『アメリカ大統領選の仕組み 中学生にもわかる簡単ガイド』
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- 2024.09.25
アメリカ大統領選挙って、ニュースでよく見かけるけど、どうやって大統領が選ばれるのか知ってる?
アメリカの大統領選挙は、アメリカ一国だけでなく世界の政治や経済にも大きな影響を与えるから、世界中の注目を集める大イベントなんだ。
この記事では、アメリカ大統領選挙の仕組みをわかりやすく解説していくね。
日本の総理大臣選びとの違いも紹介するから、比べてみてね!
目次
日本の総理大臣とアメリカの大統領の違いを知っておこう
立場の違い
まず、日本の総理大臣とアメリカの大統領の一番大きな違いは、その立場だよ。
日本の総理大臣は国会議員のなかから選ばれて、国会の信任のもとで行政を行う内閣のリーダーなんだ。
一方、アメリカの大統領は国全体のリーダーであり、大統領自身が外交や国防においても直接的な権限を持っている。
つまり、大統領は「国全体のトップ」であるのに対して、総理大臣は「内閣のトップ」という立場の違いがあるんだ。
選ばれかたの違い
次に、選ばれかたの違いを見てみよう。
日本の総理大臣は、国会議員のなかから、国会で行われる「指名選挙」で選ばれる。
多くの場合、多数派政党のリーダーが選出される。
一方で、アメリカの大統領は一般の有権者による投票で選ばれるんだよ。
これは大きな違いだね。アメリカの有権者は、4年に一度、大統領選挙に投票することで、次のリーダーを選べるんだ。
議会との関係
日本の総理大臣は国会での多数派に大きく依存していて、国会での支持を得られないと辞任することもある。
でも、アメリカの大統領は議会からは独立しているんだ。
議会の支持がなくても、大統領としての任期を続けることができるんだよ。
ただし、議会の協力がないと政策を実行するのが難しくなるから、やっぱり議会との関係は重要なんだよね。
アメリカ大統領選ってなに?
アメリカ大統領選の基本情報
アメリカの大統領選挙は4年ごとに行われる、アメリカのリーダーを選ぶための選挙。
アメリカは世界に対して大きな影響力を持っている国だから、そのリーダーを選ぶのは重要な決断だよね。
だから今年の大統領選挙も世界中の注目を集めているんだ。
アメリカの大統領の任期は4年で、「三選禁止」、つまり2期までしか大統領になれないよ。
候補者ってどうやって選ばれるの? ~予備選挙と党大会~
アメリカには2つの大きな政党があるんだ。それは「共和党」と「民主党」。
大統領候補はそれぞれの政党から選ばれるんだよ。
まず、それぞれ党で州ごとに「予備選挙」という選挙を行って、州ごとにだれを候補にするかを決めるんだ。
この予備選挙の結果をもとに、それぞれの党が党大会を開いて正式に候補者を指名するんだよ。
大統領候補になるためには、リーダーシップや経験、そして国民の支持を得られることが重要なんだ。
今年は、予備選挙と党大会を経て決まった候補者が、共和党はトランプ氏、民主党はハリス氏だ。
本選挙の仕組み
候補者が出そろったところで、いよいよ本選挙だ。
大統領選挙は11月の第1月曜日の翌日の火曜日に行われることに決まっているんだ。
これが大統領選の本番だね。この日は「選挙の日」と呼ばれていて、有権者が全米でいっせいに投票するんだよ。
州ごとに選挙結果が、集計される方式だから、各州の結果がとても重要なんだ。
選挙人制度ってなに?
選挙人の役割
ここからは本選挙について、少し詳しく説明するね。
アメリカの大統領選挙では、国民の投票でそのまま大統領が決まるわけじゃないんだ。
アメリカには「選挙人制度」という仕組みがあって、各州で選ばれた「選挙人」が最終的に大統領を選ぶんだよ。選挙人は538人いて、これが全米の各州と首都ワシントンDCに割り当てられている。
選挙人は各州の有権者の投票に基づいて投票するんだ。
たとえば、ある州で有権者の投票がトランプ氏のほうが多かったとすると、その州の選挙人はすべてトランプ氏に投票することになっている(メーン州とネブラスカ州を除く)。
つまり、本選挙で538人の選挙人の過半数を獲得した候補が大統領に選ばれるってわけ。
選挙人の数と各州の重要性
選挙人の数は州ごとに異なるよ。
たとえば、人口が多い州などは多くの選挙人を持っていて、その選挙結果が大統領選に大きく影響するんだ。
とくに「スウィングステート」(ゆれる州)と呼ばれる州は、4年に一度の選挙ごとに共和党候補の支持と民主党候補の支持の結果が変わりやすいから、注目されているよ。
※「スウィングステート」とは大統領選挙において、共和党と民主党の支持が均衡(きんこう)している州のことを指す。選挙ごとにどちらの党が勝つか予測が難しく、その結果が選挙全体に大きな影響を与えるため、候補者たちがとくに力を入れて選挙活動を行う重要な州なんだ。
アメリカ大統領選の歴史と注目点
過去の有名な大統領選挙
アメリカ大統領選挙のなかでもとくに重要な選挙として、1960年のケネディ対ニクソンや、2000年のブッシュ対ゴアがあるよ。
まず、1960年のケネディ対ニクソンの選挙では、初めてテレビ討論が行われ、これが選挙結果に影響を与えたんだよ。
当時、テレビは新しいメディアで、視聴者に強い印象を与えたんだ。
ケネディは若々しく自信に満ちた姿を見せて、視聴者は好印象を受けたんだけど、ニクソンはちょっと疲れて見えてしまって、それが大きな差につながったんだ。
その結果、ケネディが勝利したんだよ。
次に、2000年のブッシュ対ゴアの選挙は、フロリダ州での激戦で有名だよ。
投票結果がものすごく接戦で、フロリダ州では票の再集計が行われ、裁判にまで発展したんだ。
最終的にはアメリカの最高裁判所がブッシュの勝利を確定させたけど、この選挙は選挙人制度やアメリカの選挙の仕組みに対する疑問を投げかけることになったんだよ。
現代の大統領選挙の特徴
最近の大統領選挙では、インターネットやSNSが大きな役割を果たしている。
2020年のバイデン氏とトランプ氏の大統領選でも、SNSが多く使われたんだ。
また、メディアの役割も大きく、キャンペーンの戦略も時代とともに変わってきているんだ。
アメリカ大統領選が私たちに与える影響
世界への影響
アメリカの大統領が決まると、世界中の政治や経済に大きな影響を与えるんだ。
たとえば、アメリカがどの国と協力するか、どのような政策を進めるかによって、さまざまな国に影響があるからだ。
だから、アメリカ大統領選挙は日本にとっても重要なんだよ。
中学生にもできること
中学生も、ニュースやSNSを通して世界の動きを知ることができるよ。
とくに大統領選のような大きなイベントは、将来の政治や経済に影響を与えるから、興味を持って情報を収集することが大切なんだ。
今からニュースに関心を持つことで、将来、選挙や政治に積極的に関わる力がついていくよ。
まとめ
アメリカ大統領選挙の仕組みを解説してきたけど、どうだったかな?
アメリカ大統領選挙は私たちの生活にも影響を与える大きなイベントだから、今年の候補者、共和党のトランプ氏と民主党のハリス氏の選挙戦に注目していこうね。
※文中の写真はすべてイメージです。
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