為替ディーラー

為替ディーラーの仕事内容は?

為替ディーラー(かわせディーラー)の仕事・為替ディーラーになるには?



為替ディーラーは日々変わる通貨の価値の動きを予測して利益を出す仕事

ドル、ユーロをはじめ世界中にはいろいろな国で使われる通貨があります。
その通貨の価値は、政治や経済の動き、その通貨の需要(じゅよう)に合わせて、高くなったり安くなったりと日々変わります。
為替ディーラーは、この日々変わる通貨の価値の動きを予測して、通貨をできるだけ安く買い、高く売る為替取引を通して利益を出すのが主な仕事です。
そして、この外貨為替取引はFXともよばれます。
お客様から預かった資産を使って代理の取引を行い、いかに利益を上げられたかが仕事の評価につながります。
結果が目に見えやすいため、成績によっては若くても高い評価を得て高収入を得ることも可能といわれています。

為替ディーラーはどんな働き方をするの?

為替ディーラーは忙しく働くことを覚悟

・為替ディーラーの勤務は不規則になりがち



外国為替の取引は、世界の各国で行われているため、為替市場は24時間動いています。

取引はコンピューターで行われており、為替相場の変動を見ながら利益が出るタイミングをのがさずに取引を行うためには、常に相場の動きや政治の状況(じょうきょう)に注意をはらわなければなりません。

勤務時間は不規則になりがちで、体力も精神力も求められます。


相場が変動しやすい時期には休みがとりづらく、逆に落ち着いている時期にはまとめて休む人もいるようです。


・為替ディーラーは、転職によるキャリアアップができる代表的な職種



国内の銀行や証券会社などの金融(きんゆう)機関では、入社後に本人の適性や希望で配属が決まります。

外資系金融機関では、専門職として募集(ぼしゅう)することが多いようです。

為替に限らず、ディーラーは転職を通じてキャリアアップができる代表的な職種なので、転職する人も多くいます。

外資系金融機関では、実力に応じて、高収入も期待できます。
為替ディーラーはどんな人に向いているの?

為替ディーラーには情報を集める力がある人に向いている

為替相場は、政治や経済の動きに強く影響(えいきょう)を受けます。
今まさに世界で起こっているさまざまな変化を敏感(びんかん)に感じ取り、ときには外国のディーラーとも情報交換(こうかん)をしながら必要な情報を集めることができる情報力が必要です。
さらに、為替市場において取引が活発になるときは、数秒で億単位のお金が動くこともあるため、集中力やスピーディーかつ大胆(だいたん)な決断力に加え、プレッシャーに耐(た)えられる強い心と長時間の取引にも耐えられる体力も求められます。

為替ディーラーの将来展望は?

為替ディーラーの将来は?様々な金融商品の登場でニーズは高まる

為替の変動や金利の自由化で、為替取引だけでなく、為替取引から生まれた新しい金融商品(先物取引、スワップ取引、オプション取引など)を扱(あつか)う機会が増えてきています。
今後も経済の動きや、扱う商品の種類の変化に合わせたすばやい対応のできる人が求められるでしょう。

為替ディーラーにはこうすればなれる!

為替ディーラーになるには?銀行や証券会社などに入社する

外国為替の売買取引を行う銀行や証券会社などでは、一般採用のほかに、職種ごとの採用も行われており、入社してすぐに為替部門で活躍(かつやく)することも可能です。
為替ディーラーになるために優遇(ゆうぐう)される資格はとくにありませんが、国際的な業務であることから、英語などの語学力が求められます。
一般入社した場合は、すぐに専門の部署に配属されることは少なく、さまざまな仕事を経験した後、本人の希望や適性で配属が決められることが多いようです。


為替ディーラーは、世界のさまざまな金融情報に触れられる、外国為替市場の最前線にいる仕事と言えるでしょう。
自分から政治・経済・市場の需要(じゅよう)などの情報を集め、数秒単位で大きな金額が動く取引をすることに魅力(みりょく)を感じられる人におすすめの仕事です。