商社

商社の仕事内容は?

世界中でさまざまな商品を取引する仕事です。

商社は、世界中にネットワークをはりめぐらせ、いろいろな商品を輸出したり輸入したりします。
商社の営業部員は、今、どんなものが必要とされているかをさぐり、いち早く売り買いに結びつけていきます。
取り引きされる商品には、衣料、食料、機械、薬品など、たくさんの種類があります。
最近は、エレクトロニクスやバイオテクノロジーに関する製品や、通信衛星の事業などを担当する人も増えています。
また、大手商社では、商品の輸出入だけでなく、海外の資源を開発したり、外国企業へ投資をしたりしています。
いろいろな分野の商品を扱う総合商社に対して、特定分野の商品を扱う専門商社もあります。

商社はどんな働き方をするの?

仕事しだいで地球上のすべてが職場になります。

仕事があれば、地球上のどこへでも飛んでいくのが商社の営業部員です。国内・国外を問わず、出張が多くあります。
場合によっては、治安の安定しない国や、生活環境の厳しい国などに行くこともあるため、ハードな仕事をこなすだけの体力や精神力が求められます。
大手の商社へ就職を望む人は多く、競争率はとても高いです。
近年は女性の採用が増え、総合職で入社して営業の現場で働く女性も増えてきました。

商社はどんな人に向いているの?

商社の営業部員に求められるのは、日本のように治安や環境の安定した国でなくとも、どんな場所でもいきいきと仕事のできる活力や前向きな行動力です。
たとえば、外国ではことばが通じなくても、体あたりで商談をまとめるくらいのファイトが必要です。
また、どんな状況でも、柔軟ですばやく対応できる力が必要です。チームプレーで商談をスムーズに進めるためには、協調性も欠かせません。

商社の将来展望は?

情報や技術、金融などに強い人材の採用が増えています。

商社は、とくに情報や技術、金融などの分野で仕事が増えており、採用もこの分野に強い人の割合が高くなっています。
世界を相手に活躍できる仕事なので人気は高く、これまで以上に能力の高い人が求められると思われます。

商社にはこうすればなれる!

高い語学力が必要とされます。

商社の採用試験では、行動する力や語学力が重視されるので、英会話の実力はつけておいた方がよいでしょう。
日商ビジネス英語検定試験などに合格しておけば有利です。
また、学生のときから、国際政治、経済、歴史などを十分に勉強し、知識と実力をつけておくことが大切です。