郵便物の集配や配達など、郵便に関するさまざまな仕事を行います。
2007年に実施された郵政民営化によって、それまで郵便局で行ってきた、郵便、郵便貯金、簡易保険の仕事は、それぞれの民間の会社が受け持つことになりました。
郵便の仕事にたずさわる場合は、日本郵便株式会社で働くことになります。
主なな仕事の内容は、郵便ポストから手紙などの郵便物を集め、それを配達先ごとに分けたうえで、それぞれの家庭や会社に届けたり、郵便局の窓口で切手やはがきの販売、郵便物の手続きを行ったりすることです。
また、株式会社郵貯銀行、株式会社かんぽ生命保険の各種サービスも取り扱います。
郵政グループの社員として働きます。
日本郵政公社の民営化とその後の再編によって、それまで郵政公社が行ってきた仕事は4つの会社で分担され、そこで働く人は郵政グループの社員になりました。
交代制で働く郵便事業会社の支店では、深夜や早朝の勤務もあり、休みも土日にとれるとは限りません。
大事な手紙や荷物、保険などを扱う仕事なので、責任感が強くまじめな人に向いています。
進んで仕事にとりくむ姿勢をもち、社会の役に立ちたいと思う人が求められます。
また、まちがいのないようにすばやく仕事ができ、気持ちのよい応対ができることが望まれます。
分割民営化により民間企業と競争中
分割民営化により民間企業と競争中
2007年の日本郵政公社の民営化がスタートしたことにより、日本郵政公社は4つの事業会社と、これらの会社を郵政グループとしてまとめていく日本郵政株式会社に分かれ、郵便、郵便局、銀行、保険などにたずさわることになりました。
その後、2012年10月1日から2社が統合され、4社体制に再編されました。
民間の企業と競争することになり、人々の生活がより便利になるためのさまざまなサービスを提供することが求められます。
郵政グループの社員として働きます。
郵政グループの社員になるには、日本郵政グループのそれぞれの会社が行う採用試験を受ける必要があります。
配達などの物流業務を行う場合や、全国の郵便局で窓口業務を行う場合は日本郵便株式会社、貯金や生命保険などの金融業務を行う場合は株式会社郵貯銀行や株式会社かんぽ生命保険、グループ会社全体の経営に関わりたい場合は日本郵政株式会社の採用試験を受ける必要があります。