『入梅の読み方は? 梅雨入りと違うの? 入梅いわしはとてもおいしいらしい』
梅雨とは毎日雨が続きどんよりした天気が続く...そんな季節
さっそくだけど「入梅」って読める?
いりうめ...?にゅううめ...?
正解は「にゅうばい」です!
住んでいる地域によっては、「いったい何のことを言っているのかわからない」という人も、ひょっとしたらいるかもしれないね。
「入梅」というのは、まさにこの時期にホットなキーワード、テレビで発せられない日はない「梅雨入り=つゆいり」と深~いつながりのある言葉だ。 「梅雨(つゆ)」って、毎日毎日雨が続いて、雨が降らなくてもどんよりした天気が続いて...そんな季節じゃないかな。
おうちの人も
「あぁ、洗濯ものが乾かないわ!」
とイライラしているかもしれない。
そんなどんよりした季節を表すのに、どうして「梅」が入っているのかな?今日はそんな話を紹介するよ。
いりうめ...?にゅううめ...?
正解は「にゅうばい」です!
住んでいる地域によっては、「いったい何のことを言っているのかわからない」という人も、ひょっとしたらいるかもしれないね。
「入梅」というのは、まさにこの時期にホットなキーワード、テレビで発せられない日はない「梅雨入り=つゆいり」と深~いつながりのある言葉だ。 「梅雨(つゆ)」って、毎日毎日雨が続いて、雨が降らなくてもどんよりした天気が続いて...そんな季節じゃないかな。
おうちの人も
「あぁ、洗濯ものが乾かないわ!」
とイライラしているかもしれない。
そんなどんよりした季節を表すのに、どうして「梅」が入っているのかな?今日はそんな話を紹介するよ。
まず知っておきたい「雑節」ってなに?
「入梅」というのは、何の言葉なのか知っている?
これは「雑節」といわれる、季節の移り変わりの目安とされる日の1つでだいたい6月11日頃だ。
「はい、今日から梅雨です!」
という日ではもちろんなくて、
「そろそろ梅雨入りするから、準備しましょうね」
と予告をする日、と思ったらいいかもしれない。
「雑節」である「入梅」は、「節分」「土用」といったものと同じで、季節の移り変わりの目安とされる日だ。
昔は、今のような天気予報の技術もなかったよね。だから、農作物を育てていくうえで目安になる暦をとっても大切にしていた。
まず、大切なのが「24節気」といって、1年を4つの季節に分けて、それをさらに6つに分けたもの。例えば「立夏」は暦の上で夏が始まる日を指していて、だいたい5月5日頃だよ。
24節気には「春分」「立夏」「夏至」「立秋」「立冬」などがあって、今でもカレンダーに載っていることがあるから、きっと見た事があるよね。
これは「雑節」といわれる、季節の移り変わりの目安とされる日の1つでだいたい6月11日頃だ。
「はい、今日から梅雨です!」
という日ではもちろんなくて、
「そろそろ梅雨入りするから、準備しましょうね」
と予告をする日、と思ったらいいかもしれない。
「雑節」である「入梅」は、「節分」「土用」といったものと同じで、季節の移り変わりの目安とされる日だ。
昔は、今のような天気予報の技術もなかったよね。だから、農作物を育てていくうえで目安になる暦をとっても大切にしていた。
まず、大切なのが「24節気」といって、1年を4つの季節に分けて、それをさらに6つに分けたもの。例えば「立夏」は暦の上で夏が始まる日を指していて、だいたい5月5日頃だよ。
24節気には「春分」「立夏」「夏至」「立秋」「立冬」などがあって、今でもカレンダーに載っていることがあるから、きっと見た事があるよね。
「ついり」も読み方の一つ 入梅と梅雨入りの使い分けは?
「梅雨入り=ついり」と読むこともある。
これは「梅雨入り=つゆいり」の音が変化した形だ。
じゃあ「入梅」と「梅雨入り」はどうやって使われている?同じじゃないのかな?
じつは、ちゃんと使い分けられている言葉なんだよね。
「入梅」はさっき紹介したように「雑節」の名前のひとつで、太陽の位置を基準に決められているから「〇月〇日」とはっきりきめられている。
だからカレンダーにも書かれている。
それに対して「梅雨入り」は、実際に梅雨に入ったことを表すことばで、気象庁が天気予報で使う「季節現象」の用語としても掲載されているよ。
だから天気予報を聞いていると
「関東地方が梅雨入りしました」
などと言っているのを耳にすると思うから、注意してみてみてね!
これは「梅雨入り=つゆいり」の音が変化した形だ。
じゃあ「入梅」と「梅雨入り」はどうやって使われている?同じじゃないのかな?
じつは、ちゃんと使い分けられている言葉なんだよね。
「入梅」はさっき紹介したように「雑節」の名前のひとつで、太陽の位置を基準に決められているから「〇月〇日」とはっきりきめられている。
だからカレンダーにも書かれている。
それに対して「梅雨入り」は、実際に梅雨に入ったことを表すことばで、気象庁が天気予報で使う「季節現象」の用語としても掲載されているよ。
だから天気予報を聞いていると
「関東地方が梅雨入りしました」
などと言っているのを耳にすると思うから、注意してみてみてね!
入梅の言葉の由来は?
次は、どうして「梅」という字が使われるのかな?
まあ、いろいろな説があるんだけれどひとつずつ紹介しよう。
まあ、いろいろな説があるんだけれどひとつずつ紹介しよう。
・梅の実が熟すころに降る雨
どうして「入梅」なのか...説その1。
暦が生まれた中国で、梅の実が熟す時期に降る雨の時期を「梅雨(ばいう)」と呼んでいて、その時期に入るということで「入梅(にゅうばい)」となったという説。
「梅干し」「梅酒」などを作り始めるのが、ちょうど6月ごろなんだ。
農業との関わりも考えたら、納得度が高い!!
暦が生まれた中国で、梅の実が熟す時期に降る雨の時期を「梅雨(ばいう)」と呼んでいて、その時期に入るということで「入梅(にゅうばい)」となったという説。
「梅干し」「梅酒」などを作り始めるのが、ちょうど6月ごろなんだ。
農業との関わりも考えたら、納得度が高い!!
・カビの読み方は「バイ」だから
どうして「入梅」なのか...説その2。
雨が続いてじっとりして、「黴=カビ」が生えやすいから「黴雨(ばいう)」と呼ばれていたけれど、字面(じづら)もよくないから同じ「バイ」と読む「梅」に変えた、という説。 今でも、梅雨の時期に入ると
「クローゼットがカビくさい...」
「置いておいたパンにカビが!」
なんてこと、あるかもI?
そして、嫌なことをそのまま字で表すのも工夫がないから、風流な文字に置き換える...というのも案外よく行われること。
だからこっちも納得度が高い!!
雨が続いてじっとりして、「黴=カビ」が生えやすいから「黴雨(ばいう)」と呼ばれていたけれど、字面(じづら)もよくないから同じ「バイ」と読む「梅」に変えた、という説。 今でも、梅雨の時期に入ると
「クローゼットがカビくさい...」
「置いておいたパンにカビが!」
なんてこと、あるかもI?
そして、嫌なことをそのまま字で表すのも工夫がないから、風流な文字に置き換える...というのも案外よく行われること。
だからこっちも納得度が高い!!
おいしい 入梅いわし
入梅つながりで話すと、梅雨期に水揚げされるマイワシを「入梅いわし」というよ。
日本でとれるいわしは、ニシン科のマイワシとウルメイワシ、カタクチイワシ科のカタクチイワシの3種類。
そのなかで入梅いわしとは、6月~7月の梅雨入りの時期にとれるマイワシのこと。
この時期のイワシは産卵前で、1年で最も脂がのっているからおいしいんです。
おすすめの食べ方は、お刺身! 三枚おろしにしたお刺身は、とーっても絶品ですよー!
「春分の日」「秋分の日」は学校が休みの日、「夏至」「冬至」は理科で出てくる言葉。 ...そんなイメージかもしれないけれど、実はキミたちの生活とも密接に関わっているし、「食べ物」にも「気象」にも「歴史」にもつながっていく、大切なキーワードなんだ。 「雑節」と聞くと、難しかったり自分と関係がなさそうだったり、そんな印象かもしれない。でも、自分の体で感じる気候の変化をうま~く表していることに、感動するかも! 興味を持ったら調べてみてね。
※新型コロナウイルスの影響により一部の地域では生活状況が記事内容と合わない場合があります。ご了承ください。
日本でとれるいわしは、ニシン科のマイワシとウルメイワシ、カタクチイワシ科のカタクチイワシの3種類。
そのなかで入梅いわしとは、6月~7月の梅雨入りの時期にとれるマイワシのこと。
この時期のイワシは産卵前で、1年で最も脂がのっているからおいしいんです。
おすすめの食べ方は、お刺身! 三枚おろしにしたお刺身は、とーっても絶品ですよー!
「春分の日」「秋分の日」は学校が休みの日、「夏至」「冬至」は理科で出てくる言葉。 ...そんなイメージかもしれないけれど、実はキミたちの生活とも密接に関わっているし、「食べ物」にも「気象」にも「歴史」にもつながっていく、大切なキーワードなんだ。 「雑節」と聞くと、難しかったり自分と関係がなさそうだったり、そんな印象かもしれない。でも、自分の体で感じる気候の変化をうま~く表していることに、感動するかも! 興味を持ったら調べてみてね。
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