『部活の人間関係 スキな先輩 キライな先輩』
目次
部活の人間関係 うまくいっている?
もうすぐ夏休みがやってくる。
「夏休みは部活づけ」という人も多いかもしれない。7月の終わりから8月の始めにかけて大会だからそこまで土日も合わせて部活でびっちり埋まっているという人も珍しくないよね。
ええええ! 毎日が部活なんてうれしいような、うれしくないような。というのも部活のなかで人間関係がうまくいっていれば、毎日の部活は楽しみでしかないけれど、逆にうまくいっていないときには、部活の時間がとーっても長く、つらく感じちゃうからだ。
キミの部活の人間関係はどんな感じだろうか?
部活の人間関係には4つのポイントがある。それは
「夏休みは部活づけ」という人も多いかもしれない。7月の終わりから8月の始めにかけて大会だからそこまで土日も合わせて部活でびっちり埋まっているという人も珍しくないよね。
ええええ! 毎日が部活なんてうれしいような、うれしくないような。というのも部活のなかで人間関係がうまくいっていれば、毎日の部活は楽しみでしかないけれど、逆にうまくいっていないときには、部活の時間がとーっても長く、つらく感じちゃうからだ。
キミの部活の人間関係はどんな感じだろうか?
部活の人間関係には4つのポイントがある。それは
1. 顧問の先生との関係
2. 同級生の部員との関係
3. 後輩との関係
4. 先輩との関係
の4つだ。それぞれにうまくいっていないと部活が楽しくなくなっちゃうけれど、そのなかでもとくに中学生ならではのお悩みといえば「先輩との関係」じゃないかな?
だって「先輩」って中学生になってはじめて出てきた存在だもんね。
小学生のときには「上級生」はいたものの、あんまり関わりなかったし、そもそも「先輩」って感じじゃなかった。
そう、「先輩」はただの上級生じゃない。
キミの人生に良くも悪しくも大きく影響する存在、それが「先輩」なんだ!
だって「先輩」って中学生になってはじめて出てきた存在だもんね。
小学生のときには「上級生」はいたものの、あんまり関わりなかったし、そもそも「先輩」って感じじゃなかった。
そう、「先輩」はただの上級生じゃない。
キミの人生に良くも悪しくも大きく影響する存在、それが「先輩」なんだ!
好きな先輩のタイプ
なるべくならいい人が先輩になってほしい。
っていうか、先輩と呼ばれる人はすべていい人であって欲しい。いい人であるべきだ。いい人じゃないと許さない! まあまあ。
いい人といっても具体的にはどんな人なんだろう?
どんな先輩なら「あの先輩、好きだな」って思えるのかな?
っていうか、先輩と呼ばれる人はすべていい人であって欲しい。いい人であるべきだ。いい人じゃないと許さない! まあまあ。
いい人といっても具体的にはどんな人なんだろう?
どんな先輩なら「あの先輩、好きだな」って思えるのかな?
困ったとき相談にのってくれる
やわらかいフンイキで話しかけやすい。聞き上手で相手の話をさえぎったりしない。
先輩のほうから声をかけてくれて、わからないことや困っていることがあったら教えてくれる。
先輩のほうから声をかけてくれて、わからないことや困っていることがあったら教えてくれる。
フォローしてくれる
もちろん、全部を助けてくれなんて思っていないけど、がんばってもできないことをさりげなく助けてくれたり、アドバイスしてくれたり。おもわずおそなえものをして拝んでしまいそうな仏様のような人。
ほめてくれる
昨日できなかったプレー。今日は基礎練からがんばってなんとクリアできた! そんなときに「やったな!」「成長したじゃん!」と声をかけてくれる。
意見や考えを尊重してくれる
キミの意見や行動を頭ごなしに否定しない。気持ちをくみとってくれたり、キミの意見やアイディアを取り入れてくれる。
キミの個性や持ち味を理解してくれる
だれでも「自分の能力や個性を認めてくれる」人とこそ、お付き合いしたいものだよね。「キミはみんなができるコレができないよね」ではなくて「コレ、キミにしかできないよね」といってくれる人。泣ける。
的確な指示をだしてくれる
一度にたくさんの指示を出すのではなく、キミのようすをみながらひとつひとつ指示を出してくれる。その指示がわかりやすいんだ、これが。くぅぅ。
率先してお手本をみせてくれる
先輩自身もできないことを言われても困る。こちとら後輩だ。自慢じゃないが経験少ないんでぃ! 開き直ってどうする。
でも、こともなげに、そして楽しげにやっちゃうんだよな、あの先輩。そんな先輩にあこがれるー。
でも、こともなげに、そして楽しげにやっちゃうんだよな、あの先輩。そんな先輩にあこがれるー。
嫌いな先輩のタイプ
好きな先輩はわかった。では嫌いな先輩は? 言いたいこといっぱいあるよね。それをまとめるとこんなところかな。
気分屋
なんだか機嫌がコロコロ変わる。言っていることもコロコロ変わる。そしてその気分が顔に出る。はっきりと出る。だから「今日の◯◯先輩、激おこ」などと給食の前には部員中に伝わる。部員、スタンばる。あれ? 逆に便利?
とにかく怒る
怒りに火がつくと止められない。多分自分も怒りすぎて、すでに何が原因だったのかわからなくなっていると思う。テレビだったらうるさかったらスイッチを消せばいいんだけど。あの先輩のスイッチどこかな? 鼻の頭を押すのかな?
話を聞いてくれない
なにをいっても「ていうかあ」で返される。「ていうかあ」ってそれまでのわたしの話、まったく意味ないってことだよね。もう口グセになっているみたい。このあいだマンガ読みながら「ていうかあ」って突っ込んでるの見た。マンガかわいそ。
教えてくれもしないのに先輩風を吹かす
部活で必要なことはまったく教えてくれないのに「おまえは後輩ダロ」的な態度ばかりとる。
自分より立場が下のひとにはやたら高圧的なんだよなあ。
自分より立場が下のひとにはやたら高圧的なんだよなあ。
あら探しばっかり
ネチネチと細かい指摘ばかりしてくる。だったらお前がやれよと言いたい。掃除したあとにやってきて窓のサンのほこりを指ですくって「汚い」とかいう。ごめん、ちょっと盛りました。
先輩に好きになってもらおう
この世にカンペキな先輩なんかいない。もちろんカンペキな後輩もいないけど。
つまり、前の章でいった「好きな先輩」は確かに理想だけど、全部当てはまる人なんかいないよね。
だったら先輩とうまくコミュニケーションを取るには、キミからアプローチをするのはどうだろう? 不完全な先輩をキミが「完全」にしていく。どうだろ?
つまり、前の章でいった「好きな先輩」は確かに理想だけど、全部当てはまる人なんかいないよね。
だったら先輩とうまくコミュニケーションを取るには、キミからアプローチをするのはどうだろう? 不完全な先輩をキミが「完全」にしていく。どうだろ?
笑顔であいさつ
あっちから先輩がやってきた。こそこそかくれる。おいおい。
それじゃあ、先輩だってキミのこと、かわいいと思えないよ。先輩を見かけたらもれなくあいさつ!「ちわっ!」「ちゃ」「ちわー」「ちわっす」「こんちは」「ちゃす」「こんちゃす」「ちっす」「こんちゃ」「ちゃーす」。
「こんにちは」だけでもこんなにバリエーションがある。好きなやつであいさつしよう!
それじゃあ、先輩だってキミのこと、かわいいと思えないよ。先輩を見かけたらもれなくあいさつ!「ちわっ!」「ちゃ」「ちわー」「ちわっす」「こんちは」「ちゃす」「こんちゃす」「ちっす」「こんちゃ」「ちゃーす」。
「こんにちは」だけでもこんなにバリエーションがある。好きなやつであいさつしよう!
気づかいができるように
キミがあれこれ指示する先輩がキライなのはわかる。が、しかし! 先輩も実は指示なんかしたくないのだ。だってめんどくさいんだモン。だから先輩がなにか指示する前に動く。何かいう前にキミが動けば先輩の指示も、その後のお小言も聞かずにすむ。
先輩が「ト・・」と言いかけたらそれは「トンボがけ」だ。ダーッと走って行ってトンボがけ開始だ。
「ト・・イレにいってくる」
そんなの黙って行ってくれ!
先輩が「ト・・」と言いかけたらそれは「トンボがけ」だ。ダーッと走って行ってトンボがけ開始だ。
「ト・・イレにいってくる」
そんなの黙って行ってくれ!
ときには先輩を頼ってみる
自分を頼ってくる後輩はかわいい。そりゃそうだろう。部活のすべてがわかっていて尊大な後輩なんかかわいいはずがない。
すなおな未熟者はかわいいのである。だからときには頼ってみる。甘えてみる。相談してみる。ちょっとあざといがきっと先輩は話を聞いてくれるはずだ。
すなおな未熟者はかわいいのである。だからときには頼ってみる。甘えてみる。相談してみる。ちょっとあざといがきっと先輩は話を聞いてくれるはずだ。
嫌いな先輩の対処法
それでもどうにもできない先輩がいるかもしれない。先輩との関係が原因で部活をやめようか、変わろうかと思いつめているのなら、次の行動を取るのはどうだろう?
信頼できる先輩に相談する
全部の先輩が嫌いだったり、イヤなわけではないよね。話しやすい先輩もいるはずだ。まずはその先輩に相談だ。
個人攻撃は状況を改善しないから、個人的な好き嫌いを言うのではなくて、部活をもっとうまく運営してみんなが上達できるようにしたいなどと前向きの相談にからめるのがいい。
個人攻撃は状況を改善しないから、個人的な好き嫌いを言うのではなくて、部活をもっとうまく運営してみんなが上達できるようにしたいなどと前向きの相談にからめるのがいい。
達観する
「達観」とは全体の情勢や将来をよく見通すこと。よくよく考えてみれば、いや、よくよく考えなくてもわかることだが、その先輩はキミより早く引退する。それまでのガマンだという考え方もできる。今後その先輩に関わるであろう日数を数えてみよう。「あれ? 結構少ないじゃん」と気づくはずだ。
「達観」についてもう一つ言いたいのは、嫌な先輩はその人だけじゃないってことだ。これからの人生、キミはうんざりするほど嫌な人と出会って、あろうことか一緒に仕事しなければならない羽目におちいるだろう。
だから今ガマンしろとは言わないけれど、少し長いスパンで自分がどんな行動を取るべきか考えてみるのもキミにとっては必要なことだと思うよ。
「達観」についてもう一つ言いたいのは、嫌な先輩はその人だけじゃないってことだ。これからの人生、キミはうんざりするほど嫌な人と出会って、あろうことか一緒に仕事しなければならない羽目におちいるだろう。
だから今ガマンしろとは言わないけれど、少し長いスパンで自分がどんな行動を取るべきか考えてみるのもキミにとっては必要なことだと思うよ。
いつでもしんどくなるのは「人間関係」だ
部活に限らず、しんどいなあ、やめたいなあなんて思うのは多くの場合人間関係がうまく行っていないとき。人間関係は相互に影響し合うものだから、どちらかが一方的に悪いことは少なくて、なにかのきっかけでお互いに意地の張り合いになってしまうパターンが多い。そうならないためにキミにできることは、明るくはっきりと自分を表現することだよ。
そして、少し相手の気持ちも考えてあげよう。本当はあちらもキミとうまくやっていきたいと思っているのじゃないかな? 意地をはって消耗戦を続けるよりは「一緒にがんばろう!」メッセージを言葉や行動で送るほうがうまくいきそうだよね。相手が先輩でも後輩でもね。がんばれ!!
そして、少し相手の気持ちも考えてあげよう。本当はあちらもキミとうまくやっていきたいと思っているのじゃないかな? 意地をはって消耗戦を続けるよりは「一緒にがんばろう!」メッセージを言葉や行動で送るほうがうまくいきそうだよね。相手が先輩でも後輩でもね。がんばれ!!
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