『第一印象の法則 印象が劇的に良くなる!』
「第一印象って大切だよ」そう言われることはよくあるけれど、仲良くなればそのあといくらでも挽回(ばんかい)するチャンスはあるんじゃないかな? それなのに、どうしてそんなに第一印象が大切なの?
第一印象がいいと得をするわけは?
第一印象が良いとなにかと得することが多い、ということは感覚的にキミもなんとなく気づいているはず。
実は、面接なんかでの評価でも、第一印象が重要だということがわかっているんだ。
実は、面接なんかでの評価でも、第一印象が重要だということがわかっているんだ。
最初の印象が頭に残りやすい
第一印象が大切、と言われる理由として、人は最初に手に入れた情報がいちばん印象に残りやすいという「初頭効果」があるよ。
たとえば、最初に「賢そう」という印象を受けた人に対しては、その後「優柔不断」「ずるい」といった情報が入ってきたとしても「欠点はあっても賢い」という印象が残るんだ。そうなると、その人の評価はずっといいということになるよねー。
たとえば、最初に「賢そう」という印象を受けた人に対しては、その後「優柔不断」「ずるい」といった情報が入ってきたとしても「欠点はあっても賢い」という印象が残るんだ。そうなると、その人の評価はずっといいということになるよねー。
友だち関係が広がりやすい
第一印象が良い人のほうが、やっぱり近づいて話しかけやすいよね?
そうなるとみんなが寄ってくるから友だち関係は広がる。やたらと顔が広い人、キミの身近にもいない?
そうなるとみんなが寄ってくるから友だち関係は広がる。やたらと顔が広い人、キミの身近にもいない?
失敗しても大目に見てもらえる
これも「初頭効果」のひとつと言える。
「あの子は本当は賢いから、たまたま失敗したんだ」と大目に見えてもらえる可能性が高い。
「あの子は本当は賢いから、たまたま失敗したんだ」と大目に見えてもらえる可能性が高い。
第一印象は3つの要素で決まる
もうひとつ、心理学の研究からわかっている法則がある。それは「メラビアンの法則」というものだよ。
これは、話すときの「態度(視覚情報)」、「話す内容(言語情報)」、「話し方(聴覚情報)」がズレていたとき、人は「態度(視覚情報)」を優先するという法則なんだ。
だから、たとえ話す内容がキツイくても、ニコニコなごやかであれば「あ、この人はおだやかそうだな」と判断するということだね。
これは、話すときの「態度(視覚情報)」、「話す内容(言語情報)」、「話し方(聴覚情報)」がズレていたとき、人は「態度(視覚情報)」を優先するという法則なんだ。
だから、たとえ話す内容がキツイくても、ニコニコなごやかであれば「あ、この人はおだやかそうだな」と判断するということだね。
視覚情報が55%
割合として、「態度(視覚情報)」が半分以上を占める55%。
印象を良くしたかったら、とにかくにこやか、さわやか、感じが良いと思ってもらえるように気をつけてみよう。
印象を良くしたかったら、とにかくにこやか、さわやか、感じが良いと思ってもらえるように気をつけてみよう。
聴覚情報が38%
続いて「話し方(聴覚情報)」は38%と、約3分の1を占めることがわかっているよ。ボソボソ話すのはNGだ。
言語情報が7%
なにを言っているか「話す内容(言語情報)」はなんと10%以下!
すごく良い自己紹介を考えても、あがり症で下向きにボソボソしゃべっていたら効果がないんだね。
すごく良い自己紹介を考えても、あがり症で下向きにボソボソしゃべっていたら効果がないんだね。
第一印象は何秒で決まる?
人が第一印象を決めるのは、3~5秒と言われるんだ。
ほぼ、パッと見たときの印象ということだから、やっぱり気をつけるに越したことはないよ。
ほぼ、パッと見たときの印象ということだから、やっぱり気をつけるに越したことはないよ。
相手に伝わる話し方
メラビアンの法則でもあったように、人が印象を決めるときに「話しかた」は影響が大きい。つまり、第一印象がいまいちよくない気がする、という場合はきちんと相手に伝わるように、意識してみると印象を変えることができるということ!
無表情では伝わらない
まず、無表情で話しても、キミの人となりは伝わらない。その話の内容にあった表情がどんなものか、鏡の前で練習してみるとわかりやすいよ。
棒読みでは伝わらない
話すときの、声の抑揚(よくよう)もとても大切だ。「棒読み」ってあるよね。
あんなふうに話されたら、その声のほうが気になって内容なんて耳に届かないかも。
あんなふうに話されたら、その声のほうが気になって内容なんて耳に届かないかも。
内容に相応しい言葉を使う
言葉の選びかたも重要だよ。
ちょっと悪ぶってみたり、今どきっぽくしゃべってみたりするのがいいのか、いつもどおりがいいのか......よく考えてみてね。
ちょっと悪ぶってみたり、今どきっぽくしゃべってみたりするのがいいのか、いつもどおりがいいのか......よく考えてみてね。
キミの話を好意をもって聞いてもらうためには
きちんと話に耳を傾けてもらうためには、なにに気をつけたらいいんだろう。意識すれば第一印象はきっとアップするはず!
身だしなみに気をつける
人にとっての視覚情報はとても大切だとわかったよね。
だから、相手が気分よく話を聞くことができるように、身だしなみは気をつけよう。べつにスゴイオシャレをする必要はない、清潔感があれば中学生は十分。
だから、相手が気分よく話を聞くことができるように、身だしなみは気をつけよう。べつにスゴイオシャレをする必要はない、清潔感があれば中学生は十分。
笑顔を意識する
あいさつは笑顔で。最初の会話の印象がちぐはぐにならないように!
さりげなく相手をほめる
洋服、持ち物、着こなし......など、相手が努力したであろうポイントをほめることも好印象だよ。
目を合わせて話す
なるべく、相手の目を見て話をしよう。じっと見続けなくてもいいけれど、アイコンタクトをとることは重要だよ。
相手が聞き取りやすい大きな声で話す
どんなに笑顔でも、声が小さくて聞こえない......では台無しだ。はきはき大きな声で話そう。
相手のペースに合わせて話すスピードを変える
はきはきしゃべるあまり、ものすごいゆっくりだと相手は「?」となってしまう。相手のペースに合わせると、テンポが合う!と感じてもらえるかもしれないね。
第一印象を変えることは、少し気を使うだけで可能なんだ。もうすぐ始まる新学期に向けて、少し準備をしておくといいかもしれないよ。
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