ミュージシャン

ミュージシャンの仕事内容は?

得意な楽器を演奏するプロの音楽演奏家です。

ミュージシャンとは、さまざまなジャンルのプロの音楽演奏家をまとめて指す言葉です。
よく目にするものでは、テレビの音楽番組でメジャーデビューしている歌手やバンドとともにステージに立って楽器を演奏している人たちで、バックミュージシャンといいます。
ほかに、CDなどの音源を収録するレコーディングスタジオで演奏するスタジオミュージシャン、コンサートホールや野外などのステージで生演奏をするライブミュージシャンなどがあります。
演奏する楽器からギタリストやピアニストなどと呼ばれることもあります。
ソロ(一人)やグループ(バンドなど)でオリジナルの曲を作ってメジャーデビューを目指す人もいます。

ミュージシャンはどんな働き方をするの?

希望や依頼に応じたさまざまな活動をしています。

たとえば歌手の全国コンサートツアーにバックミュージシャンとして参加する場合は、移動をくり返しながら毎晩のようにリハーサルと公演をする日々が何か月も続くことがあります。
CDの収録に参加する場合も、1か月などの長い期間スタジオに通って、夜中までレコーディングすることもあります。
こうした音楽活動は、ミュージシャン専門の仕事を紹介する会社に登録してあっせんしてもらったり、ミュージシャン同士の人脈で仕事をもらったりします。

ミュージシャンはどんな人に向いているの?

得意な楽器を使って音楽を演奏する技術が不可欠です。
音楽が好き、楽器が好き、人に聞いてもらいたい、楽しんでもらいたい、もっと上達したい、そんな音楽への情熱がなければ務まらない仕事です。
どのようなジャンルにしても、音楽へのこだわりや表現力、才能、時代の流れを読む目などが必要でしょう。
しかし仕事の内容は運や出会いに左右されることもあり、苦しいときがあってもあきらめない強い心が必要です。
グループを率いる場合は決断力や指導力があるなど、「この人と音楽を作っていきたい」と思われるような人柄も大切です。

ミュージシャンにはこうすればなれる!

楽器や音楽のジャンルによって、ステップはさまざまです。

一般的には、ミュージシャンは学歴で判断される職業ではありません。
楽譜が読めて、得意な楽器を使って音楽を演奏する高い技術があれば、仕事をもらえるチャンスはあるでしょう。
演奏技術は独学で学ぶことも可能ですが、音楽系の専門学校などで指導を受けることもできます。
クラシック音楽家など、独学だけで技術を身につけることが難しい楽器やジャンルもあります。
その場合はプロの音楽家の個人レッスンを受けたり、音楽大学などで知識や教養、技術、経験などを積んだりします。
*高校は普通科で問題ありません。