『指パッチンのやり方 口笛の吹き方のコツ』
キミは「指パッチン」や「口笛」、うまくできる?
べつにできなくても問題ないけど、ドラマやアニメでじょうずにやっているのを見るとやってみたくならない?
指パッチンは連続してやると打楽器として、口笛はメロディ楽器としても楽しめる趣味になるよ。
でも指パッチンや口笛で音を出すのは難しい、という人も多いかも。
今回はどうやったら「指パッチン」と「口笛」がうまくできるのか、コツや練習方法を紹介するよ。
「指パッチン」は英語で「フィンガースナップ」と呼ばれている。
指パッチンは世界中で知られる指で音を出す遊びで、「1分間に片手で連続何回指パッチンできたか」のギネス記録まであるよ。
2022年現在での日本記録は1分間に片手で296回(達成したのは2017年)。
世界記録は1分間に334回でドイツ人男性が2018年に達成しているよ。
ずいぶん高速に連続して「指パッチン」できるものだね。
でもいい音で1回「指パッチン」すること自体は、やりかたを知れば簡単にできるようになる。
さっそく指パチンを鳴らす方法、スタート!
そもそも指パッチンってどうして音が鳴るんだろう。
こすり合った指の関節が鳴る音のように感じるけど実はそうじゃない。
空気の飛び出る音なんだ。
勢いよくはじいた中指が親指の付け根付近に当たると、薬指と小指と手のひらのあいだに溜まっていた空気が一気に飛び出る。
あの「パッチン」という音はその音なんだって。
音が鳴る仕組みがわかったところで、さっそくやり方の手順をチェック。
中指は、指できつねを作るときぐらいの角度で軽く曲げておき、親指は中指の腹ではなく、第一関節の周辺にふれて乗せておこう。
今度は薬指を曲げて、手のひらの親指の付け根部分(ふくらんだあたり)に添えておく。
となりの小指は軽く薬指に添える。
このとき薬指と小指の下に空洞をつくるのがポイント。
中指と親指をはじくように1回こすり合わせて、中指を親指の付け根あたりにぶつける。
同時に手首のスナップをきかせるとうまくいきやすい。
どうだったかな? うまく「パッチン」と鳴ったかな?
うまく鳴った場合はこのあとの「大きな音を出すコツ」を読んでね。
やりかた通りにやってもうまく音が鳴らなかったときは、ささいなことが原因かも。
次の3つのうまく鳴らない理由を確認してみよう。
そこを改善すれば今度はうまく「パッチン」と鳴らせるはず。
手が乾燥していないかな?
手が乾燥していると、中指と親指の腹が上手くこすれ合わないため、音が鳴りにくいことがある。
ハンドクリームや水で手をぬらすと指同士がうまくこすれ合ってうまくいきやすい。
またお風呂の中で練習すると手の乾燥を防げるのでおすすめ。
中指と親指を互いに逆方向へこすり合わせるとき中指がピーンと伸びきってしまう場合がある。
それだといい音が鳴りづらいので、中指はゆるく曲げながら親指とこすり合わせる動作をしよう。
薬指や小指をぎゅっと握りこんでしまっていないかな?
握りすぎると小指と薬指と手のひらの間に空気のはいる空洞ができない。
そのため空気の飛び出す音を出せなくなってしまうよ。
薬指、中指はリラックスして親指の付け根に添えよう。
ふつうの指パッチンができるようになったら、今度は大きな音を出してみよう。
指パッチンで音量調節ができるようになれば楽しさもUP。
連続で指パッチンしながら強弱をつければリズムや変化が作りだせるよ。
最初は大きな音を出すなんて難しく感じるかもしれないけど、コツをつかむと意外と簡単。 ではさっそく大きな音を出すコツを紹介しよう!
手指をクリームなどでしっかり保湿して親指が中指にうまくこすれるようにしておこう。
指パッチンで大きな音を出すには、中指を親指の付け根に当てるとき、強く当ててみよう。
また指の力や手首のスナップをきかせるだけでは足りない場合は、腕を振って勢いよくやるのも効果的。
手首を肩より高く上げ、腕を振り下ろすと同時に指パッチンをしてみよう。
どうかな? 大きな音が出たかな?
次は口笛の吹きかたにいってみよう。
キミは口笛の曲の演奏を聴いたことがある?
口笛は口のなかの形状のちょっとした変化で音をコントロールする楽器。
ただヒューッと音を鳴らすだけでなく曲も吹けるようになったらステキだね。
でもまずは口笛の吹き方の「基礎」を正しく理解して「ドレミファソラシド」と音階を吹けるようになろう。
最初に言っておくと口のなかの大きさや形には個人差があるので、基本の吹き方をだいたい知ったら、キミの口の形にあうように、練習をかさねよう。
どんな楽器にも演奏するための「正しい姿勢」があるように、口笛にも「正しい姿勢」と「正しい呼吸法」がある。
足を肩幅に開いて立ち、重心をややつま先の方に乗せて、肩の力を抜いた姿勢が最も響きやすい姿勢。
これは合唱のときの姿勢と同じだよ。
口笛の呼吸は基本的に鼻で「腹式呼吸」するのが正しいやりかた。
深い呼吸を意識しながら次のように腹式呼吸の練習をしよう。
お腹に両手を当てて鼻からゆっくり息を吸い、お腹に空気を入れてふくらませる。
そのあとゆっくりと鼻から息を吐き出そう。
このときおなかの空気が出ていき、おながへこむのを感じよう。
口笛の音を鳴らす上でなんと言っても重要なのが舌先の位置。
舌先はぶらぶらさせず下の前歯の裏側中央部分に軽くつけて固定しよう。
口をすぼめて真ん中に5円玉の穴のように小さな空気が通る穴ができるのを意識。
そっとローソクを吹き消すような口の形が口笛に最も適していると言われているよ。
正しい舌の位置と口の形ができたら、ささやき声(無声音)で舌先の位置をそのまま固定したまま「ひ~ゆ~う、ひ~ゆ~う」とゆっくり発音してみよう。
ここでささやき声と一緒に口笛の音がかすかに一緒に出てきたらOK。
これが口笛の元となる音。
このわずかな口笛の元となる音から、自分の「ひ~ゆ~う」というささやき声をじょじょになくすイメージで何回か吹いてみよう。
やがて口笛の元の音だけ響かせるようになるはず。
「ひ~ゆ~う」と何回か言ってもかすかな音も何も出ないときは、舌先の位置を移動させたり、口の形をごくわずかに変化させたりしながら、口笛の音が出る位置と形を見つけ出そう。
口の中の形や容積は人によってそれぞれなので、やり方通りに「ひ~ゆ~う」とやっても口笛の音がうまく出ない場合もある。
その場合は、舌の位置や口の形などを次のように調整することでうまくいくかも。
ここでは口笛の音が出ない場合の対処法を3つ解説していくよ。
この対処法を実践すると、今度こそ「ひゅうーっ」と口笛の音が出てくるかもしれない。
さっそくスタート!
舌の先端の位置を少しだけ上下させて試してみよう。
舌を下前歯の真ん中ではなく、舌の歯と歯茎(はぐき)の境目に当てたほうが音の出やすい人もいるよ。
それでも音が鳴らないときは、口を少し開きすぎていることが原因かも。
上下の唇をさらに少し閉じ気味にすぼめて練習してみよう。 唇を少し狭くすぼめたとたん、ひゅう~っ音が鳴ることがある。
唇が乾燥して荒れていて、音がかすれたような感じになることがある。
まだ音が十分に出せないうちはリップクリームを薄く塗って練習するのもおすすめ。
一般的に楽器の音の高い低いは、閉じこめられた空気の容積に反比例するよ。
吹奏楽部の人は同じだと思うけど、低い音が出るテナーサックスは空洞の容積が大きくて、高い音のソプラノサックスは容積が小さい。 この、容積の大きさと音の高低のイメージはとても大切。
口笛も口をつかった楽器(笛)だから、音の高さの調節のしくみは同じ。
口笛で低い音を出すためには口の中の空間(容積)を大きく、高い音を出す場合には口の中の空間(容積)を小さくすればいいんだ。
この原理を利用すれば口笛で音の高さを変えることができるし、さらに練習すればドレミファソラシドと音階を吹くこともできる。
じゃあどうすれば口のなかの容積を変えられるのか、これから説明していくよ。
口笛の音の高さを変えるには、主に「舌先の位置」を変えて調整するって覚えよう。
口笛の音を出すとき下の前歯に舌先をつけたまま息を吐き出すよね。
その前歯に触れた舌先の位置をわずかに上下させることで、音の高さを変化させることがきる。
高い音を出すときは、舌先の位置を上に移動させることで口内部の空間(容積)を小さくする。
そして低い音を出すときは、舌の位置を下へ移動させて口内の空間を広くしよう。
このとき意識したいのは、舌先の位置を上下に移動させるとき、必ず下の前歯の上側から歯茎にいつでも触れていること。
どこにも触れていないと音の調整ができなくなってしまうよ。
実際に口笛の音を出して、舌の位置を上下させて音の高さを変える練習をしてみよう。
もちろん最初からうまくいかないけど、舌の位置によって口のなかの容積を変えると音が上下する感覚がなんとなくつかめればとりあえずOK!
この感覚がつかめるまでやってみよう。 さらに「ミ」を出したいとか、「ド」を出したいとか、出したい音を出すには、もっと練習すればだいじょうぶ。
高い音、低い音が出せるようになったら、今度は「ドレミファソラシド」の音階を練習してみよう。
そのとき、
・舌先の位置を上側に移動して口の中の容積を小さくすると高い音が出る
・舌先の位置を下側に移動して口の中の容積を大きくすると低い音が出る
というさっきの原則さえ押さえていたら、あとは難しいことを考えず直感的に口笛でドレミファソととりあえず出してみよう。
「ドレミファソ...」と順番に高い音を出していこうとすると、自然に舌先が上に移動していくかもしれない。
それでいいんだ。
ドレミファソラシドが吹けるようになったら簡単な曲も吹いて楽しもう。
口笛の入門者の練習方法でよく取り上げられるのが「かえるの歌」と「ドレミの歌」。
咲いた、咲いたの「チューリップの歌」もいいね。
最初は途中で音程がくるってしまうかもしれない。
ねらった音が出せるようになるまで地道に練習すると、今日よりも明日、明日よりも明後日は上手に曲が吹けるようになるはず。
がんばってね。
さて「かえるの歌」などシンプルな入門曲が吹けるようになったら自分の好きな曲にも挑戦したいよね。
このとき、リズムも意識しよう。
カラオケなど伴奏つきで吹くときは別として、口笛だけなら自分でリズムをキープしたい。
リズムがキープできているとぐっとプロっぽい口笛になるよ。
それには口笛で曲を吹きながら足で踏んでリズムを取るのがおすすめ。
座っているときは「かかと」で踏んで、立っているときは「つま先」でカウントをとるといいよ。
指パッチンと口笛のやり方、やってみてどうだったかな?
言葉だけでは動作の意味がよくわからないときは、YouTubeなど動画サイトで指パッチンや口笛の吹き方をみて研究しよう。
どちらも音の鳴る仕組みや基本的なやり方を理解しておけば、あとは練習と慣れしだい。
興味のある人は練習して達人になっちゃおう!
「タレント」とは「才能」や「素質」などの意味があり、タレントという仕事はテレビやラジオなどに出演する芸能人のことをいいます。
歌手や俳優以外を表すことが多いですが、その区別はあいまいで、番組の司会者やコメンテーター、ドラマの出演、ラジオ番組を持つなど、さまざまな役割をします。
歌手としてCDを出す、エッセーなどの自著を発表する、観光大使を務めるなど、マルチタレントとして活やくする人もいます。
タレントは人気や実力によって大きく仕事量が変わります。
人気タレントになると、複数のテレビ局に何本ものレギュラー番組をもち、そのほかにも映画やCM、イベント出演などさまざまな場に登場し、億単位の収入を得ていることもあります。
しかし視ちょう者の好みは移りやすく、すぐに人気が落ちて仕事がなくなるタレントもいます。
また売れるまでは生活が苦しく、アルバイトをしたり親のサポートにたよったりしていることもあるでしょう。
やりがいとともに、厳しい世界であることを覚悟しなければなりません。
自分自身の魅力で勝負する仕事です。
「タレント」という言葉の通り、まずは自分にしかない個性や特技などの強みを見つけ、それをのばして存在感を示せるようになることが大切です。
デビューできたとしても、うきしずみの激しい世界なので、役割を理解して立ち回れる頭のよさや器用さ、時代を読む感性、健康や体力など、さまざまなことが求められます。
上下関係も厳しいため、芸能人という立場におごることなくまじめに取り組む姿勢や、礼儀正しく社交性がある方が人間関係を築きやすいでしょう。
ミュージシャンとは、さまざまなジャンルのプロの音楽演奏家をまとめて指す言葉です。
よく目にするものでは、テレビの音楽番組でメジャーデビューしている歌手やバンドとともにステージに立って楽器を演奏している人たちで、バックミュージシャンといいます。
ほかに、CDなどの音源を収録するレコーディングスタジオで演奏するスタジオミュージシャン、コンサートホールや野外などのステージで生演奏をするライブミュージシャンなどがあります。
演奏する楽器からギタリストやピアニストなどと呼ばれることもあります。
ソロ(一人)やグループ(バンドなど)でオリジナルの曲を作ってメジャーデビューを目指す人もいます。
希望や依頼に応じたさまざまな活動をしています。
たとえば歌手の全国コンサートツアーにバックミュージシャンとして参加する場合は、移動をくり返しながら毎晩のようにリハーサルと公演をする日々が何か月も続くことがあります。
CDの収録に参加する場合も、1か月などの長い期間スタジオに通って、夜中までレコーディングすることもあります。
こうした音楽活動は、ミュージシャン専門の仕事を紹介する会社に登録してあっせんしてもらったり、ミュージシャン同士の人脈で仕事をもらったりします。
音楽が好き、楽器が好き、人に聞いてもらいたい、楽しんでもらいたい、もっと上達したい、そんな音楽への情熱がなければ務まらない仕事です。
どのようなジャンルにしても、音楽へのこだわりや表現力、才能、時代の流れを読む目などが必要でしょう。
しかし仕事の内容は運や出会いに左右されることもあり、苦しいときがあってもあきらめない強い心が必要です。
グループを率いる場合は決断力や指導力があるなど、「この人と音楽を作っていきたい」と思われるような人柄も大切です。
音楽プロデューサーは、アーティストの売り出し方や楽曲のコンセプトなどを決めて音楽制作全般の責任者として指揮を執る人、といわれています。
しかし「音楽プロデューサー」とひと口にいってもさまざまな種類があります。「音楽プロデューサー」にどのような種類があるのか、4つの呼び名と役割を紹介します。
・サウンドプロデューサー
サウンドプロデューサーとは、実際に音源制作を行い、「音」に関して指揮を執る最終的な責任者です。
アメリカなどで音楽プロデューサーというと、このサウンドプロデューサーを指します。
サウンドプロデューサーはアーティストの楽曲の方向性を決めて、録音やミキシング(編集)、マスタリング(マスターテープをつくること)などの制作の指揮を執り、アーティストやレコーディングエンジニアとともに楽曲をつくり上げていきます。
プロデューサー自身がミュージシャン、作曲家、アレンジャーで、作曲や編曲も行う場合があります。
・A&Rプロデューサー
A&Rプロデューサーは、アーティストの発掘や育成、楽曲選び、企画制作、宣伝戦略に至るまで、トータルでプロデュースします。
A&Rは「アーティスト・アンド・レパートリー」の略で、簡単に言うと、アーティストの魅力を最大限に引き出すためにどんな楽曲を歌ってもらうか、どんなアレンジで世に送り出すかを決める責任者を指します。
具体的にはCDなどの企画制作の指揮を執り、アーティストに合う楽曲選びや、制作スタッフのコーディネート、CDジャケットの制作、宣伝活動などをトータルでプロデュースする人です。A&Rプロデューサーは商品開発やマーケティングのアイデア力やセンス、コミュニケーション能力が必要な仕事です。
・アーティストプロデューサー
アーティストが所属するプロダクション側の責任者を指して「アーティストプロデューサー」といいます。
楽曲の制作はレコード会社の音楽プロデューサー(A&Rプロデューサーやサウンドプロデューサー)に任せ、それ以外のマネージメントの部分で、アーティストの育成や戦略を決定する責任者です。
・エグゼクティブプロデューサー
エグゼクティブプロデューサーとは、アーティストのイメージつくりから予算の管理まで、アーティストの音楽活動全体を総合的にプロデュースする責任者のことです。
企画の立案、スタッフの選定、出資会社の選定、制作費や宣伝費などの予算の決定、著作権管理者、楽曲の最終チェックなどをトータルで行います。
実際にはレコード会社や音楽出版社、芸能プロダクションなどの代表者のことを「エグゼクティブプロデューサー」と呼ぶ場合も多いです。
以上、音楽プロデューサーにはさまざまな種類があることを紹介しましたが、小さな組織ではそれらすべての役割と仕事を一人のプロデューサーが行っていることもあります。
べつにできなくても問題ないけど、ドラマやアニメでじょうずにやっているのを見るとやってみたくならない?
指パッチンは連続してやると打楽器として、口笛はメロディ楽器としても楽しめる趣味になるよ。
でも指パッチンや口笛で音を出すのは難しい、という人も多いかも。
今回はどうやったら「指パッチン」と「口笛」がうまくできるのか、コツや練習方法を紹介するよ。
指パッチンを鳴らすコツ
指パッチンは世界中で知られる指で音を出す遊びで、「1分間に片手で連続何回指パッチンできたか」のギネス記録まであるよ。
2022年現在での日本記録は1分間に片手で296回(達成したのは2017年)。
世界記録は1分間に334回でドイツ人男性が2018年に達成しているよ。
ずいぶん高速に連続して「指パッチン」できるものだね。
でもいい音で1回「指パッチン」すること自体は、やりかたを知れば簡単にできるようになる。
さっそく指パチンを鳴らす方法、スタート!
指パッチンが鳴る原理
こすり合った指の関節が鳴る音のように感じるけど実はそうじゃない。
空気の飛び出る音なんだ。
勢いよくはじいた中指が親指の付け根付近に当たると、薬指と小指と手のひらのあいだに溜まっていた空気が一気に飛び出る。
あの「パッチン」という音はその音なんだって。
音が鳴る仕組みがわかったところで、さっそくやり方の手順をチェック。
親指を中指に乗せる
薬指を親指の付け根に添える
となりの小指は軽く薬指に添える。
このとき薬指と小指の下に空洞をつくるのがポイント。
中指を親指の付け根に当てるように滑らす
同時に手首のスナップをきかせるとうまくいきやすい。
指パッチンがならないわけ
うまく鳴った場合はこのあとの「大きな音を出すコツ」を読んでね。
やりかた通りにやってもうまく音が鳴らなかったときは、ささいなことが原因かも。
次の3つのうまく鳴らない理由を確認してみよう。
そこを改善すれば今度はうまく「パッチン」と鳴らせるはず。
手が乾燥している
手が乾燥していると、中指と親指の腹が上手くこすれ合わないため、音が鳴りにくいことがある。
ハンドクリームや水で手をぬらすと指同士がうまくこすれ合ってうまくいきやすい。
またお風呂の中で練習すると手の乾燥を防げるのでおすすめ。
中指が伸びている
それだといい音が鳴りづらいので、中指はゆるく曲げながら親指とこすり合わせる動作をしよう。
薬指を握ってしまっている 親指の付け根に添えていない
握りすぎると小指と薬指と手のひらの間に空気のはいる空洞ができない。
そのため空気の飛び出す音を出せなくなってしまうよ。
薬指、中指はリラックスして親指の付け根に添えよう。
大きな音をだすコツ
指パッチンで音量調節ができるようになれば楽しさもUP。
連続で指パッチンしながら強弱をつければリズムや変化が作りだせるよ。
最初は大きな音を出すなんて難しく感じるかもしれないけど、コツをつかむと意外と簡単。 ではさっそく大きな音を出すコツを紹介しよう!
クリームで保湿
中指が親指の付け根に向かう力を強くするように意識
腕を振って勢いをつける
手首を肩より高く上げ、腕を振り下ろすと同時に指パッチンをしてみよう。
どうかな? 大きな音が出たかな?
口笛の吹きかた
キミは口笛の曲の演奏を聴いたことがある?
口笛は口のなかの形状のちょっとした変化で音をコントロールする楽器。
ただヒューッと音を鳴らすだけでなく曲も吹けるようになったらステキだね。
でもまずは口笛の吹き方の「基礎」を正しく理解して「ドレミファソラシド」と音階を吹けるようになろう。
最初に言っておくと口のなかの大きさや形には個人差があるので、基本の吹き方をだいたい知ったら、キミの口の形にあうように、練習をかさねよう。
正しい姿勢で腹式呼吸
正しい姿勢
足を肩幅に開いて立ち、重心をややつま先の方に乗せて、肩の力を抜いた姿勢が最も響きやすい姿勢。
これは合唱のときの姿勢と同じだよ。
正しい呼吸
口笛の呼吸は基本的に鼻で「腹式呼吸」するのが正しいやりかた。
深い呼吸を意識しながら次のように腹式呼吸の練習をしよう。
お腹に両手を当てて鼻からゆっくり息を吸い、お腹に空気を入れてふくらませる。
そのあとゆっくりと鼻から息を吐き出そう。
このときおなかの空気が出ていき、おながへこむのを感じよう。
舌先の位置を固定する
舌先はぶらぶらさせず下の前歯の裏側中央部分に軽くつけて固定しよう。
口をすぼめて真ん中に5円玉の穴のように小さな空気が通る穴ができるのを意識。
そっとローソクを吹き消すような口の形が口笛に最も適していると言われているよ。
「ひゆう」で鳴らす
ここでささやき声と一緒に口笛の音がかすかに一緒に出てきたらOK。
これが口笛の元となる音。
このわずかな口笛の元となる音から、自分の「ひ~ゆ~う」というささやき声をじょじょになくすイメージで何回か吹いてみよう。
やがて口笛の元の音だけ響かせるようになるはず。
「ひ~ゆ~う」と何回か言ってもかすかな音も何も出ないときは、舌先の位置を移動させたり、口の形をごくわずかに変化させたりしながら、口笛の音が出る位置と形を見つけ出そう。
口笛の音が出ないのは
その場合は、舌の位置や口の形などを次のように調整することでうまくいくかも。
ここでは口笛の音が出ない場合の対処法を3つ解説していくよ。
この対処法を実践すると、今度こそ「ひゅうーっ」と口笛の音が出てくるかもしれない。
さっそくスタート!
舌の位置
舌を下前歯の真ん中ではなく、舌の歯と歯茎(はぐき)の境目に当てたほうが音の出やすい人もいるよ。
口の形
上下の唇をさらに少し閉じ気味にすぼめて練習してみよう。 唇を少し狭くすぼめたとたん、ひゅう~っ音が鳴ることがある。
唇が乾燥している
まだ音が十分に出せないうちはリップクリームを薄く塗って練習するのもおすすめ。
口笛の音の高さを変える
吹奏楽部の人は同じだと思うけど、低い音が出るテナーサックスは空洞の容積が大きくて、高い音のソプラノサックスは容積が小さい。 この、容積の大きさと音の高低のイメージはとても大切。
口笛も口をつかった楽器(笛)だから、音の高さの調節のしくみは同じ。
口笛で低い音を出すためには口の中の空間(容積)を大きく、高い音を出す場合には口の中の空間(容積)を小さくすればいいんだ。
この原理を利用すれば口笛で音の高さを変えることができるし、さらに練習すればドレミファソラシドと音階を吹くこともできる。
じゃあどうすれば口のなかの容積を変えられるのか、これから説明していくよ。
音の高さを変える
口笛の音を出すとき下の前歯に舌先をつけたまま息を吐き出すよね。
その前歯に触れた舌先の位置をわずかに上下させることで、音の高さを変化させることがきる。
高い音を出すときは、舌先の位置を上に移動させることで口内部の空間(容積)を小さくする。
そして低い音を出すときは、舌の位置を下へ移動させて口内の空間を広くしよう。
このとき意識したいのは、舌先の位置を上下に移動させるとき、必ず下の前歯の上側から歯茎にいつでも触れていること。
どこにも触れていないと音の調整ができなくなってしまうよ。
実際に口笛の音を出して、舌の位置を上下させて音の高さを変える練習をしてみよう。
もちろん最初からうまくいかないけど、舌の位置によって口のなかの容積を変えると音が上下する感覚がなんとなくつかめればとりあえずOK!
この感覚がつかめるまでやってみよう。 さらに「ミ」を出したいとか、「ド」を出したいとか、出したい音を出すには、もっと練習すればだいじょうぶ。
音階を吹く
そのとき、
・舌先の位置を上側に移動して口の中の容積を小さくすると高い音が出る
・舌先の位置を下側に移動して口の中の容積を大きくすると低い音が出る
というさっきの原則さえ押さえていたら、あとは難しいことを考えず直感的に口笛でドレミファソととりあえず出してみよう。
「ドレミファソ...」と順番に高い音を出していこうとすると、自然に舌先が上に移動していくかもしれない。
それでいいんだ。
ドレミファソラシドが吹けるようになったら簡単な曲も吹いて楽しもう。
口笛の入門者の練習方法でよく取り上げられるのが「かえるの歌」と「ドレミの歌」。
咲いた、咲いたの「チューリップの歌」もいいね。
最初は途中で音程がくるってしまうかもしれない。
ねらった音が出せるようになるまで地道に練習すると、今日よりも明日、明日よりも明後日は上手に曲が吹けるようになるはず。
がんばってね。
リズムを会得する
このとき、リズムも意識しよう。
カラオケなど伴奏つきで吹くときは別として、口笛だけなら自分でリズムをキープしたい。
リズムがキープできているとぐっとプロっぽい口笛になるよ。
それには口笛で曲を吹きながら足で踏んでリズムを取るのがおすすめ。
座っているときは「かかと」で踏んで、立っているときは「つま先」でカウントをとるといいよ。
●口笛でノリノリに曲を吹くには?
ちょっと上級編の練習になるけど、口笛の曲にリズムでノリをだすには「裏拍(うらはく)」を取る練習が役に立つよ。
例えば「1、2、3、4」と4拍子の表拍(おもてはく)があったら、「、」の部分が裏拍。
(「、」の部分を「と」呼んで、「1と2と3と4と」と裏拍をわかりやすく表現する場合もある)
「1234」の表拍は曲を聴いて自然にとらえやすいので手拍子されることが多いね。
そのとき手の拍子で手を打った後の休みの部分が「裏拍」だ。
裏拍をとる練習は、まずは口笛なしでやってみるのがおすすめ。
表拍をメトロノームアプリでとって、その裏拍を足でとると練習しやすいよ。
またなにか曲を聴くとき、例えば4拍子の曲なら「1と2と3と4と」と心の中で感じながら、右の人差し指を机に軽く打って表拍をとり、左の人差し指で裏拍の「と」を打つ練習をするのもいいね。
裏拍をとる練習をたくさんすると、口笛だけでなく、歌や楽器で演奏するときにも役立つので、リズム感をきたえたい人はがんばろう。
リズム感って意識して練習すればどんどん良くなるものだよ。
ちょっと上級編の練習になるけど、口笛の曲にリズムでノリをだすには「裏拍(うらはく)」を取る練習が役に立つよ。
例えば「1、2、3、4」と4拍子の表拍(おもてはく)があったら、「、」の部分が裏拍。
(「、」の部分を「と」呼んで、「1と2と3と4と」と裏拍をわかりやすく表現する場合もある)
「1234」の表拍は曲を聴いて自然にとらえやすいので手拍子されることが多いね。
そのとき手の拍子で手を打った後の休みの部分が「裏拍」だ。
裏拍をとる練習は、まずは口笛なしでやってみるのがおすすめ。
表拍をメトロノームアプリでとって、その裏拍を足でとると練習しやすいよ。
またなにか曲を聴くとき、例えば4拍子の曲なら「1と2と3と4と」と心の中で感じながら、右の人差し指を机に軽く打って表拍をとり、左の人差し指で裏拍の「と」を打つ練習をするのもいいね。
裏拍をとる練習をたくさんすると、口笛だけでなく、歌や楽器で演奏するときにも役立つので、リズム感をきたえたい人はがんばろう。
リズム感って意識して練習すればどんどん良くなるものだよ。
まとめ
言葉だけでは動作の意味がよくわからないときは、YouTubeなど動画サイトで指パッチンや口笛の吹き方をみて研究しよう。
どちらも音の鳴る仕組みや基本的なやり方を理解しておけば、あとは練習と慣れしだい。
興味のある人は練習して達人になっちゃおう!
タレント
個性や才能を生かしてテレビやラジオなどの番組に出演します。
歌手や俳優以外を表すことが多いですが、その区別はあいまいで、番組の司会者やコメンテーター、ドラマの出演、ラジオ番組を持つなど、さまざまな役割をします。
歌手としてCDを出す、エッセーなどの自著を発表する、観光大使を務めるなど、マルチタレントとして活やくする人もいます。
視ちょう者の人気に大きく左右される仕事です。
タレントはどんな人に向いているの?
ミュージシャン
得意な楽器を演奏するプロの音楽演奏家
よく目にするものでは、テレビの音楽番組でメジャーデビューしている歌手やバンドとともにステージに立って楽器を演奏している人たちで、バックミュージシャンといいます。
ほかに、CDなどの音源を収録するレコーディングスタジオで演奏するスタジオミュージシャン、コンサートホールや野外などのステージで生演奏をするライブミュージシャンなどがあります。
演奏する楽器からギタリストやピアニストなどと呼ばれることもあります。
ソロ(一人)やグループ(バンドなど)でオリジナルの曲を作ってメジャーデビューを目指す人もいます。
ミュージシャンはどんな働き方をするの?
たとえば歌手の全国コンサートツアーにバックミュージシャンとして参加する場合は、移動をくり返しながら毎晩のようにリハーサルと公演をする日々が何か月も続くことがあります。
CDの収録に参加する場合も、1か月などの長い期間スタジオに通って、夜中までレコーディングすることもあります。
こうした音楽活動は、ミュージシャン専門の仕事を紹介する会社に登録してあっせんしてもらったり、ミュージシャン同士の人脈で仕事をもらったりします。
得意な楽器を使って音楽を演奏する技術が不可欠です。
どのようなジャンルにしても、音楽へのこだわりや表現力、才能、時代の流れを読む目などが必要でしょう。
しかし仕事の内容は運や出会いに左右されることもあり、苦しいときがあってもあきらめない強い心が必要です。
グループを率いる場合は決断力や指導力があるなど、「この人と音楽を作っていきたい」と思われるような人柄も大切です。
音楽プロデューサー
音楽プロデューサーになるには時代のニーズをつかむ力と音楽センスが必要
しかし「音楽プロデューサー」とひと口にいってもさまざまな種類があります。「音楽プロデューサー」にどのような種類があるのか、4つの呼び名と役割を紹介します。
・サウンドプロデューサー
サウンドプロデューサーとは、実際に音源制作を行い、「音」に関して指揮を執る最終的な責任者です。
アメリカなどで音楽プロデューサーというと、このサウンドプロデューサーを指します。
サウンドプロデューサーはアーティストの楽曲の方向性を決めて、録音やミキシング(編集)、マスタリング(マスターテープをつくること)などの制作の指揮を執り、アーティストやレコーディングエンジニアとともに楽曲をつくり上げていきます。
プロデューサー自身がミュージシャン、作曲家、アレンジャーで、作曲や編曲も行う場合があります。
・A&Rプロデューサー
A&Rプロデューサーは、アーティストの発掘や育成、楽曲選び、企画制作、宣伝戦略に至るまで、トータルでプロデュースします。
A&Rは「アーティスト・アンド・レパートリー」の略で、簡単に言うと、アーティストの魅力を最大限に引き出すためにどんな楽曲を歌ってもらうか、どんなアレンジで世に送り出すかを決める責任者を指します。
具体的にはCDなどの企画制作の指揮を執り、アーティストに合う楽曲選びや、制作スタッフのコーディネート、CDジャケットの制作、宣伝活動などをトータルでプロデュースする人です。A&Rプロデューサーは商品開発やマーケティングのアイデア力やセンス、コミュニケーション能力が必要な仕事です。
・アーティストプロデューサー
アーティストが所属するプロダクション側の責任者を指して「アーティストプロデューサー」といいます。
楽曲の制作はレコード会社の音楽プロデューサー(A&Rプロデューサーやサウンドプロデューサー)に任せ、それ以外のマネージメントの部分で、アーティストの育成や戦略を決定する責任者です。
・エグゼクティブプロデューサー
エグゼクティブプロデューサーとは、アーティストのイメージつくりから予算の管理まで、アーティストの音楽活動全体を総合的にプロデュースする責任者のことです。
企画の立案、スタッフの選定、出資会社の選定、制作費や宣伝費などの予算の決定、著作権管理者、楽曲の最終チェックなどをトータルで行います。
実際にはレコード会社や音楽出版社、芸能プロダクションなどの代表者のことを「エグゼクティブプロデューサー」と呼ぶ場合も多いです。
以上、音楽プロデューサーにはさまざまな種類があることを紹介しましたが、小さな組織ではそれらすべての役割と仕事を一人のプロデューサーが行っていることもあります。
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