむいてしまう

皮をむいてしまうのは、ただでさえ薄い角質層が壊れてしまうNG行動だ。
炎症も引き起こすので、気になってもがまんが必要。
刺激の少ないワセリンなどをしっかり塗って保湿して、炎症を防ごう。

口呼吸している

マスクで過ごす時間が多くなって、つい口呼吸になってしまうけれど、口呼吸も、唇だけでなく、口のなかの乾燥まで引き起こしてしまう。
なるべく鼻呼吸を意識することと、鼻がつまっている場合は早めにケアをおこなって、口呼吸にならないように気をつけよう。

唇が乾燥するとどうなるか

唇が乾燥すると、ガサガサしたり、皮がめくれたり、とっても気になるよね。
炎症も引き起こしやすく、唇の悩みを抱えている人って実はとても多いんだ。
ここでは、乾燥から引き起こされる炎症についてお伝えしていくよ。

口唇炎　口角炎

口唇炎は、炎症で唇全体が赤く腫（は）れてしまったり、かさついて皮がむけたりしてしまう炎症だ。
唇に亀裂（きれつ）が入って、ひび割れになってしまうこともあるよ。
口角炎は、口のはしが切れる炎症のこと。口を開けるのが痛くなってしまうことが多い。
どちらもリップクリームやバームでしっかり保湿することで悪化を防ぐことができるよ。

ひび割れ　ただれ

唇の乾燥が進んで、たてにヒビが入ってしまうのがひび割れだ。
出血してしまうこともあるのでなるべく避けたいね。
ただれは、唇に水疱（すいほう）ができたり、かさぶたになったりしてしまうことを指すよ。対策は、やはり保湿が有効。ひどい場合は早めに病院にいこう。
ちなみに、唇は荒れやすいけれど、その分ターンオーバー（肌の細胞が一定の周期で生まれ変わる仕組み）が早いので、正しくケアすればトラブルは治りやすいんだ！
トラブルに気が付いたら、早めにケアをしてあげよう。

リップクリームで魅力的な唇に！

ここまでで、唇の保湿がとても大切なのがわかったよね。
リップクリームは、保湿だけでなく、カラーも豊富。
発色するものなら唇の血色が良くなり一気におしゃれもかなっちゃう。
選び方次第で、魅力的な唇にできるよ。
ここでは、リップアイテムのおすすめの使い方を紹介していくね。

こまめに塗る

リップクリームのコツ、それはなるべくこまめに塗ること！
少しでも乾燥を感じたら、すぐぬれるように、ポケットに常備しておこう。
無着色のものなら、学校などでも使いやすいね。
どうも面倒くさいなと感じてしまう人は、好きな香りやブランドのものを選ぶと気分が上がるよ。
スティックタイプだけでなく、チューブやジャーに入った商品も。
自分が一番使いやすいものを選ぼう。

マッサージする

乾燥を防ぐためには、正しい塗り方も大切。
唇全体に、たっぷりと、マッサージするようにぬるのがポイントだよ。
唇のたてジワにそって、円を描くようにくるくるとなじませると成分が行き渡って、ぬりムラが起こりにくいよ。
乾燥が気になる人に、スペシャルケアとしておすすめアイテムは、ワセリンとラップ。
寝るときに使用すると、浸透（しんとう）度もUP。なめらかな唇に近づけるよ。

湿度管理や水分補給

リップケアに一番大切なのは、ほどよい湿度と水分補給。
まずは定期的な水分補給を気をつけて行おう。コップ1杯、1時間に1回が目安だよ。
また、部屋の湿度も乾燥に大きく影響するよ。
湿度が60%程度がベストなので、加湿器などで調節してみると唇の乾燥に効果てきめん。
喉もうるおうことで、風邪などもかかりにくくなるよ。

まとめ

唇ってとても乾燥しやすい場所だということがわかったね！
冬は乾燥の季節、唇の悩みも増えるけれど、そんな時はリップクリームをさっとひと塗りして、正しいケアで乗り越えよう。

唇の不調を診断、治療してくれる職業が医師。
あこがれている人も多いかもしれないね。

医師

医師になるには大変　だが人の人生に関わるやりがいがある職業

病気やけがを治すための治療や研究をします。
人の命を守るために、病気やけがを治療したり、治療のための研究をしたりしているのが医師です。
もっとも身近な医師は臨床医といって、訪（おとず）れた患者の診察や治療、リハビリテーションなどを行います。
病院や診療所に勤務している場合と、自分で医院などを経営している場合があります。病気の原因や治療法などを研究する基礎医学研究者という医師もいます。
こちらは大学病院などに勤めていることが多いです。

医師のやりがいは

医師にとってのやりがいは、健康を害した患者さんを手助けし、根治したり回復していくことを支援（しえん）できることです。
さらに健康を取り戻（もど）すことで、患者さんの人生や心の持ち方も変わってきます。このように多くの人の人生に関われることも医師のやりがいではないでしょうか。

医師はどんな働き方をするの？

医師の就職先には様々な病院がある
・病院で働く
医療機関には大きく分けて「病院」と「診療所（クリニック）」があり、入院できるベッド数で決められています。
ベッド数が20床以上ある医療機関が「病院」、19床以下が「診療所（クリニック）」となります。
入院患者がいる場合といない場合では入院患者のために夜中も常駐（じょうちゅう）する医師が必要になるなど、働き方に違（ちが）いが出てきます。
また、ベッド数が多い大きな病院では専門科が細かく分かれます。
例えば「内科」「外科」「産婦人科」「泌尿器（ひにょうき）科」「小児科」「眼科」「耳鼻科」「皮膚科」「整形外科」「精神科」などがあります。一方小さな病院では一人の医師がさまざまな病気やケガに対応する必要があります。
・研究機関や企業（きぎょう）で働く
医療の研究をする研究医の就職先はおもに大学などの研究機関で、病気の原因や治療法などの研究をすることで医学の発展に貢献（こうけん）します。
特定の会社で社員の健康を守るために働く医師は「産業医」です。産業医は企業の一員として従業員の健康管理を行う「専属」と企業と契約（けいやく）し職場巡視（じゅんし）や面接などを行う「嘱託（しょくたく）」に分かれます。現在では産業医の多くは「嘱託」であり、勤務医や開業医が従来の業務のかたわら職務をになうことも少なくありません。
・その他の働き方
医療機関や研究機関以外にも医師免許を生かして働いている場合もあります。
医療分野に強いジャーナリストや大学や専門学校の教授になる医師もいます。幅広い分野で医師の活躍の場があると考えて良いでしょう。
・医師の1日のスケジュール
日本の医師不足の現状もあって、医師の１日は大変忙（いそが）しいものです。
病院は大抵（たいてい）午前と午後に診療時間を分けており、この間の休診の時間にランチを取ったり休息をしたりしますが、午前中の診察が押してしまい、この時間が取れないことがよくあります。入院患者がいる病院に勤めている場合は、診療科によっても違いますが、当番制で当直があり病院に泊まらねばなりません。
休日も毎週土日休める医師は多くなく、年末年始などの長期休みでも待機がかかっているために気が休まらないといいます。一方で研究医の場合は、患者さんを持たないため一般的（いっぱんてき）な会社員と同じような働き方となります。とはいえ学会発表などでの出張は多く、ときには海外出張になることもあるようです。

唇から始まって「きれいになる」ことに興味をもったキミなら美容部員という仕事がある。

美容部員

美容部員はお肌や化粧の悩みをカウンセリングしてアドバイスする仕事

・美容部員の仕事は接客とバックヤードの仕事がある

美容部員の仕事内容は、店頭でお客さまにメイクをしたり、お客さまのお肌や化粧の悩みをカウンセリングしてアドバイスをしたりしながら、お客さまに最適な化粧品の販売をすることです。ビューティーアドバイザーと呼ばれることもあります。
実際にお客さまにメイクやスキンケアをする仕事を「タッチアップ」と言います。手の甲（こう）に化粧品を少し置いて、肌に乗せた時の使い心地や色味、香りを感じてもらう仕事を「ハンドデモ」と言います。
美容部員はそれ以外にも、売り上げ管理、商品の検品、陳列、在庫管理、店頭の掃除や化粧のブラシやパフのお手入れをするなど、バックヤードの仕事もしています。

・美容部員の仕事のやりがいや面白さとは？

直接お客さまの悩みや好みを聞きながらお客さまの肌の状態を見て、自分の専門知識や技術を生かして、より似合うメイクをしたり、最適な商品を選んであげたりして喜ばれる対面販売は、美容部員の大きなやりがいです。
また化粧品が好きな人にとっては、自社の新商品をどんどん試せたり、流行のメイクテクニックを学べたりすることも魅力です。このように自分の好きなことが、そのまま販売の仕事に生かせることも、美容部員の仕事のおもしろさです。

薬局で手に入る薬用（医薬部外品）リップクリームなどを提供しているのが一般用医薬品メーカーだよ。

一般用医薬品メーカー

OTC医薬品を提供し、セルフメディケーションを推進する

医薬品には、医師から処方される医療（いりょう）用医薬品と、OTC医薬品（薬局やドラッグストアで購入できる一般用の医薬品）があります。
一般用医薬品メーカーは、OTC医薬品を研究開発し、製品を提供します。普段から自分の健康管理につとめ、軽い不調には自分で対処することを「セルフメディケーション」といいます。OTC医薬品はセルフメディケーションの領域で、人々の健康に貢献します。

一般用医薬品メーカーには優れた医薬品をつくるためにさまざまなお仕事がある

お客様の健康に貢献できる優れた医薬品を届けるため、研究開発から販売までを行います。販売は、薬局やドラッグストアなどを通じて行います。
＜主な職種＞
研究職：科学の専門知識などをいかして新しい製品の研究を行ったり、効きめを分析します。
開発職：新しい製品に配合する成分の決定や、国や都道府県に製品を製造し販売する許可を得ます。
マーケティング職：お客様にとってよりよい製品を届けるためのあらゆるデータを収集・分析し、CMやwebなどで宣伝を行います。
営業職：薬局やドラッグストアなどを訪問して、お店の方に製品の販売状況を確認したり、より多くの製品を販売していただくために必要な知識や情報を提供します。

一般用医薬品メーカーには研究熱心さ、分析力がある人に向く

研究職や開発職は、優れた製品を生み出したいという研究熱心さが必要です。
マーケティング職は分析力が、営業職は薬局やドラッグストアなどのお店の方に情報を正確に伝えるコミュニケーション力や粘り強さが必要です。すべての職に共通して大切なものは、OTC医薬品を通じて世の中の多くの人の健康に貢献したいという思いやりの心や誠実さです。

どんな仕事かな？と思ったら「おしごと事典」を見てみてね！