『11月の祝日 文化の日の由来は? なにがあった日?』

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2023.11.03
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秋は祝日がたくさんあってうれしいよね。
11月の祝日、11月3日は文化の日。
「自由と平和を愛し、文化をすすめる」ための日だよ。
といっても、あまりピンとこないかもしれないね。
そもそもこれらの祝日ってなんのためにあるんだろう?

「文化の日」はなんの日?

11月3日は文化の日。
文化の日ってどういう日? なにかするべきこととかあるのかな?
せっかくだから、文化の日の意味や由来を知って、自分ならどう過ごしたいか考えてみよう。
秋の祝日をきっと有意義に過ごせるよ。

祝日はどうやって決まるの?

祝日って、なんとなく「ああ、明日は〇〇の日だから学校が休みでラッキー」くらいに思っている人も多いと思う。
でも、たまに祝日が変わったり、新しい祝日ができたりすることもあるよね。
そもそも祝日はどうやって決まっているのかな?
実は祝日は法律で決まっているんだよ。
法律の名前は「国民の祝日に関する法律」。通称(つうしょう)・祝日法ともいうよ。
祝日は「美しい風習を育てつつ、よりよき社会、より豊かな生活を築きあげるため」に定められていて、「国民こぞって祝い、感謝し、又(また)は記念する日」なんだって。
ちなみに祝日は年間で16日あり、それぞれどんな日なのかが定められているよ。

なぜ11月3日? 「文化の日」の意味と由来

では文化の日には、どんな意味や由来があるのかな?
文化の日は、「自由と平和を愛し、文化をすすめる」日とされているよ。
なぜ11月3日かというと、この日に日本国憲法が公布されたことに由来しているんだ。

日本国憲法が公布された日

日本国憲法は、1946年11月3日に公布され、1947年5月3日に施行(しこう)されたよ。
公布というのは、新しい憲法が公表され、内容が国民に知らされるという意味だ。
ちなみに施行というのは、憲法が実際に効力を発揮(はっき)するという意味。
日本国憲法が公布された11月3日が文化の日、施行された5月3日が憲法記念日としてどちらも祝日になっているんだね。
どうして日本国憲法と文化が関係あるのかというと、日本国憲法は自由と平和、そして文化を大切にしているからなんだ。

明治天皇の誕生日

また、11月3日は明治天皇の誕生日でもあるんだ。
だから、明治時代(1868年から1912年)の間は天皇誕生日を祝う「天長節」として祝日になっていたよ。
その後、時代が変わっても11月3日を祝日にしたいという動きがあり、1927年に11月3日は「明治節」という名前の祝日になった。
実は日本国憲法の公布より前から、祝日になっていたんだね。

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文化の日にはどんな行事があるの?

文化の日は、「文化をすすめる」日であることから、文化にちなんだ行事が行われることが多いよ。
文化というと、人々が暮らすなかで生み出した音楽や美術、演劇、文芸などの芸術や、学問、スポーツ、科学技術、昔から伝わる伝統文化などいろいろなものがある。
だから文化の日には、文化勲章(くんしょう)の授与(じゅよ)式や、博物館・美術館などの無料開放、伝統文化の催(もよお)し物などが行われることが多いんだ。

勲章の授与式

勲章というのは、国や社会に対して功績を残した人をたたえるために国からあたえられるものだよ。
勲章にはいろいろな種類がある。
そのなかで、「文化勲章」というのは、日本の文化の発展に対して大きな功績を残した人に与えられるものなんだ。
11月3日の文化の日には、この「文化勲章」の授与式が行われるよ。
芸術や学問、スポーツなどで功績を残した人が、毎年数名選ばれる。
ノーベル賞を受賞した人も選ばれているんだ。
ニュースで文化勲章の授与式の様子が流れることが多いので、ちょっと意識して見てみると、いろいろな人が選ばれているのがわかるよ。
今年はどんな人が授与されるかな?

博物館や美術館などで「文化」を味わう

博物館や美術館は、学問や科学技術、芸術に接することのできる場所だよね。
文化の日には、入場無料となる博物館や美術館も多い。
イベントなどを行っている場合もあるよ。
気になる博物館や美術館があれば、ぜひ行ってみよう。

歌舞伎(かぶき)など伝統文化に親しむ

文化の日には、日本の伝統文化にふれてみるのもおすすめ。
伝統文化にはいろいろなものがあるよね。
歌舞伎や能、狂言(きょうげん)、文楽(ぶんらく)、日本舞踊(ぶよう)などを見てみるのもいいね。
華道(かどう)や茶道、書道をやってみたり、着物を着てみたりするのもいい。
ほかにも俳句や短歌をよむ、陶芸(とうげい)や折り紙をしてみるなど、いろいろな楽しみかたがあるよ。
興味のある伝統文化を見たり体験したりしてみよう。

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「晴れの特異日」とは?

「特異日」というのを聞いたことがあるかな?
「晴れの特異日」「雨の特異日」といったように、天気に関して使われる言葉だよ。
特異日というのは「ある気象状態が、その前後の日と比べて、たまたまとは思われないほど高い確率で現れる日」のこと。
つまり、「晴れの特異日」といえば、その前後の日に比べて晴れることがとても多い日のことなんだ。

晴れる確率が高い? 文化の日

実は文化の日である11月3日は晴れの特異日といわれているんだ。
つまり、11月3日は晴れる確率が高いといわれているということ。
しかし特異日というのははっきりした定義がなく、また理由もよくわかっていないんだ。
だから、昔は晴れる日が多かったけれど、最近はそうでもない、ということがある。
逆に言えば、今後変わっていく可能性もあるということなんだ。
11月3日は晴れの特異日として知られてはいるけれど、気象庁などで正式に決められたものではないんだって。
でも文化の日がさわやかに晴れたら、うれしいよね。

秋晴れのもとアウトドアを楽しもう

キャンプやスポーツなどのアウトドアアクティビティを楽しむことも文化の一つ。
だから文化の日に気持ちのいい秋晴れだったら、外に出てみるのもいいね。
近所の公園で家族や友達と体を動かしたり、少し遠出してキャンプやバーベキューなどを楽しんだりすることができるよ。
自然のあるところで、散歩やジョギングなどをするのも気持ちよさそう。
文化の日の天気を、ぜひチェックしてみてね。

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11月には祝日が複数!

11月には祝日が2日あるよ。
11月3日の文化の日だけでなく、11月23日も勤労感謝の日で祝日だ。
ちなみに勤労感謝の日は「勤労をたっとび、生産を祝い、国民がたがいに感謝しあう」日とされている。
つまり、働くことの大切さを感じ、おたがいに感謝する日っていう感じかな。
秋は祝日が多いから、それぞれの日の意味を考えながら過ごせるといいね。

土曜休みなら連休を楽しめる

2023年の文化の日は金曜日だから、もし土曜日が学校などのお休みの人は、三連休を楽しめるね。
文化を感じられるような過ごしかたを考えて、三連休をどのように過ごしたいか計画してみるといいね。

長い2学期の生活リセットにも

夏休みが明けてから冬休みに入るまでの期間は、長く感じる人も多いかな。
ちょっとつかれがたまっているなという人もいるかもしれないね。
祝日は、ちょっと体を休めたり、リフレッシュしたりするのにもちょうどいい機会。
複数ある祝日を上手に使って、体調を整え、生活をリセットさせられるといいよね。

まとめ

意外にも明治時代から長いあいだ大切にされてきた、11月3日という日。
せっかくの祝日だから、ぜひ大切に過ごしてみてほしい。
日本国憲法で大切にされている自由や平和、人々がこれまで築いてきた文化の発展などに改めて目を向けてみよう。
文化は自分たちのごく身近なところにもたくさんある。
芸術や学問、スポーツ、科学技術などに思いをはせて、なにか一つ興味のもてそうなことを体験してみるのもいいね。
気候のいい秋の祝日を、大切に過ごしてみよう。

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