旅客機の中で乗客に安全な旅と快適なサービスを提供する仕事です。
キャビンアテンダント(※1)は旅客機に搭乗し、乗客の安全を守りながら、乗客が快適で楽しく過ごせるようもてなす仕事です。
フライトの前にはキャビンアテンダント・パイロット・整備士やグランドスタッフと打ち合わせをし、出発準備を行います。
フライト中は乗客一人ひとりに食事や飲み物などをサービスし、気分の悪い人がいないかなどに気を配ります。
また、緊急事態が起こった場合には、保守要員としての役割も担うため、冷静にすばやく判断し、行動します。
経験を積むことで国内線から国際線、またファーストクラス(※2)の担当など、仕事の幅を広げていきます。
※1 CA(シーエー)、客室乗務員、フライトアテンダントともいう。
※2 座席にはクラスという区分があり、それぞれ値段とサービス(機内食の内容など)が違います。
国際線では主にエコノミークラス、ビジネスクラス、ファーストクラスがあり、最高級のサービスを提供しているのがファーストクラスです。
勤務時間は不規則になる仕事です。
世界各地を飛び回るはなやかなイメージのある職業ですが、実際にはまず体力がないと勤まらない仕事です。ヨーロッパやアメリカ路線など長距離国際線を担当する場合は時差に上手く対応する必要があります。
フライトが終わった後は、体内のリズムを日本時間に合わせられるように調整するなど、計画的な行動が大事になります。
また立っている時間が長いため、休みの日は、体力を回復することも必要です。
女性が多い職業のため、女性が長く働けるように福利厚生(育児休職など)が充実している会社も多くあります。
時差の対応、時には揺れの中でサービスなど体力は絶対に必要です。
また航空機にはさまざまな国や年齢の乗客が搭乗するため、親しみやすく、知性と教養があることも大切です採用試験では英語の試験、また身体検査や体力測定もあるため、日ごろから運動や栄養ある食生活を心がけるとよいでしょう。
採用試験では英語力や教養が問われます。
キャビンアテンダントになるには、航空会社の採用試験を受けます。
身体条件、TOEICのスコアなど会社によって応募資格が異なります。
*高校は普通科でも問題ありません。