客にすばらしい舞台を見せる、バレエのスペシャリストです。
バレエダンサーの仕事は、バレエの公演に出演して客を感動させる踊りを踊ることです。
バレエの作品は19世紀に生まれた「白鳥の湖」などのクラシック・バレエや、「ボレロ」などのモダン・バレエ、さらに現代も新しいものが生まれて続けています。
バレエダンサーはバレエ団の公演に合わせて、さまざまな作品を理解し完ぺきに踊ることが求められます。
そのため、体をつくり、高度なテクニックを身につけるための練習は欠かせません。
作品の理解のために、原作や音楽も研究します。
年間の公演数は、所属するバレエ団によってさまざまです。
国内での公演のほかに、海外公演を行うバレエ団もあります。
バレエ団に入団し、公演の合間にレッスンを続けて実力を保ち続けます。
国内外で公演を行い、多くの客を集められるバレエ団は、日本にはそれほど多くありません。
一つの団体にはおよそ50人から80人のバレエダンサーが所属していて、年1回程度の入団試験を行うところが多いようです。
それに合格してバレエ団に所属する人がほとんどですが、バレエ団に所属していない、フリーのバレエダンサーもいます。
バレエ団の団員は、ふつう、午前中にバーを使うなどの基礎レッスンを受け、午後から公演に合わせた練習に参加します。
そこで、振付師や芸術監督といっしょに、公演に向けて作品をつくっていきます。
バレエダンサーは、スポーツ選手と同じように体力や技術がおとろえると引退し、バレエ団やバレエ教室の講師になる人が多いようです。
プロのバレエダンサーとしての技術や才能も大切ですが、それを支えるための日々の厳しい練習にまじめに取り組む姿勢も求められます。
また、作品や振り付けについて常に研究し、上手になろうという向上心も必要です。
バレエの舞台は優雅に見えますが、それを踊るには人並み以上の体力と、体調や体重などの体の管理ができることが必要です。
舞台をいっしょにつくる団員との協調性も欠かせません。
日本のバレエダンサーの世界進出は増えるでしょう。
日本でもバレエ教室に通う人やバレエの舞台を楽しむ人が増えていますが、国内でバレエダンサーの仕事についている人は、まだあまり多くありません。
一方、バレエの国際的なコンクールで入賞する日本人や、世界の有名なバレエ団で活躍する日本人は増えており、日本のバレエダンサーの技術は高くなりました。
今後もこの傾向が続けば、世界を舞台に活躍する日本人バレエダンサーが増えることが期待されます。
国内または海外のバレエ団の入団試験に合格し、プロとして活動します。
国内または海外のバレエ団の入団試験に合格し、プロとして活動します。
バレエダンサーを目指す人は、幼児や小学生のころからバレエ教室に通い、国内や外国のコンクールに挑戦したりすることが多いようです。
そこで実力を身につけ、日本のバレエ団の入団試験に合格して、そのバレエ団に所属して活動します。
中には海外のバレエ学校に留学して、外国のコンクールで入賞するなど力が認められ、海外のバレエ団で活躍したりする人もいます。