盲導犬訓練士、歩行指導員

盲導犬訓練士、歩行指導員の仕事内容は?

盲導犬を訓練をする。視覚障害者に盲導犬との歩き方を指導する。

視覚障害者(目の不自由な人)が、安全に快適に歩けるように助けるのが、盲導犬の役割です。
その盲導犬となる犬を、一頭につき約1年かけて役割を果たせるよう訓練するのが、盲導犬訓練士の仕事です。
主には、人に注意を向けその指示に従う訓練や、ハーネスという胴輪をつけて視覚障害者を安全に誘導する訓練などが行われます。
犬舎の掃除やエサやりなど、犬の世話も行います。
歩行指導員は、施設での訓練のほか、犬と街へ出て実践的な訓練を行ったり、盲導犬を利用したいという人に対して共同訓練を行います。
視覚障害者に盲導犬の使い方や世話のしかたを教えたり、盲導犬を利用しはじめてからの相談にのったりすることも大切な仕事です。
そのほか、盲導犬の大切さをたくさんの人に理解してもらうための、さまざまな活動も行っています。

盲導犬訓練士、歩行指導員はどんな働き方をするの?

専門の団体の職員として就職し、研修を経て働きますが、採用は少数です。

国家公安委員会の指定する盲導犬を訓練する団体や施設は、全国に11団体・14施設あります。
いずれかの団体に所属して働きますが、欠員募集のみで、採用はせまき門と言えます。
現在、訓練士と歩行指導員合わせても、全国で約70人程度しかいません。
採用されるのも、さまざまな研修や準備を乗りこえて一人前になるのも、厳しい世界だと言えます。
視覚障害者への歩行指導をはじめ、盲導犬の世話や訓練などで土日も出勤するため、休日は交代制をとっています。
盲導犬を使用する視覚障害者や、ボランティアで盲導犬候補の子犬の世話をする「パピーウォーカー」などからの緊急の連絡にもすぐに対応できるように、所属する団体によってはとまり込みでの勤務もあります。

盲導犬訓練士、歩行指導員はどんな人に向いているの?

盲導犬の訓練は、視覚障害者の生活を助けるためのものです。
犬が好きなことはもちろん、使う人の命にかかわる盲導犬を育てるという責任感がなくてはつとまりません。
訓練では根気強さ、使う人への指導では相手の立場に立って思いやる心も大切です。

盲導犬訓練士、歩行指導員の将来展望は?

盲導犬が必要な人に行きわたるよう、増やすことが期待されています。

盲導犬が必要な人は全国でおよそ7,800人いると言われていますが、実際に盲導犬を使用している視覚障害者は、2017年3月時点で971人、夫婦など複数の人で一頭の盲導犬を利用している人たちが21組です。
今後はますます社会での理解が深まり、盲導犬や訓練士・歩行指導員の数が増えることが期待されています。

盲導犬訓練士、歩行指導員にはこうすればなれる!

訓練し設に就職して、研修を受ける必要があります。

盲導犬訓練士、歩行指導員になるには、各訓練施設の職員になる必要があります。
就職できる条件は、施設によって異なります。
就職すると、まず「研修生」となり、訓練の経験を積んで「盲導犬訓練士」になります。
訓練士としてさらに経験を積み、「歩行指導員」になります。

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