『ラブレターの書き方中学生らしい例文付き！渡し方はどうするの？』

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タグ :: #恋愛

: 2021.11.25

手紙なんていまどき書かないよねー。唯一書きそうな年賀状だっていまやLINEで「あけおめ！」で終わりだもんね。
でもさ、きみがだれかから「ずっと好きでした！」と告白されるならLINEでさらっとメッセージされるのと、きれいな封筒と便せんに直筆で手紙をもらうのとどっちがいい？
うーん、どう考えても手紙だよなー。な？　な！
Lineだってメッセージする直前まで何回も書き直してくれたかな、とか送信ボタンを押すのに指が震えたかなと思う。
でも、やっぱり手紙の勝ちでしょう。
だって手紙のほうがなんたってロマンチックだから！　ええ？　そんな理由？　ときみは突っ込むかもしれない。
いやいや、恋する中学生にはロマンチックがつまっているのだ。恋する中学生の主要成分は９７％がロマンチックだ。ちゃんと調べたからまちがいない。

ラブレターのメリットとデメリット

それでもいま一度冷静になってラブレターのメリット、デメリットを考えてみよう。

メリット

１　告白を推敲（すいこう）できる
文章を書いて何度も見返し、問題点を修正し完璧にしていく作業を推敲という。
考えてもみて欲しい。
好きな人を目の前にして、狂おしいほどドキドキしながらまともに告白できるだろうか？いや、できない（反語）。
キテレツなことを言い出さないかとか、急にトイレに行きたくならないかとか、自分がうまく告白できる自信がまったくない。
小指の爪の先ほどもない。メールやlineでも手紙ほど推敲するわけじゃないから、送信ボタンを押したあとに、言い回しを後悔したりしそう。
「あ、今のナシ！！！」と飛んでいくメールを捕まえたくなる。
その点手紙は相手のことを頭に描きながらじっくりと書ける。
表現を何度も書き換えてみたり、順序を変えてみたり、自分なりの最高の文章で気持ちを伝えることができるんだ。

２　便せんや封筒などを工夫できる
文房具屋さんにいってレターセットをながめて欲しい。
それこそ星の数だ。そのなかから自分を表現するのにぴったりのもの、あるいは相手を思う自分の気持ちを表現するのにぴったりのものを選ぶことができる。
レターセットはいわばきみの推薦人みたいなもので、きみの魅力を何倍、何十倍にしてくれる頼れるやつだ。

３　手書きは強い印象を残す
手書きの文字ってその人の人柄を表すよね。
人間の性格は、日々のなにげない行動にでるじゃない？　手書きの文字、筆跡は行動の痕跡の一つなので、その人の行動パターンが表れるってことなんだ。
逆にいうと文字から性格も読み解けるとも言われている。
たとえば以下はよく言われる文字と性格の関連をあらわしたもの。科学的な根拠があるわけではないけど「なるほどー」とうなづけるところもあるよね。

丸文字
丸文字を書く人は、どちらかといえば消極的だけど、人の気持ちを大事にする人と言われているよ。

角張った文字
角張った文字を書く人も神経質と言われる。いろいろなことに気づきすぎてしまい、悩んでしまうこともあるとか。

右上がりの文字
右上がりの文字を書く人は、新しいことにはちょっと臆してしまうけど、与えられたことは一生懸命にこなすタイプと言われている。

右下がりの文字赤
右下がりの文字を書く人は、よくいえば自分の考えをしっかり持っていて、独創的。悪くいうと独りよがりで協調性に欠けるところがあるかも。

文字の大きさや傾きがバラバラ
興味が広く、熱しやすく冷めやすい。趣味や好みもさまざまなんだけど、優柔不断な一面もあるようだよ。
「書は人なり」という言葉もある。ラブレターに書くきみの手書き文字は、きみの人となりをしっかり伝えてくれるだろうけど、逆にいうとちょっと怖い？
4　相手にも考える時間をあげられる
直接言ってしまったら、相手もその場でなんらかのリアクションをしないといけなくなってしまうよね。
SNSなども基本はリアクションをすぐ欲しいものだから考える時間がないんだよー。「既読スルー」状態は印象悪いしね。
でもラブレターならそんな心配はいらない。
手紙って何度も読んでもらえるものってイメージがないかな？　繰り返し読んで、噛み締めてきみの気持ちが伝わるまで返事を待っているよ、と言外に伝えているんだよな。

デメリット

１　字に自信がない
そうだよね。書き慣れていて字がきれいなら、きみを引き立ててくれる書き文字も、読みづらかったり、雑に見えるものだときみの助けになってくれないかもしれない。
だからラブレターを書くときはできるだけていねいに字を書こう。
これまでの人生でイチバンきれいな字できみの気持ちを綴ろう。
「だったらメールでいいや」と逃げるのではなく、いまの精一杯のきみを見てもらうことが大切だよ。

２　ちゃんと読んでくれるかわからない
大人気のアイドルじゃないんだから、ラブレターは絶対に読んでくれる。
なかなか返事がこないから「ひょっとして読んでいないのでは」と思ってしまうかもしれないけれど、そのときまさに返事を考え中。人生はたいていそんなものです。

３　返事がもらえるとは限らない
SNSだって既読スルーがあるじゃない？　手紙にだって当然あるだろうね。
返事がもらえたらまずはうれしく思うだろうけれど、大切なのは返事がもらえた、もらえなかったよりも、もはや言わずにはいられなくなってしまった気持ちをしっかり伝えられたということなんじゃないだろうか？

４　相手がラブレターを落としちゃったら
相手本人に伝えるのだって恥ずかしいのに、ぜんぜん関係ない人に拾われてしまったら、と考えると恐怖だ。
そんなときには「右手が勝手に書いた」とか「それは同姓同名の違う人」としらばっくれよう。最終的には「好きな人にラブレターを書いてなんか悪いことでもあるのか？」とタンカを切ろう。
だって本当にそうだもん。人を好きになるのはステキなことで、だれかに笑われることじゃないからね。

ラブレターの書き方の実際

１　書き出し　自己紹介を忘れずに
あまりにも熱い想いがほとばしってしまい、自分がだれかを書き忘れた。実はこれはラブレターあるあるだ。
相手がよく知っているクラスメイトだとしても「クラスメートの●●です」は忘れないように。
それと「毎日ちょっとしたことで相談に乗ってくれて本当に助かっているんだ」とか日々の関係性を加えておくといいね。書き出しとしては「手紙を読んでくれてありがとう」とか「突然手紙を出してしまって驚いたかもしれないけど」など相手を気づかうのがいい。
そんな配慮に気がついてくれれば、相手もうれしい気持ちになりそのまま読み進めてくれる可能性が高まるよね。

２　簡潔に、読みやすく
ラブレターは便せん何枚が適切なんだろう？　と調べてみるとだいたい２、３枚としているようだね。
書いてるほうは、とにかくおもいのたけを伝えたいから長文になりがちだと思うけど、500枚とかあったら、それ読むの無理だろ？
そうとうツライもん。
熱い気持ちはわかるけど、そこをうまく２、３枚で読みやすく（ということは伝わりやすく）書いていこう。

３　はっきりと「好き」と書くこと
何度も言うようだけど、ラブレターを書いているときのきみは冷静じゃない。
そうだよ、ラブレターなんて冷静に書けるわけがない。だから熱情にまかせて書いていいんだけど、いろいろな想いがふき出して、それを全部書き散らかしてしまうと、読んでいるほうは「結局なにが言いたいの？」となりがちだ。
好きという気持ちをはっきりと書くことを忘れないように。そのあとに好きになった理由を添えておこう。
「好き」って書くのは恥ずかしいよね。その字面にすら身もだえちゃうよね。
だいじょうぶ。相手はきっと受け止めてくれるからはっきりと書こう！ ４　その他の注意点
これも繰り返しになるけど、字は最大限ていねいに、きれいに書こう。
読みやすいように大きめに書くといい。また、自分の気持ちを素直に綴ろう。そしていろいろ訴えたい気持ちはわかるけど、なるべく簡潔にね。では例文をいくつか挙げておこう。

中学生らしいラブレターの例文

ラブレターの例文を教えておこう。
でもいいかな？　丸写ししないこと。あくまで例だからね。
きみの状況に合わせてうまく使って欲しい。
それに例文だから短文になっている。もう少し気持ちをこめて、便せん２、３枚の長さにしたためよう。

例１）
〇〇へ久しぶり！　突然の手紙でごめんね。
クラス替えになってからあまり遊んでいないなと思ってさ。
きみがいなくて実は・・・ちょっとさびしいんだ。
あまり会えなくなってからきみのこと、好きなんだって気がついた。
また、前のように放課後に会えないかなあ。
そして、もしよければ私たち、付き合わない？
返事待ってるね。
●●より

例2）
●●より
初めまして。
３組の●●です。文化祭の実行員でいっしょだったよね。
実行員会はいろいろあって大変だったけど楽しかった。
文化祭とてもうまくいったね。きみがほんとうにがんばってくれたからだよ。ありがとう。
いっしょに実行委員をやって、がんばり屋で優しいきみのことが好きになってしまいました。ぼくたち、付き合ってみませんか。
突然でごめんね。返事もらえるとうれしいです。

例３）
●●さんへ
急にこんな手紙を渡してしまってごめんなさい。
じつは前から〇〇さんのことが好きでした。
入学式での一目惚れです。
1年生では同じクラスでしたね。夢のような１年間でした。
でも２年では離れてしまい、さびしいです。
もし3年になってまた同じクラスになれたら、ぼくたち付き合ってみませんか。
とにかくぼくの気持ちを伝えたくて手紙を書きました。
返事がもらえるとうれしいです。
〇〇より

例4）
〇〇へ
きみが好きです。
席が隣同士になって、ばかな話ばっかりしているうちにきみをずっと目で追うようになっていました。
きみに付き合っている人がいるのは知っています。でも、ごめん。
この気持ちは止められないんだ。
付き合っている人と別れてくれなんていえないけど、ぼくの気持ちだけは伝えたくて手紙を書きました。勝手なことばかり言ってごめんね。
ずっと待ってます。それまで友だちでいいから一緒にいさせてください。
〇〇より

例5）
〇〇へ
別れてからもう半年だね。元気かなあ。
わたしはぜんぜん元気じゃないです。
ケンカしなければよかった。あんなこと言わなければよかった。
そんなことばっかり考えています。
わたし、やっぱり〇〇が好きなんだ。離れてみてわかったよ。
ずっとずっと好きだよ。
わたしたち、もう一回やり直せないかなあ。
●●より

渡しかたはココに気をつけよう！

1　MAX恥ずかしいとは思うけど直接渡そう
机などに入れておくと、別の人が見つけてしまったりして大事件になるので本人に直接渡そう。こんなチャンスがあるんじゃないかな？
・相手と会う約束をして渡す
・部活の帰る直前や帰り道で渡す
・休日前に渡す
・卒業や転校の前に渡す
・バレンタインデーなどに渡す
きみのタイミングでうまく渡そう！

2　他人がいないタイミングを見つけよう
そりゃそうだよね。友達に協力してもらってもいいから、二人きりの時間、場所をつくって渡そう。

3　返事がほしいことは必ず伝えよう
手紙自体にも「返事が欲しい」と書いたほうがいい。
恋愛に慣れていないと、どうアクションしていいのかわからない人も多い。手紙は出したけど、お互い照れたっきりは避けたいよね。

だれかを好きになること、好きだと伝えることはとてもステキなことだ

どうだったかな？　きみにはなんだかいつも頭から離れない人はいるかな？　ひょっとしたらそれは恋かもしれないよ。
だれかを好きになったら、その想いを伝えよう。
そしてその人にふさわしい自分であるようになんでもがんばってみよう。
そうすれば、その恋が実っても実らなくても、きみはちょっとだけオトナになっていると思うよ。