『松丸奨の給食たべまSHOW!
第1話「給食で地産地消 そのメリットは? 」』
小学校の給食づくりの現場で管理栄養士として働く松丸奨さん。テレビで知っている人も多いかもしれないね。その松丸さんが、給食を通してSDGsについておはなししてくれる新シリーズ!
第1話は「給食で地産地消 そのメリットは?」だよ。さっそく動画を見てみよう!!
第1話は「給食で地産地消 そのメリットは?」だよ。さっそく動画を見てみよう!!
松丸さんのお話、どうだったかな?
全国ではびっくりするようなメニューが給食に出されているんだね。
その理由をもう一度まとめておこう。
動画のなかでも語られたけれど、地産地消って聞いたことあるかな?
食において大切なキーワードで、キミたちが毎日食べている給食にも地産地消が反映されている。
まず、それを説明していこう!
地産地消とは、地元の食材を地元で消費することだよ。
じつは学校給食でも地産地消が進められている。
お肉やお野菜、果物、海産物など、近くの農業従事者のかたや、漁業従事者のかたが生産した食材を使って、学校の給食を作るんだ。
それによって、地域の農業、漁業を応援したり、食材の安全性を高めたりすることができるんだよ。
ひとつは、地元の生産物を活用することで、地域経済を支えることができるということ。
地元の生産者さんががんばって作った食材を学校給食で使うことで、お金が地元に還流し、地域の活性化につながるんだよ。
もうひとつの効果は、キミたちの食育につながることなんだ。
地元の食材を使った給食を食べることで、どんな食材が自分たちの地域で作られているのかを知ることができるし、地元の生産者のかたの努力や思いを理解することもできる。
それに、地産地消の取り組みを通じて、キミたちに健康な食生活の大切さを教えることもできるんだ。
では、実際に地産地消の取り組みを進めている自治体の例を紹介しよう。
大阪府では、泉州特産の水なすやたまねぎ、ふきをはじめとする「なにわ特産品」、「大阪エコ農産物」の生産拡大や直売所等への出荷量の拡大を図るため、農作物の栽培技術指導や加工品の開発指導等に取り組んでいるよ。
さらに、これら農産物を府民に知ってもらい、消費してもらうため「大阪産(もん)」としてブランド化を図り、販売促進しているんだ。
次に、埼玉県の例を見てみよう。
主原料に100%埼玉県産農産物を使用した良質な加工食品を「埼玉県ふるさと認証食品」として認証している。
令和2年3月31日時点では、「ジャム」や「味噌」など565製品が認証されており、そのうち埼玉県育成品種や特別栽培農産物など厳選された農産物を主原料に使用した178製品が「ふるさと認証食品プレミアム」として認証、地元での消費や、全国ブランドを目指して販売しているんだ。
県産の農林水産物を食材として積極的に使用する飲食店を対象に「いわて地産地消レストラン認定制度」を作っている。
地産地消に前向きに取り組むレストランの社会的認知度を高め、技術やノウハウを向上させるためのしくみづくりをおこなっているんだよ。
次に、伝統食が給食に出される理由についても考えてみよう。
うーん、でも伝統食ってあまり聞きなれない言葉だよね。
伝統食とは、ある地域や文化で受け継がれてきた伝統的な食べ物のことを指すよ。
その地域や文化に根付いた食材や調理法、食べかたが特徴で、長い歴史や伝統のなかで育まれてきた食文化の一部なんだ。
伝統食は地域のアイデンティティを表す重要な要素。
地域の特産品や歴史とも深く結びついている存在だよ。
給食において伝統食を取り入れる理由はいくつかある。
まずひとつ目!
キミたちに地元の食文化や伝統を伝えるため。
伝統食を給食メニューに取り入れることで、自分の地域の食文化に触れる機会を得ることができるよね。
地元の食材や料理の特徴を知ることで、キミたちは地域に対する関心や誇りを持つことができるんだ。
ふたつ目の理由!
健康的な食事習慣が身につくよ。
伝統食は通常、地元の食材を中心にバランスの取れた献立が組まれている。
地元の野菜や穀物、魚介類などを活用した伝統食は、栄養バランスが良く、健康に良いんだよ。
給食を通じて伝統食を提供することで、キミたちの食育にも貢献できると考えられているんだ。
また、地域の農業や水産業を支えるための経済効果も重要。
伝統食に使用される食材は地元の農家や漁師から調達されることが多く、地域の生産者を支援することにつながるよね。
給食を通じて地域の農産物や水産物が消費されることで、地域経済の活性化や雇用の創出にもつながっていくよ。
伝統食が給食に取り入れられることで、キミたちの食の多様性も広がる。
地域の伝統的な食材や調理法に触れることで、キミたちはその地域の味や食文化に興味を持ち、食への好奇心や探究心が刺激されるよね。
ここから、食への理解や食の選択力を高めることができるんだ。
もちろん、伝統食の給食への取り入れは、地域の食材供給体制や生産者との連携が必要だよ。
地元の農家や漁師との協力関係を築き、地域の特産品や伝統食の調達を行うための仕組みを整える必要があるんだ。
それに、給食の栄養バランスや献立の工夫も重要だよね。
地域の伝統食を取り入れつつ、キミたちの栄養摂取や食事の満足度を確保するために、栄養士や管理栄養士の努力も欠かせないんだよ。
次にSDGsでの地産地消の意味について考えてみよう。
知っての通り、SDGsとは、持続可能な開発目標のこと。
2030年までに国際的な課題を解決するための取り組みが進められているんだ。
そのなかで、地産地消は地球環境や社会経済に対してポジティブな影響を与えることができると考えられているよ。
たとえば、地元の食材を使うことで、遠距離輸送による二酸化炭素の排出を減らすことができるし、地域の経済を活性化させることもできるんだよ。
生産した場所で食べるわけだから、食品が傷んでしまうこともないので食品ロスの削減にもつながるよね。
給食に地産地消を取り入れることには多くのメリットがあるんだ。
地域の農業や生産者を応援することができるし、キミたちの食育にも貢献することができる。さらに、地域の食文化や伝統を守ることも。
地産地消の取り組みは、 地球環境や社会にも良い影響を与えることがわかったね。
持続可能な開発目標であるSDGsのにつながる取り組みとなっているんだ。
キミたちが毎日食べている給食が地産地消に一役買っているんだね!
全国ではびっくりするようなメニューが給食に出されているんだね。
その理由をもう一度まとめておこう。
給食で地産地消するメリット
食において大切なキーワードで、キミたちが毎日食べている給食にも地産地消が反映されている。
まず、それを説明していこう!
地産地消ってなに?
じつは学校給食でも地産地消が進められている。
お肉やお野菜、果物、海産物など、近くの農業従事者のかたや、漁業従事者のかたが生産した食材を使って、学校の給食を作るんだ。
それによって、地域の農業、漁業を応援したり、食材の安全性を高めたりすることができるんだよ。
地産地消の効果ってなんだろう?
地元の生産者さんががんばって作った食材を学校給食で使うことで、お金が地元に還流し、地域の活性化につながるんだよ。
もうひとつの効果は、キミたちの食育につながることなんだ。
地元の食材を使った給食を食べることで、どんな食材が自分たちの地域で作られているのかを知ることができるし、地元の生産者のかたの努力や思いを理解することもできる。
それに、地産地消の取り組みを通じて、キミたちに健康な食生活の大切さを教えることもできるんだ。
では、実際に地産地消の取り組みを進めている自治体の例を紹介しよう。
大阪府の例
さらに、これら農産物を府民に知ってもらい、消費してもらうため「大阪産(もん)」としてブランド化を図り、販売促進しているんだ。
埼玉県の例
令和2年3月31日時点では、「ジャム」や「味噌」など565製品が認証されており、そのうち埼玉県育成品種や特別栽培農産物など厳選された農産物を主原料に使用した178製品が「ふるさと認証食品プレミアム」として認証、地元での消費や、全国ブランドを目指して販売しているんだ。
岩手県の例
地産地消に前向きに取り組むレストランの社会的認知度を高め、技術やノウハウを向上させるためのしくみづくりをおこなっているんだよ。
伝統食が給食に出される理由
うーん、でも伝統食ってあまり聞きなれない言葉だよね。
伝統食ってなに?
その地域や文化に根付いた食材や調理法、食べかたが特徴で、長い歴史や伝統のなかで育まれてきた食文化の一部なんだ。
伝統食は地域のアイデンティティを表す重要な要素。
地域の特産品や歴史とも深く結びついている存在だよ。
伝統食を給食に取り入れるメリットはなに?
まずひとつ目!
キミたちに地元の食文化や伝統を伝えるため。
伝統食を給食メニューに取り入れることで、自分の地域の食文化に触れる機会を得ることができるよね。
地元の食材や料理の特徴を知ることで、キミたちは地域に対する関心や誇りを持つことができるんだ。
ふたつ目の理由!
健康的な食事習慣が身につくよ。
伝統食は通常、地元の食材を中心にバランスの取れた献立が組まれている。
地元の野菜や穀物、魚介類などを活用した伝統食は、栄養バランスが良く、健康に良いんだよ。
給食を通じて伝統食を提供することで、キミたちの食育にも貢献できると考えられているんだ。
また、地域の農業や水産業を支えるための経済効果も重要。
伝統食に使用される食材は地元の農家や漁師から調達されることが多く、地域の生産者を支援することにつながるよね。
給食を通じて地域の農産物や水産物が消費されることで、地域経済の活性化や雇用の創出にもつながっていくよ。
伝統食で広がる食の多様性
地域の伝統的な食材や調理法に触れることで、キミたちはその地域の味や食文化に興味を持ち、食への好奇心や探究心が刺激されるよね。
ここから、食への理解や食の選択力を高めることができるんだ。
もちろん、伝統食の給食への取り入れは、地域の食材供給体制や生産者との連携が必要だよ。
地元の農家や漁師との協力関係を築き、地域の特産品や伝統食の調達を行うための仕組みを整える必要があるんだ。
それに、給食の栄養バランスや献立の工夫も重要だよね。
地域の伝統食を取り入れつつ、キミたちの栄養摂取や食事の満足度を確保するために、栄養士や管理栄養士の努力も欠かせないんだよ。
合わせて読みたい
SDGsと地産地消の関係
知っての通り、SDGsとは、持続可能な開発目標のこと。
2030年までに国際的な課題を解決するための取り組みが進められているんだ。
そのなかで、地産地消は地球環境や社会経済に対してポジティブな影響を与えることができると考えられているよ。
たとえば、地元の食材を使うことで、遠距離輸送による二酸化炭素の排出を減らすことができるし、地域の経済を活性化させることもできるんだよ。
生産した場所で食べるわけだから、食品が傷んでしまうこともないので食品ロスの削減にもつながるよね。
まとめ
地域の農業や生産者を応援することができるし、キミたちの食育にも貢献することができる。さらに、地域の食文化や伝統を守ることも。
地産地消の取り組みは、 地球環境や社会にも良い影響を与えることがわかったね。
持続可能な開発目標であるSDGsのにつながる取り組みとなっているんだ。
キミたちが毎日食べている給食が地産地消に一役買っているんだね!
松丸奨
1983年千葉県生まれ。東京都の小学校に勤める現役の管理栄養士、栄養教諭。2013年、実際に提供されている給食の美味しさなどを競う「全国学校給食甲子園」(第8回・応募数2266枚)で、激戦を戦い抜き男性栄養士として初めて優勝。フジテレビ系ドラマ「chef〜三ツ星の給食~」(2016年)で給食の監修・調理指導を担当。 全国各地での講演を行い、2017年より台湾、フィリピンなどの貧困地域での食育指導を行う。メディア出演多数。 著書に、「日本一の給食メシ 栄養消点3ステップ簡単レシピ100』(光文社)「給食が教えてくれたこと 最高の献立を作る。ぼくは学校栄養士」(くもん出版)など。
1983年千葉県生まれ。東京都の小学校に勤める現役の管理栄養士、栄養教諭。2013年、実際に提供されている給食の美味しさなどを競う「全国学校給食甲子園」(第8回・応募数2266枚)で、激戦を戦い抜き男性栄養士として初めて優勝。フジテレビ系ドラマ「chef〜三ツ星の給食~」(2016年)で給食の監修・調理指導を担当。 全国各地での講演を行い、2017年より台湾、フィリピンなどの貧困地域での食育指導を行う。メディア出演多数。 著書に、「日本一の給食メシ 栄養消点3ステップ簡単レシピ100』(光文社)「給食が教えてくれたこと 最高の献立を作る。ぼくは学校栄養士」(くもん出版)など。
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