『覚え方 暗記法 にはコツがある!』

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2022.07.13
覚え方 暗記法

「さっき確認(かくにん)したはずの漢字が思い出せない...」
「昨日、勉強したノートのあそこに書いてあった言葉が出てこない...」
キミも一度はそんな歯がゆい思いをしたことがあるんじゃないかな?頭のなかを検索(けんさく)できたらいいのにって思ったことも何度あったことか!?そんな苦しみから解放されたいキミは暗記法を見直してみて!

暗記のメカニズムを理解しよう


まずは、記憶をするメインの部分である「脳」の仕組みに注目しよう。
記憶を担当するのは脳のなかでも「大脳辺縁系(だいのうへんえんけい)」と呼ばれる部分。
そのなかでも、勉強してすぐの内容のような新しい記憶はまず「海馬」に入るんだ。そこで整理整頓(せいとん)されて、きちんと残したほうがよい情報だけが「大脳皮質」に残されていくと考えられているよ。

短期記憶と長期記憶


記憶は、その保存期間によって「短期記憶」と「長期記憶」に分けられるよ。
海馬に入る記憶は数秒~1分くらいでこれが短期記憶。海馬で選ばれて大脳皮質に送られた記憶は、数分~年単位の長期記憶となるんだ。
長期記憶は「エピソード記憶、意味記憶、手続き記憶、プライミング」など、さまざまな種類に分けられるんだ。

短期記憶を定着させる


勉強に大切なのは、海馬に入った短期記憶をいかに大脳皮質に送るかということ。
勉強での記憶は「意味記憶」に当てはめられるもので、経験をくり返すことで勉強した内容が記憶として残っていくんだ。
さて、そろそろ効果的な記憶の方法を知りたいよね?いくつか紹介(しょうかい)するから試(ため)してみてね。

暗記のしかた キミに合っているのはどれ?


暗記の方法を友達に聞いてみると、みんないろいろな方法があるはずだ。
人によって合うものが違(ちが)うから基本的な方法から挑戦(ちょうせん)してみよう。

書いて覚える


漢字の書き取りに代表されるように、とにかく書いて覚える方法。
要注意なのは、書いているうちに心は上の空になってしまって記憶に残らず、ノートをうめて満足しちゃうパターン。
漢字だったら文章から考えて書いてみる、歴史用語なら関連する用語を図にしながらかいてみる、など「覚えよう」とする気持ちを忘れないことが大切だよ。

音読で覚える


教科書や問題集は黙読(もくどく)しているだけだと、わかっていないところほど、読み飛ばしてしまうことがある!
だから、声に出して読んでみると「この用語は何だっけ?」など、弱い部分に気づくことができるんだ。
ただし、これも長時間続けると「心ここにあらず」の状態になりがち。ポイントを絞(しぼ)って、音読してみよう。

人に教えることで覚える


自分が理解しきれていない部分に気づくために、いちばんオススメなのはこの方法だ。
わかっていないと説明はできないし、説明しながら頭の中も整理される。ただし、教える相手がいないとできないのがデメリット。

動きながら覚える


体を動かしているときは頭ってさえているよね。だから体を動かしながら暗記するというのも一つの手。
ただし、参考書を広げながら道路を歩くのは危険だから、家の中をグルグル歩きながらやってみよう。

ちょっとした工夫で効率アップ !


がんばれそうな気がしてきたかな...?じゃあ、さらに暗記の効率を上げる方法を紹介しよう。
これはノートまとめをするときにもいかせる方法だよ。

意味と一緒(いっしょ)に覚える


まずは、意味と一緒に覚える方法。熟語も英単語も社会の用語も、その言葉だけを覚えてもあまり意味はない!
それが何を示しているのか、自分なりにまとめてメモを書きながら覚えるようにしよう。

グループに分けて覚える


漢字だったら同じ字を使った熟語をまとめて覚える、古文の単語だったら意味の似たものをまとめて覚える、歴史だったら時代ごとに分けて覚える...など、自分なりのグループ分けをすると覚えやすい。

ストーリーとして覚える


バラバラの単語として覚えるよりも、自分でストーリーを作ったほうが覚えやすい。
社会の用語はストーリーが存在するものが多いし、ない場合は自分で作っちゃえばOK!

暗記ノートを作る


大切な用語はきちんと覚えるために、暗記ノートを作るという人も多いはず。暗記ノート作りにもコツがあるんだ!

暗記ノートの作り方


まず、暗記ノートは「自分だけのための参考書」だと思って作ろう!自分が何度も間違えるところ、どうしても覚えられないところ「だけ」を集めるっていうことを忘れずに。あとは3つのポイントを覚えておこう。
1.1教科1冊...探す時間を省略するためにも、教科ごとにノートを分けよう。
2.シンプルに...カラーペンは赤+1色。写真ばえをねらわない!
3.作るのに時間をかけない...ゴールは暗記すること!ノート作りに時間をかけすぎないためにも、コピーも活用しよう。

暗記ノートの活用のしかた


暗記ノートを作ったら、すき間時間を使って活用しよう!出かける前の5分、待ち合わせ前の10分...そんなすき間時間も、積もり積もれば山となる。
さあ、テストに向けてファイト!


覚え方に興味をもったキミにぴったりな仕事
勉強方法を教えるプロになりたい!そんなキミは「塾講師」の仕事が向いているかも。勉強方法だけじゃなく、学ぶ楽しさから伝えたい...!そんな気持ちがわいてきたら「中学校教諭・高校教諭」の仕事を調べてみてはどうかな。 やる気の出るノートを作りたい!いいアイデアが浮かぶという人は「雑貨デザイナー」になったらみんなに使ってもらえるかもしれないよ。


どんな仕事かな?と思ったら「ミライ科」を見てみてね!

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2022.07.13

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