客室乗務員は保安要員とサービス要員の両輪で成り立っており、安全でかつ快適なフライトを提供することが仕事です。飛行機を利用するお客さまは国籍も年代もさまざまですが、「また乗りたい」と思っていただけたときには特にやりがいを感じます。一期一会で、毎回楽しみに乗務しています。

操縦そのものはパイロットの仕事の一部でしかありません。
二人のパイロットはダブルス競技のペアのように協力し、安全最優先でマネジメントをすることが仕事です。機長は、ＣＡや整備士だけではなく空港や予約、販売などの地上職を含む全ての仲間と一緒にフライトを作り上げています。

運航管理者の仕事は、飛行計画を作成すること、そして空港の天気に急変はないか、航路上は大きな揺れは無いかなどを監視し、パイロットに適切なアドバイスや情報提供をすることです。パイロットに安心してフライトしてもらうために、ひいてはお客さまの安全と快適性のために、地上から運航を支えています。

お客さまの機内における過ごし方は年々多様化しています。また、インターネットを介し地上とリアルタイムで繋がることも近年可能になりました。こうした時代の流れと、様々なお客さまのニーズに多角的に応えられる機内環境を創るため、お客さま目線で新しいことに挑戦しながら企画と開発を行っています。

時代とともにハイテク化していく飛行機ですが、不具合を見つけ修理するのは整備士の手です。コクピット・客室内・エンジン・タイヤなどその時によって不具合の内容も様々ですが、自分の仕事の先にはお客さまがいることを常に意識し、自分自身が納得できる仕事をするようにしています。

カウンターでのお客さまとの会話の中から、その方が抱える様々な事情が見えてきます。大切な思いを乗せる飛行機を、安全に、定刻で出発させることが私たちの仕事です。羽田空港国内線の出発は一日200便以上あるため、時間に追われる忙しい現場ですが、チームワークで乗り越えたときには喜びもひとしおです。