『2学期のスタート!学校は「楽しみ」?「イマイチ」?』

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2021.08.27
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楽しかった夏休みもそろそろ終わり...。
「もう終わっちゃったよ(涙)」
なんていう人もいるかもしれないね。
きみは、2学期がスタートするのは楽しみかな?
「友達に会えるし楽しみ!」
という人もいれば
「テストもあるし...休みのほうが楽だったなぁ...」
なんていう人もいるかもしれないね。
2学期のスタートが「楽しみ」か「イマイチ」か、どんなことで違いが出るのか考えてみよう。

「学校が楽しい」という子と「イマイチ」と感じている子では、何が違うのか


「学校が楽しい」という子と「イマイチ」と感じている子では、何が違うのかな?
中学2年生とその保護者を対象に行われた調査結果を分析してみると、実は3つのことで大きく差があることがわかったんだ。
1つ目は、夏休み明けくらいまでに生活を自分でコントロールする努力をしたか、しなかったか
「自分のことは自分でするようにした」
「朝起きる時間や夜寝る時間など規則正しい生活を送った」
「授業中は先生の話を集中して聞くようにした」
という質問の回答結果に、「楽しい」タイプと「イマイチ」タイプの間で大きく差がついているんだ。
つまり、学校が楽しいと答えた子は自分の生活をうまくコントロールして、学校生活に適応しようとする努力を、自分から行っているということみたいなんだ。
2つ目は、部活動や学校行事に積極的に取り組んでいるかどうか
なにかに積極的に取り組むタイプは「楽しい」と答える子の割合が高い。
でも、そのなかでも「学校の勉強に積極的に取り組んでいる」という子よりも、「部活動・学校行事に積極的に取り組んでいる」と答えている子のほうが、学校に楽しさを感じている割合が高かったんだ! 学校は勉強も大切だけど、部活動や行事に一生懸命取り組むことでも、大きな充実感や満足感を得られるということだね!
そして3つ目は、1学期から夏休みの間に積極的に友達を作ろうとしたか、しなかったか
やっぱり、積極的に友達を作ろうとした子のほうが「学校が楽しい」と感じている割合が高かったんだ。
そして、その努力の結果なのか、「学校内に自分の本音や悩みを話せる友だちがいる」と回答している子の約8割が、「学校が楽しい」と答えているんだよ。
これは当たり前の結果と思うかな?
「イマイチ」と感じているきみは、「自分とはなにもかも違う人の話」と思うかな?



きみの「ミライの親友」も、同じように悩んでいるかもしれない


ちょっとまったー!
「自分とは違う」と思ったそんなきみにこそ、2学期は大きなチャンスなんだ。
少し長めの夏休みのあとは、イメージチェンジやリズムの立て直しをするのにぴったり。
だって2学期って、なんといってもイベントがいっぱいあるよね!
体育祭、文化祭、展示会、遠足、テスト...イベントがあるということは、普段とはちょっと違った活躍シーンが生まれる可能性も大きいし、「話すきっかけ」もたくさんあるということ。生活リズムも変わりがちだから、これを機会に立て直すこともできる。
今まで話す機会が無かった人と、イベントの準備や片付けを通して話したり、盛り上がったりするチャンスだし、自分が夢中になれることを探すためのきっかけがたくさんあるんだ。
「そうはいっても...」というきみ。
例えば、友達をつくるときに「どうやって話しかけようか?」と迷ったりしていないかな?
そりゃそうだよね。授業中だけのつきあいでは共通の話題だって生まれにくいよ。
でも、部活や学校行事なら、話題は出てきやすいんじゃないかな?
「友達をうまく作れないな」、「なんかワクワクできないな」と悩んでいるのはきみだけじゃないし、「本音を話せる友達が欲しい」と思っているのもきみだけじゃないかも。
いつかきみの親友になる子も、同じように悩んでいるかもしれない。
その2人が出会えないなんて、もったいなさすぎるよ。
まずは、勇気を持ってきみから声をかけてみよう!
きみの「ミライの親友」は、2学期にきみが声をかけてくれることを待っている!
ね、元気いっぱいで2学期に学校に行く気分になってきたでしょ?
※ 出典:ベネッセ教育総合研究所『中学1年生の学習と生活に関する調査』(2012年)



「2学期を楽しくすること」に興味を持ったキミにぴったりな仕事
「学校があまり楽しみじゃない」そんなふうに悩んでいる人は、実はとても多い。
とくに2学期のスタートの時期はユウウツに感じる人が多いんだ。そんな「心」と向き合う仕事が「臨床心理士」。どんなことをするのか調べてみよう。
学校で子どもたちと向き合って、楽しい学校にする方法を考えることなどに興味があるきみは、「中学・高校教諭」の仕事を調べてみてはどうかな。ふだん接している先生の姿だけではわからないような仕事もわかるかも。

どんな仕事かな?と思ったら「おしごと事典」を見てみてね!


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