パリってどんな都市？

今日は今話題の都市、フランスの首都であるパリについて話をしよう。
きみはパリってどんな都市か知ってる？
なんとなくオシャレでロマンチックなイメージがあるよね。それじゃあ、詳しく見ていこう！

パリはどこにある？

まず、パリはフランスの北部に位置している都市で、セーヌ川という大きな川が流れているんだ。この川のおかげでパリは古くから栄えてきたんだよ。

人口と面積

パリの人口はおよそ215万人！
日本の東京都(1400万人)と比べると、だいぶ小さめの都市なんだけど、パリ都市圏で考えると約1,200万人も住んでいるんだって。
面積は105平方キロメートル。東京の八王子市が186平方キロメートルの面積を持つからその半分より少し大きいくらいだね。

文化の中心地

パリは芸術や文化の中心地としても有名だよね。ルーブル美術館やパリ・オペラ座、そしてたくさんの劇場やギャラリーがある。
毎年いろんな文化イベントも開催されていて、世界中から観光客が訪れるよ。

パリの歴史

次に、パリの歴史について話そう。
パリはとっても古い都市で、いろんな時代を経てきたんだよ。

古代から中世まで

パリの歴史は古代ローマ時代にさかのぼる。
紀元前52年には、ユリウス・カエサル（ジュリアス・シーザー）がパリを占領したんだ。その後、中世になるとパリはフランス王国の首都として発展していったんだ。

ルネサンスと近世

ルネサンス時代（14世紀-16世紀）になると、パリはさらに文化と芸術が花開いたよ。
フランソワ1世が在位した16世紀には、たくさんの芸術家や学者がパリに集まったんだって。
17世紀～18世紀のルイ14世時代のバロック様式やロココ様式の影響を受けた建築様式や都市計画が進んだよ。
さらに都市計画では19世紀のパリ改造が有名で、現在にも続く石造りの建物はこの19世紀建築のものが多いんだ。

フランス革命とその後

フランス革命（1789年）はパリの歴史にとってとても重要な出来事だよね。
革命のあとパリは政治や社会の変化を経験し、イギリスで起こった産業革命が波及し、産業の発展によって19世紀には大きな都市へと成長していったんだよ。

20世紀と現代

20世紀には、パリも第一次世界大戦や第二次世界大戦の影響を受けたけど、戦後は再び復興して、現在のようなモダンで活気ある都市へと変貌を遂げたんだよ。

パリの名所を知っている？

さて、パリにはたくさんの有名な観光名所があるよね。いくつか紹介するよ。

エッフェル塔

まずはエッフェル塔！
これは1889年のパリ万博のために建てられたんだって。
建設当時は一部の人たちからの激しい反発もあったけど、今では『鉄の貴婦人』とよばれパリの象徴として世界中で知られているんだ。

エッフェル塔の高さは完成時は312.3メートルもあって、当時は世界一高い建造物だったんだ。その後、アンテナなどが建てられて、現在では330メートルの高さとなっているんだよ。
塔には3つの展望台があって、上から見るパリの街並みは本当に絶景なんだって。
とくに夜になるとライトアップされて、まるでキラキラした宝石みたいに光るんだ。特別な日にだけ行われるライトショーもあって、それを見に来る観光客も多いんだよ。

ルーブル美術館

次にルーブル美術館。
ここは世界最大級の美術館で、なんと展示品は3万5千点以上もあるんだって！
そのなかでも有名なのが、レオナルド・ダ・ヴィンチの『モナ・リザ』と、古代ギリシャの彫刻『ミロのヴィーナス』だよ。これらの名作を一度は見てみたいよね。

ルーブル美術館自体もすごく立派で、建物はもともと12世紀に建てられた王宮だった。1989年に完成したピラミッド型のガラスの入口は、近代的なデザインが旧王宮と見事に調和していて、とても印象的だよ。このガラスのピラミッドは、ルーブル美術館のシンボルとしても有名だよね。

ノートルダム大聖堂

そしてノートルダム大聖堂。
これは1163年に建設が始まり、180年かけて完成したゴシック様式の大聖堂なんだ。
フランス語で『我らが貴婦人（聖母マリア）』という意味を持つこの大聖堂は、その美しいステンドグラスや精巧な彫刻で知られているんだよ。
残念ながら2019年に大火災があって、屋根や尖塔（せんとう）が焼け落ちてしまったんだ。
でも、世界中から支援が集まり、現在も復旧作業が進められているんだよ。
ノートルダム大聖堂はパリ市民にとって、とても大切な場所なんだ。

シャンゼリゼ通りと凱旋門（がいせんもん）

最後にシャンゼリゼ通りと凱旋門。
シャンゼリゼ通りはパリで一番有名な通りで、長さは約2キロメートルもあるんだ。
ここには高級ブランドのお店やカフェがたくさん並んでいて、いつも観光客でにぎわっているんだよ。クリスマスの時期にはイルミネーションで飾られて、とてもロマンチックなんだ。

そして、その先にある凱旋門は、ナポレオンが1806年に建設を命じた記念碑で、高さは約50メートルもある。
凱旋門の上に登ると、パリ市内を一望できるんだよ。
とくに、放射状に広がるパリの街並みを上から見ると、その美しさに感動すること間違いなしだよ。

パリの有名人はだれ？

パリといえば思い出される有名人は数多いよね。そのなかで何人か紹介すると・・・

1.マリー・アントワネット

彼女はオーストリア出身のフランスの王妃で、ルイ16世の妻。
マリー・アントワネットは18世紀のフランス革命の時代に、とくに贅沢（ぜいたく）な生活を送っていたことで知られているんだよ。
彼女の「パンがなければケーキを食べればいいじゃない」という言葉が有名だけど、実際には彼女が言ったかどうかは疑問視されているんだ。

パリでは、彼女のきらびやかな生活や宮殿の華やかさが象徴的だったんだけど、その贅沢さが一般市民の反感を買って、最終的にはフランス革命につながることになったんだ。
彼女は革命の混乱のなかで捕らえられ、1793年に処刑されてしまったんだよ。

マリー・アントワネットは、今でもパリの歴史や文化のなかで語り継がれている非常に重要な人物だね。彼女の物語は、映画や本でもたくさん取り上げられているよ。

2. ヴィクトル・ユーゴー

まずはヴィクトル・ユーゴー！彼は19世紀のフランスの小説家で、『レ・ミゼラブル』や『ノートルダム・ド・パリ』を書いたことで有名なんだ。
ユーゴーはパリの文化や社会に大きな影響を与えた人で、貧困や不正義に対する強いメッセージを込めた作品が多いんだよ。
彼の作品は今でも愛され続けているし、パリの文学界に欠かせない存在だね。

3. ココ・シャネル（本名はガブリエル・シャネル）

次はココ・シャネル！　
彼女は２０世紀を代表するファッションデザイナーで、モダンファッションのアイコンとして知られているんだ。シャネルは『シャネルNo.5』っていう香水や、シンプルでエレガントなデザインの服を作り出したことで有名なんだよ。
彼女のスタイルはパリだけじゃなくて、世界中の女性たちに影響を与えたんだ。彼女のブランドは今でもトップクラスの人気を誇ってるよ。

4. パブロ・ピカソ

最後にパブロ・ピカソ！
彼はスペイン出身だけど、パリで活動した画家で、20世紀のアート界に革命をもたらした人なんだ。ピカソはキュビスムっていうスタイルを確立し、絵の形や色をまったく新しい視点で表現したんだ。
彼の作品はとても独特で、パリの芸術シーンには欠かせない存在だったんだよ。

こんな感じで、パリに関係するたくさんの有名人がいるけど、彼らの影響は今でも感じられるよね！

パリの生活と文化

パリの生活や文化についても少し触れてみよう。

フランス料理とカフェ文化

パリといえばグルメ、美食の街！　
クロワッサンやバゲット、エスカルゴなんかが有名だよね。
街中にはカフェがたくさんあって、みんなお茶をしながらゆっくり時間を過ごすんだ。

ファッションの発信地

パリは世界のファッションの中心地でもあるよ。
パリコレ（パリ・ファッションウィーク）は毎年2回開催されていて、世界中のデザイナーやモデルが集まる大イベントなんだ。

教育と学術機関

パリには有名な大学や研究機関も多いんだ。たとえば、ソルボンヌ大学はとっても歴史があるんだよ。
パリは、学問の街としての側面も持っているんだ。

交通

最後に、パリ市民の生活について。
パリの交通はとても便利で、地下鉄やバスが発達しているんだ。自転車もよく使われていて、みんなエコな生活を心がけているんだよ。

まとめ

どうだったかな？　
パリって本当に魅力的な都市だよね。この記事を読んで、少しでもパリに興味を持ってもらえたらうれしいな。機会があったら、ぜひ実際に訪れてみてね！