暗記ノートの作り方 自分の弱点に絞ってカンタンに作ればいい

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テスト対策で欠かせないコト...それは暗記!
とくに、理科や社会は覚えなきゃいけない用語がたくさんある。テスト前に一夜漬けにチャレンジして「よっしゃバッチリ!」とテストにのぞんだけれども、いざ問題を見たら「あれ...う~ん、ノートのあのあたりに書いてあったはずなんだけど...」とサッパリ思い出せない。
そんな苦い思い出をくり返さないために、「暗記ノート」の作り方のコツを伝授するぞ!

きみは英語がトクイ? ニガテ? 英語を使ったお仕事に興味のあるキミにぜひみてほしい同時通訳者のお仕事を紹介するよ。今までたくさんの著名人の同時通訳をされてきた関谷英里子さんから、通訳のお仕事に向けて、中学生の今からやっておいたほうがいいことも聞いてみたよ。




※くわしくは「関谷英里子さん カリスマ同時通訳者 国際的な会議で活躍!


暗記ノートって普通のノートと違うの? メリットは


暗記ノートは、その名の通り「覚えるべきポイントをまとめた」ノートだ。授業中の板書を書き写したり、問題を解いたりする普通のノートとの違いはズバリこれ、内容の濃さ!
たとえば社会。歴史用の授業ノートには時代を追って板書がまとまっているとするよね。でもキミは、戦国時代はストーリーを語れるほどにくわしくて、江戸時代はサッパリだったとする。その場合、暗記ノートには戦国時代は不要で、江戸時代のことをくわしくまとめておく必要があるっていうことだ。
教科書や問題集、参考書はみんなのためのものだから、すべての内容がバランス良く載っているけれど、暗記ノートはキミだけの参考書のようなもの。
自分の弱点に的を絞って復習ができるのがメリット! テスト勉強中の移動時間や、休み時間などでササっと確認したいとき、役に立つノートこそが「暗記ノート」だ。

覚えたいことを自分の文章で書くのと復習用問題のコピペ


じゃあどうやって作るのかな?
「ノート作りは任せて♪」
そういうキミは要注意!カラーペンをフル活用してきれいなノートを作る必要は、はっきり言って「無い!」。
暗記ノートのゴールは「ノートを作る」ことじゃなくて「覚えること」だというのを肝に銘じて、手をかけずにまとめるのがポイントだ。
覚えたいことは、手を動かして文章で書くのも、もちろん覚えることにもつながるからいいよね。でも、グラフや表なんかがある問題の場合はコピーして貼っちゃうほうが正確でスムーズなこともあるよ。手書きかコピーか、その選択は臨機応変に!

暗記ノートの作り方


暗記ノート、作ってみようかなと思ったキミ。ほかにも、暗記ノートの作りかたにはいくつかポイントがあるから紹介しよう。

1教科1冊


これは鉄則。もったいないように思えるかもしれないけれど、テストの日程は教科ごとに日をまたぐこともあるよね!
不要なものを持ち歩かなくて済むし、探す時間も省略できるからぜひ教科別のノートを作ろう!

コピーを使う


手書きがすべてじゃない。手をかけすぎちゃう人はとくに、コピーを活用しよう!手書きにこだわって、漢字を間違えたり表を間違えたりしたら残念どころじゃないからね。

シンプルに


使うカラーペンは、赤+1色で十分。自分が理解できればOK。写真映えはしなくてOK!

作るのに時間をかけすぎない


ノートを作り終えたらテスト当日...なんてことになったらそれは本末転倒にもほどがある!どうしても、字を書くのに時間がかかっちゃうタイプの場合はコツコツ作っておくことも重要だ。

サイズはB5


十分な情報量と持ち運ぶときの便利さを考えたときに、オススメなのはB5サイズだ。B5サイズのノートは手に入りやすいし、暗記用に作られたノートもたくさんあるから、キミが使いやすいものを探してみよう!

すき間時間に見直す 移動中の時間を使う


暗記の極意は「すき間時間をいかに使うか」だ。机に向かってブツブツ唱えながら覚えるのはもちろん必要な勉強かもしれないけれど、座ってひたすら覚えるのは案外ツライ...。いつの間にか夢の中...という経験がある人も多いんじゃないかな!?
「家を出る前の10分間」「風呂の中で15分」「移動中の20分」など、1日の中には細切れになったすき間時間がたくさんある。それに、案外タイムリミットがあったほうが「この瞬間にここまで覚える!」とゲーム感覚で挑戦できる!さあ、今日から暗記ノートとすき間時間の活用で基礎力アップだ!

暗記ノートに興味を持ったキミにぴったりな仕事
上手な暗記ノートの作り方や覚え方などのノウハウに興味がわく人は、それをみんなに伝える「塾講師」について調べてみてはどうだろう。実際にお世話になっている人も多いかも!?
こんなノートが合ったら暗記ノート作りも楽しくなるのに...そんなアイデアがわいてきた人は「雑貨デザイナー」の仕事が向いているかもしれないよ。
「勉強とは?」といったことから子どもたちと向き合って伝えたい、そんなキミは「中学校教諭・高校教諭」について調べてみよう。身近な学校の先生たちの意外な仕事も知ることができるかもしれないよ。


どんな仕事かな?と思ったら「ミライ科」を見てみてね!