話題がないとき ネタを補充しておこう

やたらに喋る男の子のイラスト

「...でさー」「へー」「...(沈黙)」
あれ、なんか最近こんなシーンが多いような気がするぞ...。ヤバい、話が続かない!いったん会話が途切れると、次にどんな話題を振ればいいのかわからない。気まずい空気が支配して、それがトラウマになって誰かとふたりきりで話をするのが怖くなってくるんですけど!
あらら、まずは落ち着いて。「沈黙は金なり」っていうことわざも聞いたことあるでしょ?

話題がないのをなんとかしたい


初対面の人はもちろん、同じクラスの人とでも会話が続かない...そうだよね、毎日のことだしね。
ということで、話題に困ったにオススメなのは自己紹介での定番ネタだ!
まずは「好きな食べ物」。
「え、毎日会ってるのに今更!?」って思うかもしれないけれどこれは鉄板ネタだ。ただし、突然「ねえ、好きな食べ物なに?」って聞いたら相手も面食らうかもしれないから、アレンジは必須だ。たとえば「私、最近〇〇にハマっててさ、食べたことある?」といった聞き方をすれば不自然じゃないはずだよ。
ほかにも、自己紹介ネタはアレンジ次第で意外に使える。たとえば「趣味」について。これも好きな食べ物と同じように「最近〇〇をやってみたいと思ってて。やったことある?」といった使い方ができる!

会話を続けるコツは?


「ふんふん、ネタはなんとか見つけられそうだけど、その話題が終わった瞬間に沈黙がやってくるんだよな...」なるほど。じゃあ次は会話を続けるためのテクニックを紹介しよう!
だれでも「この人は話を良く聞いてくれるな」と感じる相手にはあれこれ話したくなってしまうもの。だからまずは相手が気持ちよく話せる「あいづち力」を鍛えてみよう!
「聞いているよ」という姿勢を伝える意味でも強力な技が「要約返し」だ!
これは相手の話をざっくり要約して返してあいづちをうつこと。これは相談を受けているときにも役立つぞ。
次は、英語で習う「5W1H」を意識して相手に質問をすること。「5W=When(いつ)、Where(どこで)、Who(誰が)、What(何を)、Why(なぜ)」そして「1H=How(どのように)」だったよね。「こんなことがあってさ~」となにげない話がスタートしたら、そこに足りない情報を「5W1H」を意識しながら聞いてみると質問が出てくるはず。

木戸に立ちかけし衣食住 とは?


このおまじないのような言葉、聞いたことがあるかな?
これは、話題作りに役立つテーマの頭文字を並べた言葉なんだ。それぞれなにを指すか紹介しよう。
「木」=気象。「寒いね」「暑いね」から会話はスタート。
「戸」=道楽、趣味について。共通の趣味があれば盛り上がる!
「に」=ニュース。最近のニュースについて知っておこう。
「立」=旅。旅行の話題はネタがたっぷり!
「ち」=知人。共通の友達について、とか。
「か」=家庭。家族の愚痴も友達なら分かり合える!
「け」=健康。キミたちの年代ではそれほど話題にならないか...?
「し」=仕事。委員会とか部活の役割の相談とかね。
「衣」=着るもの。ファッションが好きなら盛り上がる!
「食」=食べ物。好きな食べ物がコレ。
「住」=住居。自分の家や相手の家について。自分の部屋が狭い...とか!?
どうだろう、初めてあった人と会話しなくてはいけないときのために覚えておくと役立つかもしれないよ。

避けたい話題


どんなに会話に困っても、避けたほうがいいという話題もある。それがこの3つ。

悪口
そこにいない人について悪く言うのは「悪口」「陰口」だ。「悪口」は盛り上がって楽しいものでもないし、いつの間にか本人にも届いてしまうもの。絶対に避けたい話題だ。

愚痴


お互いに愚痴を言い合うこともたまにはあるかもしれない。でも、ネタのひとつとして「愚痴」を用意するのはやめよう。「アイツ、口を開けば愚痴しか言わないんだよな~」なんて印象になるのは残念すぎる!

容姿の話題


ほめたつもりでかけたセリフが、実は相手の気にしているポイントだった...なんていうことがあるのが容姿の話題。自分から話題として振るのは、できれば避けたいことのひとつだよ。
「会話が続かない」って気にする人は、実は相手のことを考えすぎる思いやりと慎重さをもったタイプなんだと思うんだ。
「楽しんでくれているかな?」「こんなことを言ったらいやかな」って考え出すとますます話せなくなってしまう。あまり深く考えすぎずに、沈黙を怖がりすぎずに、紹介したワザも使いつつ会話を楽しんでね!

話題に興味を持ったキミにぴったりな仕事
テレビなどで豊富な話題で活躍する仕事といえば「タレント」。話題に事欠かない自信があるキミはぜひ目指してみて!
話題としての定番中の定番である「天気」に興味がわいたキミは「気象予報士」がオススメだよ。
盛り上がる話題について、あれこれネタを考えて会話を組み立て始めた自分に気付いたキミは「構成作家」に向いているかも!
どんな仕事かな?と思ったら「ミライ科」を見てみてね!