『鳥飼否宇「生徒会書記はときどき饒舌」
第4話 小さなチョウの正体は?(後編)』
「そのチョウがなにものかということは、ちょっとおいておくとして」浜松大雅が眼鏡(めがね)に右手をそえた。
「失敗はしたようですが、新宿御苑や多摩動物公園でのオガサワラシジミ復活の試みは生息域外保全と呼ばれているようです」
「せいそくいきがいほぜん?」星野虎太郎がぽかんとした顔で聞き返した。
「生息域外保全の前に、生息域内保全を説明したほうがわかりやすそうです。生物がもともと生息している場所で保護活動をおこなうことが生息域内保全、これはだいたいイメージできますね。トラが生息している場所で、トラを守るために、その地域全体を保護区にしたりする活動のことです」
「日本にもあるのかしら」
岡村さくらが聞くと、部屋の隅から大場心美がぽつんと言った。
「国立公園ってあるじゃないですか。あれがそうなんじゃないですか」
大雅がさっそく「国立公園」を検索した。
「国立公園は日本に34か所あるそうです。それが自然保護区の役割を果たして、野生生物の域内保全に役立っているらしい」
続いて大雅は先日ブックマークしておいた「日本の生物多様性地図化プロジェクト」の地図を表示した。(https://biodiversity-map.thinknature-japan.com/) 「この前どんな生物がどういう場所に多いか調べたときの地図なんだけど、ここにも自然保護区が図示してあるんだ。このうち特別保護地区、自然公園1~3種というのが国立公園」
さくらがそれをのぞき込んだ。
「ほかにも、原生自然環境保全地域とか森林生態系保護地域とか、ほかの保護区もあるのね」
「ふうん、それが生息域内保全だな。それはわかった。で、生息域外保全ってなに?」
北原翔が先をうながした。
「はい、話を戻します」大雅が眼鏡に手を添えた。
「生息域外保全というのは、絶滅の危険性が高い生き物を安全な場所で増やす試みです。オガサワラシジミ以外でも、いろんな生き物で取り組まれているみたいです。佐渡のトキなどもそのひとつ」
「知ってるよ」鳥好きの虎太郎がすぐに反応した。
「トキの学名はニッポニア・ニッポンだけど、日本のトキは一度絶滅したんだ。
でも、中国では少しだけ生き延びていた。
日本のトキが最後までいた佐渡に飼育施設を作って、中国のトキを持ってきて人工繁殖(じんこうはんしょく)させたんだ。そうやって数を増やして、野外に放して定着させた。現在、佐渡では数百羽のトキがいるはずだよ」
「詳(くわ)しいな、虎太郎」佐野悠馬が虎太郎の頭を軽くこづく。「翔が虫オタだったら、おまえは鳥オタだな」
「いや、それほどでも」虎太郎が頭をかく。
大雅はタブレット端末から目を離さず、話を進めた。
「ふむふむ、生息域外保全には、植物園や動物園が大きな役目を担(にな)っているみたいですよ」
「どういうこと?」質問したのは翔だった。
「さっきも言ったように、生息域外保全とは、絶滅しそうな生物を安全な施設で生きたまま保存することです。
それにもってこいなのが植物園や動物園なんですよ。
絶滅の危機にある動物をひとつの動物園に集めて、繁殖させるわけですね。
いろんな動物園で分担が決まっていて、たとえば上野動物園ではライチョウの、横浜のズーラシアではツシマヤマネコの域外保全に取り組んでいるようです」
「上野動物園はこの前の夏休みに行ったけど、ライチョウなんかいたかなあ?」
虎太郎が首をかしげる。
「生息域外保全が第一の目的だから、いつも公開しているとは限らないみたいですよ。
動物は人から見られるとストレスを感じるから、繁殖や子育てのときには非公開にすることもあると。公開して繁殖できなければ、元も子もないですからね」
「植物園や動物園は生物を見せるだけの施設ではなくなっているのね」
さくらが理解して大きくうなずくと、大雅が続けた。
「イギリスのキュー植物園ミレニアムシードバンクというところでは、世界中の植物を数百年(100年=ミレニアム)に渡って保存するために、種子を収集しているそうですよ。その数なんと3万9千種、24億個以上の種子......」
友田エリがあきれ顔になった。
「は、24億個以上の種子......想像できない数だな」
「同感です」と大雅。「種子を集めておけば、その植物が生息地で絶滅しそうになったときに、発芽させて戻すことも可能になります。言わば備え。これもひとつの域外保全ですね」
理解の早いさくらが、うなずきながらまとめた。
「なるほど、植物園に植えられている植物も、動物園で飼われている動物も、いざというときの備えというふうに考えたら、それも域外保全の取り組みと考えてもいいかもね」
「生息域外保全なんていうと、やたらと小難(こむずか)しく聞こえるけど、要は生息地でその生物が絶滅しそうになったときのバックアップってことだろ?」
悠馬がおおざっぱにまとめると、大雅が「まあ、そういうことかな」と笑った。
そこへ虎太郎が質問した。
「域内保全と域外保全、どちらが大切なんですか?」
「うっ、それは......」
答えにつまる大雅に代わって回答したのは、心美だった。
「どちらのほうが大切と決めることはできないと思いますが、域外保全はあくまで最後の手段だと思います」
その発言をするだけで、心美のほおが赤く染まっていた。心美の発言を、さくらが受けた。
「わかる気がする。域外保全は野生の状態だと絶滅してしまうかもしれないから、人の手で増やそうってことだもんね。そうなるまえに、貴重な生き物が絶滅しないように生息地の環境を守っていけばいいんだもんね」
「はい」心美が大きくうなずくと、眼鏡がぶるんと揺れた。「でも、希少種だけじゃないと思うんです」 「どういう意味?」さくらが質問した。
「生息域内保全で守るべき生き物です。わたしたちがいま取り組んでいる水田ビオトープもそこに生息する生き物を守るために作っているわけじゃないですか。
絶滅が心配される希少種ばかりに目を向けるのではなく、多様な生き物が暮らす環境そのものを保全していくことが重要だと思うんです」
思わず力説したせいか、心美は顔全体が真っ赤だった。ほおが赤く染まっていた。
「大場さん、かっこいいです!」
虎太郎がほめると、心美はうつむいてしまった。
「要するに、おれたちは虎太郎のじいちゃんと一緒に田んぼを復活させればいいってことだろ。違うか?」
またしても悠馬がおおざっぱにまとめ、一同は笑いながらうなずいた。
「あのぉ......」そのとき心美がおずおずと言った。「わかったような気がします」
「え、なにが?」翔が不思議そうに聞く。
「そのチョウの正体です」
「あ、すっかり忘れてた」翔が頭をかく。
「もったいぶらずに、早く説明して」
「それ、オガサワラシジミではないと思います」
「オガサワラシジミでないとしたらなんなのさ。まさか新種とか言い出すんじゃないだろうね」 バカにしたような口調の翔に、心美が申し訳なさそうに言った。
「それはたぶん、ルリシジミです。ルリシジミならば11月の高尾山にいてもおかしくはないんでしょう?」
「ああ、成虫は冬にはいなくなるけど、11月ならまだだいじょうぶ。
でも、最初に言ったように、このチョウの羽の裏に色がついているのわかんないの? ルリシジミはこんな色、ついてないし」
「わかっています」そう言うと心美は深呼吸をして、エリと向き合った。「友田さんは昨日、木をスケッチしたんじゃないですか?」
「ああ、そうだ」エリがうなずく。
「だって、高尾山の山頂にも木がたくさん生えているから、風景の中に木は入ってくる。それがどうした?」
「ということは、当然、緑色のパステルを使いましたよね」
「あたりまえだろ。木を描くのに緑を使わなくてどうする。
そりゃ紅葉している葉もあったけど、緑の木だってたくさんあった。というより、ほとんどはスギとか緑の木だった。だからいろんな色合いの緑のパステルを使ったけど」
心美がにっこりと笑って、言った。
「パステルを持つと、指に色が残りますよね。緑のパステルを使ったあとは、指が緑になります。
その指でチョウの羽をつかんで拾い上げたとき、緑色が残ってしまったのではないでしょうか」
心美が机の上のチョウの死骸(しがい)を取り上げ、ティッシュで羽の表面を軽くぬぐった。すると羽の緑色が薄くなった。もう一度同じようにすると、緑色は完全になくなってしまった。
「どうでしょう?」
心美の手に乗っていたのは、ルリシジミに違いなかった。
「失敗はしたようですが、新宿御苑や多摩動物公園でのオガサワラシジミ復活の試みは生息域外保全と呼ばれているようです」
「せいそくいきがいほぜん?」星野虎太郎がぽかんとした顔で聞き返した。
「生息域外保全の前に、生息域内保全を説明したほうがわかりやすそうです。生物がもともと生息している場所で保護活動をおこなうことが生息域内保全、これはだいたいイメージできますね。トラが生息している場所で、トラを守るために、その地域全体を保護区にしたりする活動のことです」
「日本にもあるのかしら」
岡村さくらが聞くと、部屋の隅から大場心美がぽつんと言った。
「国立公園ってあるじゃないですか。あれがそうなんじゃないですか」
大雅がさっそく「国立公園」を検索した。
「国立公園は日本に34か所あるそうです。それが自然保護区の役割を果たして、野生生物の域内保全に役立っているらしい」
続いて大雅は先日ブックマークしておいた「日本の生物多様性地図化プロジェクト」の地図を表示した。(https://biodiversity-map.thinknature-japan.com/) 「この前どんな生物がどういう場所に多いか調べたときの地図なんだけど、ここにも自然保護区が図示してあるんだ。このうち特別保護地区、自然公園1~3種というのが国立公園」
さくらがそれをのぞき込んだ。
「ほかにも、原生自然環境保全地域とか森林生態系保護地域とか、ほかの保護区もあるのね」
「ふうん、それが生息域内保全だな。それはわかった。で、生息域外保全ってなに?」
北原翔が先をうながした。
「はい、話を戻します」大雅が眼鏡に手を添えた。
「生息域外保全というのは、絶滅の危険性が高い生き物を安全な場所で増やす試みです。オガサワラシジミ以外でも、いろんな生き物で取り組まれているみたいです。佐渡のトキなどもそのひとつ」
「知ってるよ」鳥好きの虎太郎がすぐに反応した。
「トキの学名はニッポニア・ニッポンだけど、日本のトキは一度絶滅したんだ。
でも、中国では少しだけ生き延びていた。
日本のトキが最後までいた佐渡に飼育施設を作って、中国のトキを持ってきて人工繁殖(じんこうはんしょく)させたんだ。そうやって数を増やして、野外に放して定着させた。現在、佐渡では数百羽のトキがいるはずだよ」
「詳(くわ)しいな、虎太郎」佐野悠馬が虎太郎の頭を軽くこづく。「翔が虫オタだったら、おまえは鳥オタだな」
「いや、それほどでも」虎太郎が頭をかく。
大雅はタブレット端末から目を離さず、話を進めた。
「ふむふむ、生息域外保全には、植物園や動物園が大きな役目を担(にな)っているみたいですよ」
「どういうこと?」質問したのは翔だった。
「さっきも言ったように、生息域外保全とは、絶滅しそうな生物を安全な施設で生きたまま保存することです。
それにもってこいなのが植物園や動物園なんですよ。
絶滅の危機にある動物をひとつの動物園に集めて、繁殖させるわけですね。
いろんな動物園で分担が決まっていて、たとえば上野動物園ではライチョウの、横浜のズーラシアではツシマヤマネコの域外保全に取り組んでいるようです」
「上野動物園はこの前の夏休みに行ったけど、ライチョウなんかいたかなあ?」
虎太郎が首をかしげる。
「生息域外保全が第一の目的だから、いつも公開しているとは限らないみたいですよ。
動物は人から見られるとストレスを感じるから、繁殖や子育てのときには非公開にすることもあると。公開して繁殖できなければ、元も子もないですからね」
「植物園や動物園は生物を見せるだけの施設ではなくなっているのね」
さくらが理解して大きくうなずくと、大雅が続けた。
「イギリスのキュー植物園ミレニアムシードバンクというところでは、世界中の植物を数百年(100年=ミレニアム)に渡って保存するために、種子を収集しているそうですよ。その数なんと3万9千種、24億個以上の種子......」
友田エリがあきれ顔になった。
「は、24億個以上の種子......想像できない数だな」
「同感です」と大雅。「種子を集めておけば、その植物が生息地で絶滅しそうになったときに、発芽させて戻すことも可能になります。言わば備え。これもひとつの域外保全ですね」
理解の早いさくらが、うなずきながらまとめた。
「なるほど、植物園に植えられている植物も、動物園で飼われている動物も、いざというときの備えというふうに考えたら、それも域外保全の取り組みと考えてもいいかもね」
「生息域外保全なんていうと、やたらと小難(こむずか)しく聞こえるけど、要は生息地でその生物が絶滅しそうになったときのバックアップってことだろ?」
悠馬がおおざっぱにまとめると、大雅が「まあ、そういうことかな」と笑った。
そこへ虎太郎が質問した。
「域内保全と域外保全、どちらが大切なんですか?」
「うっ、それは......」
答えにつまる大雅に代わって回答したのは、心美だった。
「どちらのほうが大切と決めることはできないと思いますが、域外保全はあくまで最後の手段だと思います」
その発言をするだけで、心美のほおが赤く染まっていた。心美の発言を、さくらが受けた。
「わかる気がする。域外保全は野生の状態だと絶滅してしまうかもしれないから、人の手で増やそうってことだもんね。そうなるまえに、貴重な生き物が絶滅しないように生息地の環境を守っていけばいいんだもんね」
「はい」心美が大きくうなずくと、眼鏡がぶるんと揺れた。「でも、希少種だけじゃないと思うんです」 「どういう意味?」さくらが質問した。
「生息域内保全で守るべき生き物です。わたしたちがいま取り組んでいる水田ビオトープもそこに生息する生き物を守るために作っているわけじゃないですか。
絶滅が心配される希少種ばかりに目を向けるのではなく、多様な生き物が暮らす環境そのものを保全していくことが重要だと思うんです」
思わず力説したせいか、心美は顔全体が真っ赤だった。ほおが赤く染まっていた。
「大場さん、かっこいいです!」
虎太郎がほめると、心美はうつむいてしまった。
「要するに、おれたちは虎太郎のじいちゃんと一緒に田んぼを復活させればいいってことだろ。違うか?」
またしても悠馬がおおざっぱにまとめ、一同は笑いながらうなずいた。
「あのぉ......」そのとき心美がおずおずと言った。「わかったような気がします」
「え、なにが?」翔が不思議そうに聞く。
「そのチョウの正体です」
「あ、すっかり忘れてた」翔が頭をかく。
「もったいぶらずに、早く説明して」
「それ、オガサワラシジミではないと思います」
「オガサワラシジミでないとしたらなんなのさ。まさか新種とか言い出すんじゃないだろうね」 バカにしたような口調の翔に、心美が申し訳なさそうに言った。
「それはたぶん、ルリシジミです。ルリシジミならば11月の高尾山にいてもおかしくはないんでしょう?」
「ああ、成虫は冬にはいなくなるけど、11月ならまだだいじょうぶ。
でも、最初に言ったように、このチョウの羽の裏に色がついているのわかんないの? ルリシジミはこんな色、ついてないし」
「わかっています」そう言うと心美は深呼吸をして、エリと向き合った。「友田さんは昨日、木をスケッチしたんじゃないですか?」
「ああ、そうだ」エリがうなずく。
「だって、高尾山の山頂にも木がたくさん生えているから、風景の中に木は入ってくる。それがどうした?」
「ということは、当然、緑色のパステルを使いましたよね」
「あたりまえだろ。木を描くのに緑を使わなくてどうする。
そりゃ紅葉している葉もあったけど、緑の木だってたくさんあった。というより、ほとんどはスギとか緑の木だった。だからいろんな色合いの緑のパステルを使ったけど」
心美がにっこりと笑って、言った。
「パステルを持つと、指に色が残りますよね。緑のパステルを使ったあとは、指が緑になります。
その指でチョウの羽をつかんで拾い上げたとき、緑色が残ってしまったのではないでしょうか」
心美が机の上のチョウの死骸(しがい)を取り上げ、ティッシュで羽の表面を軽くぬぐった。すると羽の緑色が薄くなった。もう一度同じようにすると、緑色は完全になくなってしまった。
「どうでしょう?」
心美の手に乗っていたのは、ルリシジミに違いなかった。
マンガ イラスト©中山ゆき/コルク
■著者紹介■
鳥飼 否宇(とりかい ひう)
福岡県生まれ。九州大学理学部生物学科卒業。編集者を経て、ミステリー作家に。2000年4月から奄美大島に在住。特定非営利活動法人奄美野鳥の会副会長。
2001年 - 『中空』で第21回横溝正史ミステリ大賞優秀作受賞。
2007年 - 『樹霊』で第7回本格ミステリ大賞候補。
2009年 - 『官能的』で第2回世界バカミス☆アワード受賞。
2009年 - 『官能的』で第62回日本推理作家協会賞(長編および連作短編集部門)候補。
2011年 - 「天の狗」(『物の怪』に収録)で第64日本推理作家協会賞(短編部門)候補。
2016年 - 『死と砂時計』で第16回本格ミステリ大賞(小説部門)受賞。
■監修■
株式会社シンク・ネイチャー
代表 久保田康裕(株式会社シンクネイチャー代表・琉球大学理学部教授)
熊本県生まれ。北海道大学農学部卒業。世界中の森林生態系を巡る長期フィールドワークと、ビッグデータやAIを活用したデータサイエンスを統合し、生物多様性の保全科学を推進する。
2014年 日本生態学会大島賞受賞、2019年 The International Association for Vegetation Science (IAVS) Editors Award受賞。日本の生物多様性地図化プロジェクト(J-BMP)(https://biodiversity-map.thinknature-japan.com)やネイチャーリスク・アラート(https://thinknature-japan.com/habitat-alert)をリリースし反響を呼ぶ。
さらに、進化生態学研究者チームで株式会社シンクネイチャーを起業し、未来社会のネイチャートランスフォーメーションをゴールにしたNafureX構想を打ち立てている。
鳥飼 否宇(とりかい ひう)
福岡県生まれ。九州大学理学部生物学科卒業。編集者を経て、ミステリー作家に。2000年4月から奄美大島に在住。特定非営利活動法人奄美野鳥の会副会長。
2001年 - 『中空』で第21回横溝正史ミステリ大賞優秀作受賞。
2007年 - 『樹霊』で第7回本格ミステリ大賞候補。
2009年 - 『官能的』で第2回世界バカミス☆アワード受賞。
2009年 - 『官能的』で第62回日本推理作家協会賞(長編および連作短編集部門)候補。
2011年 - 「天の狗」(『物の怪』に収録)で第64日本推理作家協会賞(短編部門)候補。
2016年 - 『死と砂時計』で第16回本格ミステリ大賞(小説部門)受賞。
■監修■
株式会社シンク・ネイチャー
代表 久保田康裕(株式会社シンクネイチャー代表・琉球大学理学部教授)
熊本県生まれ。北海道大学農学部卒業。世界中の森林生態系を巡る長期フィールドワークと、ビッグデータやAIを活用したデータサイエンスを統合し、生物多様性の保全科学を推進する。
2014年 日本生態学会大島賞受賞、2019年 The International Association for Vegetation Science (IAVS) Editors Award受賞。日本の生物多様性地図化プロジェクト(J-BMP)(https://biodiversity-map.thinknature-japan.com)やネイチャーリスク・アラート(https://thinknature-japan.com/habitat-alert)をリリースし反響を呼ぶ。
さらに、進化生態学研究者チームで株式会社シンクネイチャーを起業し、未来社会のネイチャートランスフォーメーションをゴールにしたNafureX構想を打ち立てている。
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